2022年オスカーの選考・発表・放送の日程

2022年のアカデミー賞は、3月下旬に開催となりました。 また、前回緩和されたルールがそのまま適用され、 劇場公開されずに動画配信のみとなった作品も、選考対象に含まれることになりました。

日時 スケジュール
主要部門のエントリー申請の期限 2021年11月15日(月)
仮投票の開始 2021年12月10日午前9時
仮投票の終了 2021年12月15日午後5時
候補作の候補(ショートリスト)発表 2021年12月21日(火)
選考対象となる作品の公開日の期限 2021年12月31日(金)
ノミネート投票開始 2022年1月27日(木)
ノミネート投票終了 2022年2月1日(火)
ノミネート発表 2022年2月8日(火)
最終投票開始 2022年3月17日(木)
最終投票終了 2022年3月22日(火)
授賞式(結果発表) 2022年3月27日(日)

作品賞の予想

候補者 説明
ナイトメア・アレイ

(米国公開:2021年12月)
スリラー映画。 巡回ショーの芸人が主人公。 この芸人が、女性精神科医と出会う。 そして、危険な道へと走っていく。

ギレルモ・デル・トロが監督を務める。 トロ監督は「シェイプ・オブ・ウォーター(2017年)」でオスカー作品賞と監督賞を受賞した。 メキシコ人。日本の怪獣が大好きなオタクとして知られる。

オスカー争いの最強集団として君臨する米配給会社サーチライトの今季イチオシ。

主演はブラッドリー・クーパー。 危ない女性精神科医を、オスカー大女優のケイト・ブランシェットが演じる。
Soggy Bottom(ソギー・ボトム)

(米国公開:2021年11月26日)
1970年代、俳優になった高校生を描く。

監督:ポール・トーマス・アンダーソン

出演:
ブラッドリー・クーパー

ウエスト・サイド・ストーリー

(日米同時公開:2021年12月10日)

 予告編(英語)→
スティーブン・スピルバーグ監督。

米ニューヨークの超有名なミュージカル劇の映画化。 最初に映画化された1960年の「ウエスト・サイド物語」以来、60年ぶり。 このときはアカデミー賞で作品賞など10部門を独占した。 ミュージカル映画の最高傑作の一つと言われる。

主演男優はアンセル・エルゴート。 日本の暴力団の闇に迫る姿を描く米テレビドラマ「Tokyo Vice(2021年)」(マイケル・マン監督、HBO)にも主演することが決まっている。 Tokyo Viceの原作は、読売新聞の警察担当記者だった米国人ジェイク・エーデルスタインのノンフィクション本。

ヒロインのマリア役はレイチェル・ゼグラー。
DUNE/デューン 砂の惑星

(日本公開:2021年10月15日)


 予告編→
ベネチア国際映画祭に出品。

SF大作。「ブレードランナー2049」「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。 主演は、ティモシー・シャラメ。

2部構成の映画の第一弾と位置づけられている。
ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)

(米国公開:2021年11月24日)

 予告編(英語)→
監督:リドリー・スコット

出演:
レディー・ガガ
アダム・ドライバー
ジャレッド・レト
アル・パチーノ

製作会社:MGMほか

配給:ユニバーサルほか
The Power of the Dog(パワー・オブ・ドッグ) ベネチア国際映画祭とトロント国際映画祭に出品。英BBCフィルムなどが製作し、ネットフリックス(Netflix)が配給権を取得した。

アメリカの田舎の牧場を舞台に、牧場主が弟の妻に対してハラスメント攻撃を仕掛ける。

監督は、「ピアノ・レッスン」で知られるジェーン・カンピオン(ニュージーランドの著名な女性監督)。
Tick, Tick...Boom!

(2021年、ネットフリックス配信)

 予告編(英語)→
ミュージカル。

監督:リン・マニュエル・ミランダ

ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野

(2021年、ネットフリックス配信)

 予告編→

 Netflixの配信ページ→
西部劇映画。

監督:ジェイムズ・サミュエル

出演:
ジョナサン・メジャース
イドリス・エルバ
ザジー・ビーツ
ラキース・スタンフィールド デルロイ・リンド
ー レジーナ・キング

プロデューサー:ジェイ・Zほか
CODA

(米国公開:2021年8月13日)


 予告編(英語)→
2021年1月のサンダンス国際映画祭で、グランプリを受賞した。 観客賞も受賞し、2冠となった。 ちなみに前年のサンダンスは「ミナリ」が2冠を獲得した。

2014年のフランス映画のリメイク。

配給は、アップルTV
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」

 予告編(英語)→

米国公開:2021年10月22日、日本公開:2022年
ジャンルは、コメディ/ドラマ。 米国カンサス州の架空の新聞のフランス支局にスポットを当てている。 20世紀のフランスの架空の街が舞台。 ある記者が独立し、雑誌「ザ・フレンチ・ディスパッチ」を立ち上げることになる。 3つのストーリーで構成される。 カンヌ国際映画祭に出品される予定だった。 しかし、コロナウイルス流行によって映画祭が中止になってしまった。

監督は、ウェス・アンダーソン。 アンダーソン氏は、「グランド・ブダペスト・ホテル」を大成功させたことで有名。同作は、2014年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた。 その後、アニメ映画「犬ヶ島」を監督。ベルリン国際映画祭の監督賞(銀熊賞)を受賞し、アカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされた。 このほか、「ムーンライズ・キングダム(2021年)」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年)」では、それぞれ脚本賞にノミネートされた。 「ファンタスティック Mr.FOX(2009年)」も長編アニメ賞にノミネートされている。

50歳を過ぎたばかりだが、多彩な実績を持ち、クオリティの安定度も高い。 アカデミー賞にノミネートされる確率が高い監督である。

なお、英BBCの2016年の投票では、 「グランド・ブダペスト・ホテル」 「ムーンライズ・キングダム」 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 の3作品が、「21世紀の最も偉大な映画ランキング」に入った。

アンダーソン監督は「ニューヨーカー誌」が大好きで、 同誌に対する愛情にインスパイアされたという。

大勢の有名な役者が出演する「アンサンブル・キャスト」である。 メインの俳優は、ビル・マーレイ、ベニチオ・デル・トロ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ティルダ・スウィントン、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディなど。 実に豪華な顔ぶれだ。

配給は、オスカーで常連のサーチライト・ピクチャーズ(旧フォックス・サーチライト)。2019年にディズニーがFOXを買収したことで、サーチライトもディズニーの子会社になった。
ビーング・ザ・リカードス(Being the Ricardos)

(アマゾン)
監督:アーロン・ソーキン

出演:
ニコール・キッドマン
ハビエル・バルデム

1950年代のアメリカの国民的なテレビドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」に出演した夫婦の描く。 主演女優ルシル・ボールと、その夫で主演男優のデジ・アーナズ。 2人は、危機的な状況に出会う。
Blue Bayou(ブルー・バイユー)

(米国公開:2021年9月17日)
韓国系アメリカ人の俳優ジャスティン・チョンが、監督と主演を務める。脚本も自分で書いた。

配給はフォーカス。
Don't Worry Darling(ドント・ウォーリー・ダーリン)

(ワーナー)
人気歌手ハリー・スタイルズと、有力若手女優フローレンス・ピューが共演。オリヴィア・ワイルド監督
エンカント(Encanto)

(米国公開:2021年11月24日)
ディズニーのアニメ映画。「ズートピア」の監督コンビ。南米コロンビアの魔法一家描く。
フリー(Flee)

(ネオン)