アカデミー賞の国際映画賞(旧:外国語映画賞)の一覧です。 歴代の受賞作品とノミネート。
年 | 受賞作 | 国 | |
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2025 |
【予想】「エミリア・ペレス」
(国:フランス) |
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2024 |
「関心領域」
(ドイツ語/国:イギリス) |
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2023 | 「西部戦線異状なし」 | ドイツ | 詳細▼ |
2022 | 「ドライブ・マイ・カー」 | 日本 | 詳細▼ |
2021 | 「アナザーラウンド」 | デンマーク | 候補▼ |
2020 | 「パラサイト 半地下の家族」 | 韓国 | 候補▼ |
2019 | 「ROMA/ローマ」 | メキシコ | 候補▼ |
2018 | 「ナチュラルウーマン」 | チリ | 候補▼ |
2017 | 「セールスマン」 | イラン | 候補▼ |
2016 | 「サウルの息子」 | ハンガリー | 候補▼ |
2015 | 「イーダ」 | ポーランド・デンマーク | 候補▼ |
2014 | 「グレート・ビューティー 追憶のローマ」 | イタリア | 候補▼ |
2013 | 「愛、アムール」 | オーストリア | 候補▼ |
2012 | 「別離」 | イラン | 候補▼ |
2011 | 「未来を生きる君たちへ」 | デンマーク | 候補▼ |
2010 | 「瞳の奥の秘密」 | アルゼンチン | 候補▼ |
2009 | 「おくりびと」 | 日本 | 詳細▼ |
2008 | 「ヒトラーの贋札」 | オーストリア | 候補▼ |
2007 | 「善き人のためのソナタ」 | ドイツ | 候補▼ |
2006 | 「ツォツィ」 | 南アフリカ | 候補▼ |
2005 | 「海を飛ぶ夢」 | スペイン | 候補▼ |
2004 | 「みなさん、さようなら。」 | カナダ | 候補▼ |
2003 | 「名もなきアフリカの地で」 | ドイツ | 候補▼ |
2002 | 「ノー・マンズ・ランド」 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 候補▼ |
2001 | 「グリーン・デスティニー」 | 台湾 | 候補▼ |
2000 | 「オール・アバウト・マイ・マザー」 | スペイン | 候補▼ |
年 | 受賞作 | |
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2022 |
「ドライブ・マイ・カー」
監督:濱口竜介 【配信:アマゾン】 |
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2009 |
「おくりびと」
監督:滝田洋二郎 【配信:アマゾン】 | 詳細▼ |
1976 |
「デルス・ウザーラ」
※ロシア・日本合作 監督:黒澤明 |
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1956 |
「宮本武蔵」
監督:稲垣浩 【配信:アマゾン】 | 詳細▼ |
1955 |
「地獄門」
監督:衣笠貞之助 【配信:アマゾン】 | 詳細▼ |
1952 |
「羅生門」
監督:黒澤明 【配信:アマゾン】 | 詳細▼ |
年 | ノミネート作品 | |
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2024 |
「パーフェクト・デイズ」
監督:ビム・ベンダース |
候補▼ |
2019 |
「万引き家族」
監督:是枝裕和 【配信:アマゾン】 |
候補▼ |
2004 |
「たそがれ清兵衛」
監督:山田洋次 【配信:アマゾン→】 | 候補▼ |
1982 |
「泥の河」
監督:小栗康平 【配信:アマゾン→】 | 候補▼ |
1981 |
「影武者」
監督:黒澤明 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1976 |
「サンダカン八番娼館・望郷」
監督:黒澤明 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1972 |
「どですかでん」
監督:黒澤明 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1968 |
「智恵子抄」
監督:中村登 | 候補▼ |
1966 |
「怪談」
監督:小林正樹 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1965 |
「砂の女」
監督:勅使河原宏 【DVD(Amazon)→】 | 候補▼ |
1964 |
「古都」
監督:中村登 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1962 |
「永遠の人」
監督:木下恵介 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
1958 |
「ビルマの竪琴」
監督:市川崑 【配信:アマゾン】 | 候補▼ |
国際映画賞は、英語以外の映画が対象です。 当初は「特別賞」「名誉賞」などと呼ばれていましたが、 1957年から「外国語映画賞」という名前になりました。 さらに、2020年から「国際長編映画賞」(International Feature Film)という名称に変更されました。
日本映画では、1952年に巨匠・黒澤明監督の「羅生門」が受賞。 1955年には衣笠貞之助監督の「地獄門」が獲得しました。 さらに、翌年の1956年には稲垣浩監督の「宮本武蔵」が選ばれ、 2年連続で邦画が受賞するという快挙を成し遂げました。 その後、1975年に黒澤明監督のソ連(現ロシア)映画「デルス・ウザーラ」が受賞したものの、 日本映画は受賞から遠ざかっていました。 2009年、滝田洋二郎監督の「おくりびと」が久しぶりに受賞。 2022年に「ドライブ・マイ・カー」が受賞しました。 (オスカー・ウォッチ編集部)
