アカデミー賞【2027年】

ノミネート予想

2027年(第99回)アカデミー賞のノミネート予想の一覧。日本、フランス等の合作映画「急に具合が悪くなる」で濱口竜介旋風の再来なるか。ノミネート発表は1月21日。授賞式は3月14日(日本時間3月15日)です。(アワードウォッチ編集部)

ノミネート予想

※公開済み作品の中から予想。「ディガー」「オデュッセイア」「デューン 砂の惑星3」など未公開の注目作は予想に入れていません(視覚効果賞、美術賞など一部技術部門除く)

作品、監督、主男、主女、助男、助女、脚本、 脚色、アニメ、ドキュ、 国際、撮影、視覚効果、編集、配役、歌曲、作曲、衣装、美術、メイク、音響
部門 ノミネート予想 詳細
作品賞 急に具合が悪くなる

  【ノミネート予想】
  • 「急に具合が悪くなる」(濱口竜介監督)
  • 「ブラック・ボール」
  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

※今回のオスカーの注目点の一つは、濱口竜介監督旋風が再び起きるかどうか。とりわけ、「ドライブ・マイ・カー」(2021年)に続く作品賞ノミネート入りの成否が、最大の焦点となる。
ドライブ・マイ・カーは、濱口監督の独特の話法が一部のアカデミー会員に熱烈に支持された。
今回の「急に具合が悪くなる」は、アート作品としてのインパクトはドライブ・マイ・カーに及ばないかも知れない。実際、メタクリティックの点数は今のところ「87」で、「91」だったドライブ・マイ・カーに比べて若干劣る。
とはいえ、今作は「テーマの切実さ(身近さ)」「普遍性」という強みがある。老い、病、介護、死、看取り、友情、ケアという、誰にとっても避けられない問題を扱い、誰にでも響きやすい。
「素直に感動できる」「普通に泣ける」という点でも、ドライブ・マイ・カーより勝るとの声が多い。3時間16分という長尺なのに、一般観客のスコアが極めて高いのもその証左。それでいて、芸術性や独創性を犠牲にしているという受け止めは少ない。
難点は「理想主義」「知的エリート主義」的な傾向がやや鼻につくとされる点か。認知症介護の過酷な現場を知る人にとっては「呑気すぎる」「上から目線」と受け止められかねず、前半部分の資本主義批判も少なからず教条的。
とはいえ、進歩的思想が片隅に追いやられつつある今日の世界(米国含む)において、あえて理想論を掲げて現実社会にぶつかっていく登場キャラ及び制作陣の姿勢が、むしろ高評価につながる可能性もある。
監督賞 濱口竜介

  【ノミネート予想】
  • 濱口竜介
    「急に具合が悪くなる」
  • アンドレイ・ズビャギンツェフ
    「ミノタウロス」
主演男優賞 ジャファー・ジャクソン

  【ノミネート予想】
  • ジャファー・ジャクソン
    「マイケル」
主演女優賞 ビアジニ・エフィハ

  【ノミネート予想】
  • ビアジニ・エフィハ
    「急に具合が悪くなる」
助演男優賞 バリー・キオガン

  【ノミネート予想】
  • バリー・キオガン
    「クライム101」
    ※頭脳の弱いチンピラを好演。衝動、劣等感、承認欲求、暴力性で動くサイコぶりが全開。抑制された犯罪ドラマで「異物」として機能し、登場するとスクリーンの空気感が変わる。
助演女優賞 ペネロペ・クルス

  【ノミネート予想】
  • ペネロペ・クルス
    「ブラック・ボール」
    ※1937年のスペイン内戦下のキャバレー芸人を演じた。出番は長くないが、歌と踊りで兵士たちを魅了するシーンが、観客に強いインパクトを与える。
  • ザンドラ・フラ
    「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
  • 岡本多緒(たお)
    「急に具合が悪くなる」
脚本賞 オブセッション 災愛

  【ノミネート予想】
  • 「オブセッション 災愛」
  • 「フィヨルド」
脚色賞 急に具合が悪くなる

  【ノミネート予想】
  • 「急に具合が悪くなる」
  • 「ブラック・ボール」
アニメ賞 トイ・ストーリー5

  【ノミネート予想】
  • 「トイ・ストーリー5」
国際映画賞 急に具合が悪くなる

  【ノミネート予想】
  • 「急に具合が悪くなる」
    (日本代表?)
  • 「ブラック・ボール」
    (スペイン代表)
  • 「ミノタウロス」
    (フランス代表?)
  • 「ファーザーランド」
    (ポーランド代表)
  • 「フィヨルド」
    (カンヌ国際映画祭パルムドール枠)
ドキュメンタリ賞 アメリカン・ドクター

  【ノミネート予想】
  • 「アメリカン・ドクター」
撮影賞 ファーザーランド

  【ノミネート予想】
  • 「ファーザーランド」
  • 「ブラック・ボール」
視覚効果賞 プロジェクト・ヘイル・メアリー

  【ノミネート予想】
  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
    ※異星人「ロッキー」の表現などが高評価。実物の人形やロボットやアニマトロニクスを現場に置き、それを基礎にして、あとからCGで動き、表情、質感を加えた。主演ライアン・ゴスリングは、常に実在するロッキーの人形に向かって会話をしていた。
    作品全体で約2000ショットのVFXがあったという。
  • 「ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)」
  • 「デューン 砂の惑星3」
編集賞 ブラック・ボール

  【ノミネート予想】
  • 「ブラック・ボール」
配役賞 ブラック・ボール

  【ノミネート予想】
  • 「急に具合が悪くなる」
  • 「ブラック・ボール」
  • 「フィヨルド」
  • 「クライム101」
歌曲賞 「トイ・ストーリー5」
 曲『I Knew It, I Knew You』

(歌手:テイラー・スウィフト)

  【ノミネート予想】
  • 「トイ・ストーリー5」
  • 「プラダを着た悪魔2」
作曲賞

  【ノミネート予想】
  • 「ディスクロージャー・デイ」(ジョン・ウィリアムズ)
  • 「オデュッセイア」
  • 「ブラック・ボール」
衣装デザイン賞 ブラック・ボール

  【ノミネート予想】
  • 「ブラック・ボール」
  • 「Michael/マイケル」
美術賞 オデュッセイア

  【ノミネート予想】
  • 「オデュッセイア」
  • 「ブラック・ボール」
メイク&ヘア賞 マイケル

  【ノミネート予想】
  • 「Michael/マイケル」
    ※主演ジャファー・ジャクソンを、時代ごとのマイケルに変化させるうえで、重要な役割を果たした。顔、髪型、肌の見え方、衣装との一体感などを評価する声が出た。「スリラー」「Bad」のミュージックビデオの再現も好評。一方で、「鼻の処理が不自然だ」との批判もある。オスカー受賞歴のあるビル・コルソが担当。
音響賞 プロジェクト・ヘイル・メアリー

  【ノミネート予想】
  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
  • 「ブラック・ボール」
  • 「Michael/マイケル」


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