国際映画賞にノミネートされるためには、 まず母国の代表として選ばれる必要があります。 各国の代表は、それぞれの国の映画団体が選びます。 1国につき1作品だけです。
主催団体の米国アカデミー協会(AMPAS)は、 各国の代表作品の中から、 最終候補を10作品ほど選びます。 これは「ショートリスト」と呼ばれます。 このショートリストの中から、 アカデミー会員の投票によって、 ノミネートの5本が選定されます。
日本の代表は「日本映画製作者連盟」(略称・映連)が選ぶことになっています。 この団体は、東映、東宝、松竹、KADOKAWAの映画配給大手4社で構成されます。 1996年、「Shall we ダンス?」が日本代表に選ばれない、という事件が起きました。
2022年の日本代表は「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が選ばれました。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品です。
| 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
(2020年代 | 2010年代↓)
年 | 受賞 | ノミネート | |||||||
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2024 |
「関心領域」
国:イギリス(ドイツ語) 1990年代にジャミロクワイの音楽ビデオを撮ったことで知られる英国の鬼才ジョナサン・グレイザー監督の10年ぶりの新作映画。 作家性が強い独創的な作品。 大衆娯楽性は低いが、 コアなシネフィルから絶大な支持を得た。 PGAの10本に入るカンヌ国際映画祭で「落下の解剖学」との接戦の末、2位(グランプリ)となった。米国の賞レースでも、ロサンゼルス批評家賞など権威の高い賞で作品賞や監督賞を次々と獲得。ハリウッドの大作を選ぶ傾向が強いPGA(全米プロデューサー組合賞)でも作品賞にノミネートされるというサプライズまで起こした。ナチス収容所の隣人ユダヤ人大量虐殺が行われた独ナチスのアウシュビッツ強制収容所。 その隣の邸宅が主な舞台となる。 ナチス幹部である収容所の所長一家が、この邸宅に入居し、生活を始める。塀の向こうで行われているナチスの虐殺行為は画面には映さない。 ただ、時折、銃声や悲鳴が聞こえてくる。 それでも一家は、絵に描いたような幸せな暮らしを送る。 鮮烈なコントラストで異常さを際立たせる。 音で想像力を喚起させる「見せない演出」が絶賛された。 固定カメラにより長回しを多用。 ドラマチックにしない演出も注目された。 【結果】
監督:ジョナサン・グレイザー(英国人) 公開日:2024年5月24日 英題:The Zone of Interest 言語:ドイツ語 製作国:英国、ポーランド 配給:A24 ■評点:ロッテン93%、IMDb7.6 【前哨戦での受賞】 ・カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ) ・ロサンゼルス批評家賞 作品賞&監督賞&主演賞&音楽賞 ・全米映画批評家協会賞(NSFC)監督賞 ・トロント批評家賞 作品賞&監督賞 ・サンフランシスコ批評家賞 監督賞 ・女性映画ジャーナリスト同盟 作品賞 ・ボストン批評家賞 監督賞&脚色賞 ・英国アカデミー賞 非英語作品賞&英国作品賞&音響賞の3冠 ・シカゴ批評家賞 外国語映画賞 <▼受賞スピーチ> 動画集を開く▼<カンヌ上映後の客席の反応▼> |
※2024年の全部門→ |
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2023 |
「西部戦線異状なし」
国:ドイツ ドイツ語の戦争映画。原作はドイツ生まれの作家エリッヒ・レマルクが1929年に出版したベストセラー小説。 ハリウッドのスタジオが92年前にも映画化しており、そのときはアカデミー作品賞(1931年)を受賞した。 今回、小説の母国ドイツでの初の映画化となった。第一次世界対戦の残忍さを世界に伝えた反戦ストーリーが、現代の最高レベルの映画技術で蘇った。 ドイツ軍の志願兵として戦線に乗り込んだ主人公が、塹壕(ざんごう)での毒ガス、機関銃、戦車など思いもかけなかった凄惨な経験を重ねる。 ロシアの対ウクライナ侵略戦争による悲劇が日々伝えられるなか、極めて生々しく、心に突き刺さる上質な一本として支持を集めた。 前年の「ドライブ・マイ・カー」(日本)のように、作品賞と国際映画賞のダブルノミネートを果たした。技術部門でも票を集め、計9部門での候補入り。このうち4部門で受賞した。 外国語映画として異例の強さを見せた。Netflixの本年度イチオシだった。 監督:エドワード・ベルガー 配給:ネットフリックス 【前哨戦での受賞】 ・英国アカデミー賞 非英語作品賞 【配信:ネトフリ】 |
※2023年の全部門→ |
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2022 |
「ドライブ・マイ・カー」
【日本】 (濱口竜介監督) 日本映画として2009年の「おくりびと」以来13年ぶりの国際映画賞。 通算6作目(ロシアが出資した黒澤明監督「デルス・ウザーラ」を含む) 本作は、国際映画賞のほかに、作品賞、監督賞、脚色賞の主要3部門にもノミネートされた。このうち作品賞ノミネートと脚色賞ノミネートは、邦画として史上初めての快挙だった。 【作品の紹介→】 【受賞歴→】 過去の日本映画の受賞作→ 予告編→ 動画配信(アマゾン)→ |
※2022年の全部門→ |
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2021 |
「アナザーラウンド」 (デンマーク) (公開:2021年9月3日) ・予告編→ ・町山ラジオ解説→ 日本からは「朝が来る」(河瀬直美監督)が出品されました。しかし、予選段階で落選。ノミネート候補作品(ショートリスト)に入りませんでした。 |
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2020 |
「パラサイト 半地下の家族」
(韓国) 公開:2020年1月10日 ・予告編→ ・字幕版(Amazon)→ ・吹替版(Amazon)→ |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2025年の全部門(特集ページ)→ | 2024年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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2019 | 「ROMA/ローマ」 (メキシコ) (公開:2018年12月からNetflixで配信) ・予告編→ ・Netflix→ アルフォンソ・キュアロン監督が、自身の少年期を投影して製作したNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。中産階級の家で家政婦をする女性を通して、政治的混乱の渦中にあった1970年初頭のメキシコでの1年を描く。アカデミー賞では、外国語映画賞のほか、監督賞など計3部門を受賞した。主演は本作で女優デビューを果たしたヤリッツァ・アパリシオ。 |
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2018 | 「ナチュラルウーマン」 (チリ) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2017 | 「セールスマン」 (イラン) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2016 | 「サウルの息子」 (ハンガリー) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2015 | 「イーダ」 (ポーランド・デンマーク) |
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2014 | 「グレート・ビューティー 追憶のローマ」 (イタリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2013 | 「愛、アムール」 (オーストリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2012 | 「別離」 (イラン) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2011 | 「未来を生きる君たちへ」 (デンマーク) |
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2010 | 「瞳の奥の秘密」 (アルゼンチン) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2025年の全部門(特集ページ)→ | 2024年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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2009 | 「おくりびと」
(日本) 監督:滝田洋二郎 死者を送る美しい所作にあふれた儀式や尊厳、そしてユーモアにあふれた一作。世界共通の共感を得た。 リストラされて故郷に戻ってきた元チェリストが、ひょんなことから納棺師に転職した。納棺師とは、遺体にきれいな死に化粧をし、死に装束を着せて、ひつぎに納める仕事である。 主演の本木雅弘(当時43歳)は、俳優という枠を越えて、本作の推進役となった。十数年前に訪れたインドで死者を見送る儀式を目にし、生と死が隣り合う死生観を体感した。その後、「納棺」の世界を知り、映画化の構想を温め、実現のため奔走した。 ・Amazonビデオ→ ・予告編→ |
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2008 | 「ヒトラーの贋札」 (オーストリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2007 | 「善き人のためのソナタ」 (ドイツ) |
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2006 | 「ツォツィ」 (南アフリカ) |
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2005 | 「海を飛ぶ夢」 (スペイン) |
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2004 | 「みなさん、さようなら。」 (カナダ) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2003 | 名もなきアフリカの地で (ドイツ) |
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2002 | ノー・マンズ・ランド (ボスニア・ヘルツェゴビナ) |
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2001 | グリーン・デスティニー (台湾) |
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2000 | オール・アバウト・マイ・マザー (スペイン) |
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| 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990 |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2025年の全部門(特集ページ)→ | 2024年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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1989 | ペレ (デンマーク) |
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1988 | バベットの晩餐会 (デンマーク) |
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1987 | 追想のかなた (オランダ) |
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1986 | オフィシャル・ストーリー (アルゼンチン) |
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1985 | La Diagonale du fou (スイス) |
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1984 | ファニーとアレクサンデル (スウェーデン) |
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1983 | Volver a empezar (スペイン) |
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1982 | メフィスト (ハンガリー) |
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1981 | モスクワは涙を信じない (ソビエト連邦) |
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1980 | ブリキの太鼓 (西ドイツ) |
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| 1979 | 1978 | 1977 | 1976 | 1975 | 1974 | 1973 | 1972 | 1971 | 1970 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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1979 | ハンカチのご用意を (フランス) |
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1978 | これからの人生 (フランス) |
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1977 | ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー (コートジボワール) |
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1976 | デルス・ウザーラ
(ロシア・日本合作) 監督:黒澤明 黒澤監督の初の海外作品。 20世紀初頭のシベリアを舞台に、探検家と、そのガイド役となった原住民猟師の絆を描く。 この作品をつくる前、黒澤監督は危機的な状況にあった。 ハリウッド映画「トラ・トラ・トラ!」の制作していた1968年、米映画会社から解任される。再起をかけて撮った「どですかでん」(1970年公開)は酷評され、興行成績もふるわなかった。 1971年の暮れ、東京都内の自宅浴室で自殺未遂事件を起した。自らの体にカミソリを突きつけた。21カ所の傷跡のうち、1つは深く肉を裂き、頸動脈ぎりぎりの所まで達していたという。 「世界の巨匠」と認められながら、映画を撮れない状況に陥った黒澤に手を差し伸べたのは、ソ連(現:ロシア)だった。仲介役となったのは、日本の独立系の洋画配給会社「ヘラルド映画」の古川勝巳社長(当時)。ヘラルドはソ連の映画を多く輸入しており、ソ連の映画界から信頼を得ていた。古川氏がソ連側に働きかけ、日ソ共同プロジェクトとして立ち上がったのだった。 黒澤明が題材として選んだのは、ロシア人探検家の記録本「デルス・ウザーラ」。厳しい自然と、狩猟民族の知恵や心を感動的に描いた名著で、黒澤は戦前の助監督時代に読んでいた。 ロケ地は零下40度の極東シベリア。過酷な撮影だった。黒澤監督は昼間は怒声をあげ、夜は部屋で泣ていたという。 苦難の末に完成した本作のオスカー獲得は、黒澤にとって劇的なカムバックとなった。どん底からはい上がった巨匠は1980年代に入ると、「影武者」「乱」という大作をものにし、海外の映画賞レースで再び大暴れした。 |
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1975 | フェリーニのアマルコルド (イタリア) |
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1974 | 映画に愛をこめて アメリカの夜 (フランス) |
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1973 | ブルジョワジーの秘かな愉しみ (フランス) |
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1972 | 悲しみの青春 (イタリア) |
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1971 | 殺人捜査 (イタリア) |
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1970 | Z (アルジェリア) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2025年の全部門(特集ページ)→ | 2024年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1969 | 1968 | 1967 | 1966 | 1965 | 1964 | 1963 | 1962 | 1961 | 1960 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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1969 | 戦争と平和 (ソビエト連邦) |
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1968 | 厳重に監視された列車 (チェコスロバキア) |
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1967 | 男と女 (フランス) |
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1966 | 大通りの店 (チェコスロバキア) |
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1965 | 昨日・今日・明日 (イタリア) |
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1964 | 8 1/2 (イタリア) |
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1963 | シベールの日曜日 (フランス) |
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1962 | 鏡の中にある如く (スウェーデン) |
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1961 | 処女の泉 (スウェーデン) |
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1960 | 黒いオルフェ (フランス) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2025年の全部門(特集ページ)→ | 2024年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1959 | 1958 | 1957 | 1956 | 1955 | 1954 | 1953 | 1952 | 1951 | 1950 |
年 | 受賞 | ノミネート |
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1959 | ぼくの伯父さん (フランス) |
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1958 | カビリアの夜 (イタリア) |
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1957 | 道 (イタリア) |
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名誉賞の時代には、ノミネートはありませんでした。
年 | 受賞作品 | |
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1956 | 「宮本武蔵」
(日本) 監督:稲垣浩 戦前からたびたび映画化されていた吉川英治の剣豪小説に、稲垣浩監督が挑んだ。 主演は三船敏郎。 関ヶ原の合戦に参加した宮本武蔵。戦いに敗れ、無類(ぶらい)の徒になる。 帰郷するや乱暴の限りを尽くす。 やがて捕らえられて処刑を待つ身となる。 だが、僧侶に救われ、人の道に目覚め、剣の修行をすべく放浪の旅に出る。 動画配信(Amazon)→ |
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1955 | 「地獄門」
(日本) 監督:衣笠貞之助 衣装デザイン賞と併せて2冠。日本映画で史上唯一の2冠。 平清盛が権勢をふるう時代、反清盛派が都で反乱を起こす。 上皇の妹を救うため身代わりを乗せた牛車が都を後にする。 だが警護の任について盛遠は、身代わりの女性(京マチ子)に恋をし、ストーカーと化す。女性の夫との間に確執が生じる。 時代絵幕。日本初のイーストマン・カラー作品。色彩美が称賛された。 カンヌ国際映画祭で最高賞(現在のパルム・ドール)を受賞した。 動画配信(Amazon)→ |
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1954 | 表彰なし | |
1953 | 「禁じられた遊び」
(フランス) 監督:ルネ・クレマン |
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1952 | 「羅生門」
(日本) 監督:黒澤明 日本映画界にとってのオスカー第一号となった。 アカデミー賞に先立つベネチア国際映画祭では、最高賞(金獅子賞)を受賞。 日本映画の芸術性と「クロサワ」の名を、世界にとどろかせるきっかけになった。 国際的なスター俳優となる三船敏郎にとっても、海外デビューとなった。 一つの事件を複数の人間の視点で回想する。 盗賊、侍の霊、妻の三人三様の言い分は食い違う。 真実を観客に向けて問う。 後に世界の映画製作者や研究者の間で「羅生門形式」と呼ばれるようになるスタイルを打ち出した。 芥川龍之介の短編「藪(やぶ)の中」を原作とし、脚本は橋本忍と黒澤が手掛けた。 映像美も世界に衝撃を与えた。 当時、カメラを直接太陽に向けるとフィルムが焼けると言われていたが、そのタブーに挑戦した作品としても有名だ。 三船敏郎、京マチ子の熱演も見事。撮影の名手・宮川一夫も絶賛された。 動画配信(Amazon)→ |
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1951 | 「鉄格子の彼方」
(フランス、イタリア) 監督:ルネ・クレマン |
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1950 | 「自転車泥棒」
(イタリア) 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ |
(1950年代↑ | 1940年代)
年 | 受賞作品 |
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1949 | 「聖バンサン」
(フランス) 監督:モーリス・クロシュ |
1948 | 「靴みがき」
(イタリア) 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ |