受賞&ノミネート一覧

2020年代の国際長編映画賞

 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 

2020年代 | 2010年代↓

受賞 ノミネート
2024 3月11日(月)発表
  • 「関心領域」
     国:イギリス(ドイツ語)
    関心領域
    作品説明へ
    監督:ジョナサン・グレイザー
    配給:A24
    ■評点:ロッテン92%、IMDb8.1
    【前哨戦での受賞】
    ・カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ)
    ・ロサンゼルス批評家賞 作品賞&監督賞&主演賞&音楽賞
    ・全米映画批評家協会賞(NSFC)監督賞
    ・トロント批評家賞 作品賞&監督賞
    ・サンフランシスコ批評家賞 監督賞
    ・女性映画ジャーナリスト同盟 作品賞
    ・ボストン批評家賞 監督賞&脚色賞
    ・英国アカデミー賞 非英語作品賞
    ・シカゴ批評家賞 外国語映画賞
    動画集を開く▼ <カンヌ上映後の客席の反応▼>



  • 「雪山の絆(きずな)」
     国:スペイン
    雪山の絆(きずな)
    【配信:ネトフリ
    1972年、南米アンデス山中でウルグアイの学生ラグビーチームら45人を乗せた飛行機が消息を絶った。生存者の確認もできないまま、やがて捜索は打ち切りに。雪と岩だらけの4000メートル近い高地。夜半には氷点下40度にもなる過酷な極限状況。飢えや雪崩で次々と仲間が死んでいく中で、残った者たちが生存を図る。実際に起きた事故を忠実に再現した感動作。1993年にハリウッドが映画化した「生きてこそ」から30年。スペイン人のJA・バヨナ監督が、南米の俳優らを起用してスペイン語で撮った。
    動画集を開く▼ <予告編▼>


    <劇伴▼>



  • 「パーフェクト・デイズ」
     国:日本
    パーフェクト・デイズ
    (日本公開:2023年12月22日)
    ※東京都心の公衆トイレの清掃業務に従事する初老男性の物語。 黙々と働くプロ職業人の日常生活を、静かに追う。 ストーリーらしきものがなく会話も非常に少ないが、 主人公の生き様とその描き方が世界から共感を得た。
    「ベルリン・天使の詩」「パリ、テキサス」など数々の名作を送り出してきたドイツの巨匠、ビム・ベンダース監督が、東京の心象風景を美しく味わい深く表現している。
    カンヌ国際映画祭で役所広司が男優賞を獲得。 世界的な実力俳優として認知された。 表情、身ぶり、僅かなセリフで人生観を伝える。
    ユニクロのオーナー社長の息子・柳井康治氏がプロデューサーを務めた。
    東京都渋谷区内に斬新な公共トイレを17カ所設置するという日本財団のプロジェクトの一環としてつくられた。 当初は短編映画として企画され、 親日家として知られるベンダース監督にオファーしたところ、快諾。 「どうせなら長編で」という話になり、 ベンダース氏と広告作家・高崎卓馬氏(電通)が共同で脚本を書いた。 ベンダーズ監督が敬愛してやまないで巨匠・小津安二郎氏へのオマージュに満ちている。
    監督:ビム・ベンダース
    プロデューサー:ビム・ベンダース、柳井康治、高崎卓馬(電通)ほか
    主演:役所広司
    助演:石川さゆり、三浦友和、柄本時生(えもと・ときお)ほか
    言語:日本語
    製作国:日本、ドイツ
    配給:ビターズ・エンド
    米国配給:ネオン
    長さ:2時間4分
    ■評点:ロッテン92%、IMDb7.9
    【前哨戦での受賞】
    ・カンヌ国際映画祭 男優賞(役所広司)
    動画集を開く▼ <予告編▼>


    <役所広司のカンヌ受賞スピーチ▼>


    <挿入歌「パーフェクト・デイ」~歌手ルー・リード▼>


    <挿入歌「朝日のあたる家」~byアニマルズ▼>


    <挿入歌「ドック・オブ・ベイ」~歌手オーティス・レディング▼>



  • 「The Teachers' Lounge」
     国:ドイツ
    The Teachers' Lounge


  • 「イオ・カピターノ」
     国:イタリア
    マッテオ・ガローネ監督
    アフリカから欧州を目指す移民の物語
    Io Capitano

受賞作品 ノミネート
2023 「西部戦線異状なし」

西部戦線異状なし

 国:ドイツ

ドイツ語の戦争映画。原作はドイツ生まれの作家エリッヒ・レマルクが1929年に出版したベストセラー小説。

ハリウッドのスタジオが92年前にも映画化しており、そのときはアカデミー作品賞(1931年)を受賞した。 今回、小説の母国ドイツでの初の映画化となった。第一次世界対戦の残忍さを世界に伝えた反戦ストーリーが、現代の最高レベルの映画技術で蘇った。

ドイツ軍の志願兵として戦線に乗り込んだ主人公が、塹壕(ざんごう)での毒ガス、機関銃、戦車など思いもかけなかった凄惨な経験を重ねる。

ロシアの対ウクライナ侵略戦争による悲劇が日々伝えられるなか、極めて生々しく、心に突き刺さる上質な一本として支持を集めた。

前年の「ドライブ・マイ・カー」(日本)のように、作品賞と国際映画賞のダブルノミネートを果たした。技術部門でも票を集め、計9部門での候補入り。このうち4部門で受賞した。 外国語映画として異例の強さを見せた。Netflixの本年度イチオシだった。

監督:エドワード・ベルガー

配給:ネットフリックス

【前哨戦での受賞】
・英国アカデミー賞 非英語作品賞

【配信:ネトフリ
  • 「アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判」
     国:アルゼンチン
    アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判
    ※法廷ドラマ。南米アルゼンチンで軍事政権が終了した2年後の1985年、2人の弁護士が軍政による犯罪の追及に動く。
    (サンティアゴ・ミトレ監督)
    【前哨戦での受賞】
    ・ゴールデングローブ賞 非英語作品賞
    ・ベネチア国際映画祭 国際映画批評家連盟賞
    【配信:アマゾン


  • 「CLOSE/クロース」
     国:ベルギー
    Close
    ※少年2人の友情の行方
    監督:ルーカス・ドン
    (日本公開:2023年7月14日)
    ・カンヌ国際映画祭グランプリ(2位)
    ・米国映画評議会議(NBR)


  • 「EO イーオー」
     国:ポーランド
    EO
    ※主人公は一匹のロバ。活躍していたサーカス団から外の世界へ。
    (日本公開:2023年5月5日)
    ・ニューヨーク批評家賞
    ・全米映画批評家協会賞(NSFC)
    (イエジー・スコリモフスキ監督)


  • 「クワイエット・ガール(The Quiet Girl)」
     国:アイルランド
    クワイエット・ガール
    ※アイルランドの田舎の9歳の少女が主人公。貧しいのに子供が次々にできる大家族の末っ子。夏休みの間、おばの家に預けられる。

2023年の全部門→
2022 「ドライブ・マイ・カー」
【日本】
(濱口竜介監督)

 ドライブ・マイ・カー

日本映画として2009年の「おくりびと」以来13年ぶりの国際映画賞。

通算6作目(ロシアが出資した黒澤明監督「デルス・ウザーラ」を含む)

本作は、国際映画賞のほかに、作品賞、監督賞、脚色賞の主要3部門にもノミネートされた。このうち作品賞ノミネートと脚色賞ノミネートは、邦画として史上初めての快挙だった。

作品の紹介→

受賞歴→

 過去の日本映画の受賞作→

 予告編→

 動画配信(アマゾン)→
  • 「わたしは最悪。」
    【ノルウェー】
    (日本公開:2022年7月1日)
     予告編→
    説明→
     わたしは最悪。

  • 「FLEE フリー」
    【デンマーク】
    (日本公開:2022年6月10日)
     予告編→
    説明→
     フリー

  • 「Hand of God -神の手が触れた日-」
    【イタリア】
     予告編→
     Netflix→
     Hand of Gpd -神の手が触れた日

  • 「ブータン 山の教室」
    【ブータン】
     予告編→
     ブータン 山の教室

2022年の全部門→
2021 アナザーラウンド

(デンマーク)

(公開:2021年9月3日)

予告編→

町山ラジオ解説→

アナザーラウンド

日本からは「朝が来る」(河瀬直美監督)が出品されました。しかし、予選段階で落選。ノミネート候補作品(ショートリスト)に入りませんでした。
  • 少年の君
    (香港)
    (公開:2021年7月16日)
    予告編→
  • コレクティブ 国家の嘘
    (ルーマニア)
    (公開:2021年10月2日)
    予告編→
    町山解説→
  • 皮膚を売った男
    (チュニジア)
    (公開:2021年11月12日)
    予告編(英語字幕)→
  • Quo Vadis, Aida?
    (ボスニア、ヘルツェゴビナ)
2020 パラサイト 半地下の家族

 (韓国)

 公開:2020年1月10日

予告編→

字幕版(Amazon)→

吹替版(Amazon)→

パラサイト 半地下の家族

2010年代の国際長編映画賞

 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 | 

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受賞作品 ノミネート
2019 ROMA/ローマ

(メキシコ)

(公開:2018年12月からNetflixで配信)

予告編→

Netflix→

アルフォンソ・キュアロン監督が、自身の少年期を投影して製作したNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。中産階級の家で家政婦をする女性を通して、政治的混乱の渦中にあった1970年初頭のメキシコでの1年を描く。アカデミー賞では、外国語映画賞のほか、監督賞など計3部門を受賞した。主演は本作で女優デビューを果たしたヤリッツァ・アパリシオ。
2018 ナチュラルウーマン

(チリ)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
2017 セールスマン

(イラン)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
2016 サウルの息子
(ハンガリー)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
2015 「イーダ」
(ポーランド・デンマーク)
  • 裁かれるは善人のみ(ロシア)
  • 人生スイッチ(アルゼンチン)
  • トンブクトゥのウッドストック(モーリタニア、フランス)
  • タンジェリン(エストニア)
2014 グレート・ビューティー 追憶のローマ
(イタリア)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
  • オーバー・ザ・ブルー・スカイ(ベルギー)
  • 偽りなき者(デンマーク)
  • 消えた画 クメール・ルージュの真実(カンボジア)
  • オマールの壁(パレスチナ)
2013 愛、アムール
(オーストリア)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
  • コン・ティキ(ノルウェー)
  • ノー(チリ)
  • ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(デンマーク)
  • 魔女と呼ばれた少女(カナダ)
2012 別離
(イラン)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
  • ブルヘッド(ベルギー)
  • フットノート(イスラエル)
  • イン・ダークネス(ポーランド)
  • ぼくたちのムッシュ・ラザール(カナダ)
2011 「未来を生きる君たちへ」
(デンマーク)
  • BIUTIFUL ビューティフル(メキシコ)
  • 籠の中の乙女(ギリシャ)
  • 灼熱の魂(カナダ)
  • アウトサイド・ザ・ロウ(Hors-la-loi)(アルジェリア)
2010 「瞳の奥の秘密」
(アルゼンチン)
  • 悲しみのミルク(ペルー)
  • 白いリボン(ドイツ)
  • 預言者(フランス)
  • アジャミ(イスラエル)

2000年代の外国語映画賞

 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 | 

2010年代↑ | 2000年代 | 1990年代↓

受賞作品 ノミネート
2009 「おくりびと」
(日本)
 監督:滝田洋二郎

 おくりびと

死者を送る美しい所作にあふれた儀式や尊厳、そしてユーモアにあふれた一作。世界共通の共感を得た。

リストラされて故郷に戻ってきた元チェリストが、ひょんなことから納棺師に転職した。納棺師とは、遺体にきれいな死に化粧をし、死に装束を着せて、ひつぎに納める仕事である。

主演の本木雅弘(当時43歳)は、俳優という枠を越えて、本作の推進役となった。十数年前に訪れたインドで死者を見送る儀式を目にし、生と死が隣り合う死生観を体感した。その後、「納棺」の世界を知り、映画化の構想を温め、実現のため奔走した。

Amazonビデオ→

予告編→
  • 戦場でワルツを(イスラエル)
  • バーダー・マインホフ 理想の果てに(ドイツ)
  • パリ20区、僕たちのクラス(フランス)
  • Revanche(原題)(オーストリア)
2008 ヒトラーの贋札
(オーストリア)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
  • カティンの森(ポーランド)
  • 12人の怒れる男(ロシア)
  • ボーフォート -レバノンからの撤退-(イスラエル)
  • モンゴル(カザフスタン)
2007 「善き人のためのソナタ」
(ドイツ)
  • アフター・ウェディング(デンマーク)
  • とらわれの水(カナダ)
  • デイズ・オブ・グローリー(アルジェリア)
  • パンズ・ラビリンス(メキシコ)
2006 「ツォツィ」
(南アフリカ)
  • 心の中の獣(イタリア)
  • 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(ドイツ)
  • 戦場のアリア(フランス)
  • パラダイス・ナウ(パレスチナ)
2005 「海を飛ぶ夢」
(スペイン)
  • コーラス(フランス)
  • ヒトラー~最期の12日間~(ドイツ)
  • 歓びを歌にのせて(スウェーデン)
  • イエスタデイ(南アフリカ)
2004 みなさん、さようなら。
(カナダ)

予告編(Amazonビデオ字幕版)→
  • アンナとロッテ(オランダ)
  • たそがれ清兵衛(日本)
    監督:山田洋次
     動画配信(Amazon)→
  • エヴィル(スウェーデン)
  • ジェラリ(チェコ)
2003 名もなきアフリカの地で
(ドイツ)
  • アマロ神父の罪(メキシコ)
  • 過去のない男(フィンランド)
  • 英雄~HERO~(中国)
  • Zus & zo(原題)(オランダ)
2002 ノー・マンズ・ランド
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
  • アメリ(フランス)
  • ラガーン(インド)
  • サン・オブ・ザ・ブライド(アルゼンチン)
  • エリング(ノルウェー)
2001 グリーン・デスティニー
(台湾)
  • アモーレス・ペロス(メキシコ)
  • エブリバディ・フェイマス!(ベルギー)
  • この素晴らしき世界(チェコ)
  • ムッシュ・カステラの恋(フランス)
2000 オール・アバウト・マイ・マザー
(スペイン)
  • イースト/ウェスト 遥かなる祖国(フランス)
  • キャラバン(ネパール)
  • 太陽の誘い(スウェーデン)
  • ソロモン・アンド・ゲイナー(イギリス)

1990年代の外国語映画賞

 | 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990 | 

2000年代↑ | 1990年代 | 1980年代↓

受賞作品 ノミネート
1999 ライフ・イズ・ビューティフル
(イタリア)
  • 運動靴と赤い金魚(イラン)
  • セントラル・ステーション(ブラジル)
  • タンゴ(アルゼンチン)
  • El Abuelo(スペイン)
1998 キャラクター/孤独な人の肖像
(オランダ)
  • パパってなに?(ロシア)
  • ビヨンド・サイレンス(ドイツ)
  • クアトロ・ディアス(ブラジル)
  • 心の秘密(スペイン)
1997 コーリャ 愛のプラハ
(チェコ)
  • コーカサスの虜(ロシア)
  • シェフ イン ラブ(グルジア)
  • 聖なる日の裏側(ノルウェー)
  • リディキュール(フランス)
1996 アントニア
(オランダ)
  • 愛の四重奏(ブラジル)
  • あこがれ美しく燃え(スウェーデン)
  • 明日を夢見て(イタリア)
  • Poussières de vie(アルジェリア)
1995 太陽に灼かれて
(ロシア)
  • 苺とチョコレート(キューバ)
  • カストラート(ベルギー)
  • 恋人たちの食卓(台湾)
  • ビフォア・ザ・レイン(マケドニア)
1994 ベルエポック
(スペイン)
  • 青いパパイヤの香り(ベトナム)
  • ウェディング・バンケット(台湾)
  • さらば、わが愛/覇王別姫(香港)
  • Hedd Wyn(イギリス)
1993 インドシナ
(フランス)
  • ウルガ(ロシア)
  • Un lugar en el mundo(ウルグアイ) 失格
  • Deans(ベルギー)
  • Schtonk!(ドイツ)
1992 エーゲ海の天使
(イタリア)
  • 紅夢(香港)
  • 春にして君を想う(アイスランド)
  • Obecná škola(チェコスロバキア)
  • Oxen(スウェーデン)
1991 ジャーニー・オブ・ホープ
(スイス)
  • シラノ・ド・ベルジュラック(フランス)
  • 宣告(イタリア)
  • 菊豆(中国)
  • ナスティ・ガール(ドイツ)
1990 ニュー・シネマ・パラダイス
(イタリア)
  • いつでも夢を(プエルトリコ)
  • カミーユ・クローデル(フランス)
  • 追想のワルツ(デンマーク)
  • モントリオールのジーザス(カナダ)

1980年代の外国語映画賞

 | 1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980 | 

1990年代↑ | 1980年代 | 1970年代↓

受賞作品 ノミネート
1989 ペレ
(デンマーク)
  • 仮面の中のアリア(ベルギー)
  • サラーム・ボンベイ!(インド)
  • 神経衰弱ぎりぎりの女たち(スペイン)
  • ハヌッセン(ハンガリー)
1988 バベットの晩餐会
(デンマーク)
  • さよなら子供たち(フランス)
  • ホワイトウイザード(ノルウェー)
  • ラ・ファミリア(イタリア)
  • Asignatura aprobada(スペイン)
1987 追想のかなた
(オランダ)
  • アメリカ帝国の滅亡(カナダ)
  • スイート・スイート・ビレッジ(チェコスロバキア)
  • ベティ・ブルー/愛と激情の日々(フランス)
  • 38 - Auch das war Wien(オーストリア)
1986 オフィシャル・ストーリー
(アルゼンチン)
  • 赤ちゃんに乾杯(フランス)
  • パパは、出張中!(ユーゴスラビア)
  • 連隊長レドル(ハンガリー)
  • Bittere Ernte(西ドイツ)
1985 La Diagonale du fou
(スイス)
  • カミーラ(アルゼンチン)
  • Me'Ahorei Hasoragim(イスラエル)
  • Sesión continua(スペイン)
  • Voenno-polevoy roman(ソビエト連邦)
1984 ファニーとアレクサンデル
(スウェーデン)
  • 女ともだち(フランス)
  • カルメン(スペイン)
  • ル・バル(アルジェリア)
  • Jób lázadása(ハンガリー)
1983 Volver a empezar
(スペイン)
  • アルシノとコンドル(ニカラグア)
  • 解任(ソビエト連邦)
  • Coup de torchon(フランス)
  • Ingenjör Andrées luftförd(スウェーデン)
1982 メフィスト
(ハンガリー)
  • 鉄の男(ポーランド)
  • 泥の河(日本)
     動画配信(Amazon)→
  • Das Boot ist voll(スイス)
  • Tre fratelli(イタリア)
1981 モスクワは涙を信じない
(ソビエト連邦)
  • エル・ニド(スペイン)
  • 影武者(日本)
    監督:黒澤明
     予告編(Amazon)→
  • コンフィデンス/信頼(ハンガリー)
  • 終電車(フランス)
1980 ブリキの太鼓
(西ドイツ)
  • ありふれた愛のストーリー(フランス)
  • ヴィルコの娘たち(ポーランド)
  • ベニスを忘れるため(イタリア)
  • ママは百歳(スペイン)

1970年代の外国語映画賞

 | 1979 | 1978 | 1977 | 1976 | 1975 | 1974 | 1973 | 1972 | 1971 | 1970 | 

1980年代↑ | 1970年代 | 1960年代↓

受賞作品 ノミネート
1979 ハンカチのご用意を
(フランス)
  • ガラスの独房(西ドイツ)
  • 黒い耳の白い犬(ソビエト連邦)
  • 新怪物たち(イタリア)
  • ハンガリアン(ハンガリー)
1978 これからの人生
(フランス)
  • イフゲニア(ギリシャ)
  • サンダーボルト救出作戦(イスラエル)
  • 特別な一日(イタリア)
  • 欲望のあいまいな対象(スペイン)
1977 ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー
(コートジボワール)
  • 嘘つきヤコブ(東ドイツ)
  • さよならの微笑(フランス)
  • セブン・ビューティーズ(イタリア)
  • 夜と昼(ポーランド)
1976 デルス・ウザーラ
(ロシア・日本合作)
 監督:黒澤明

 デルス・ウザーラ

黒澤監督の初の海外作品。

20世紀初頭のシベリアを舞台に、探検家と、そのガイド役となった原住民猟師の絆を描く。

この作品をつくる前、黒澤監督は危機的な状況にあった。

ハリウッド映画「トラ・トラ・トラ!」の制作していた1968年、米映画会社から解任される。再起をかけて撮った「どですかでん」(1970年公開)は酷評され、興行成績もふるわなかった。

1971年の暮れ、東京都内の自宅浴室で自殺未遂事件を起した。自らの体にカミソリを突きつけた。21カ所の傷跡のうち、1つは深く肉を裂き、頸動脈ぎりぎりの所まで達していたという。

「世界の巨匠」と認められながら、映画を撮れない状況に陥った黒澤に手を差し伸べたのは、ソ連(現:ロシア)だった。仲介役となったのは、日本の独立系の洋画配給会社「ヘラルド映画」の古川勝巳社長(当時)。ヘラルドはソ連の映画を多く輸入しており、ソ連の映画界から信頼を得ていた。古川氏がソ連側に働きかけ、日ソ共同プロジェクトとして立ち上がったのだった。

黒澤明が題材として選んだのは、ロシア人探検家の記録本「デルス・ウザーラ」。厳しい自然と、狩猟民族の知恵や心を感動的に描いた名著で、黒澤は戦前の助監督時代に読んでいた。

ロケ地は零下40度の極東シベリア。過酷な撮影だった。黒澤監督は昼間は怒声をあげ、夜は部屋で泣ていたという。

苦難の末に完成した本作のオスカー獲得は、黒澤にとって劇的なカムバックとなった。どん底からはい上がった巨匠は1980年代に入ると、「影武者」「乱」という大作をものにし、海外の映画賞レースで再び大暴れした。
  • 女の香り(イタリア)
  • サンダカン八番娼館 望郷(日本)
    監督:黒澤明
     動画配信(Amazon)→
  • 約束の土地(ポーランド)
  • Actas de Marusia(メキシコ)
1975 フェリーニのアマルコルド
(イタリア)
  • 遠雷(ポーランド)
  • ルシアンの青春(フランス)
  • La Tregua(アルゼンチン)
  • Macskajáték(ハンガリー)
1974 映画に愛をこめて アメリカの夜
(フランス)
  • ルトガー・ハウアー/危険な愛(オランダ)
  • Der Fußgänger(西ドイツ)
  • Ha Bayit Berechov Chelouche(イスラエル)
  • L'Invitation(スイス)
1973 ブルジョワジーの秘かな愉しみ
(フランス)
  • A zori zdes tikhie(ソビエト連邦)
  • Ani Ohev Otach Rosa(イスラエル)
  • Mi querida señorita(スペイン)
  • Nybyggarna(スウェーデン)
1972 悲しみの青春
(イタリア)
  • 移民者たち(スウェーデン)
  • チャイコフスキー(ソビエト連邦)
  • どですかでん(日本)
    監督:黒澤明
     動画配信(Amazon)→
  • Ha Shoter Azulai(イスラエル)
1971 殺人捜査
(イタリア)
  • 哀しみのトリスターナ(スペイン)
  • 初恋(スイス)
  • ホア・ビン(フランス)
  • Paix sur les champs(ベルギー)
1970 Z
(アルジェリア)
  • カラマーゾフの兄弟(ソビエト連邦)
  • ネレトバの戦い(ユーゴスラビア)
  • モード家の一夜(フランス)
  • Ådalen '31(スウェーデン)

1960年代の外国語映画賞

 | 1969 | 1968 | 1967 | 1966 | 1965 | 1964 | 1963 | 1962 | 1961 | 1960 | 

1970年代↑ | 1960年代 | 1950年代↓

受賞作品 ノミネート
1969 戦争と平和
(ソビエト連邦)
  • 火事だよ!カワイ子ちゃん(チェコスロバキア)
  • 結婚大追跡(イタリア)
  • 夜霧の恋人たち(フランス)
  • A Pál-utcai fiúk(ハンガリー)
1968 厳重に監視された列車
(チェコスロバキア)
  • 恋は魔術師(スペイン)
  • ジプシーの唄をきいた(ユーゴスラビア)
  • 智恵子抄(日本)
    監督:中村登
  • パリのめぐり逢い(フランス)
1967 男と女
(フランス)
  • アルジェの戦い(イタリア)
  • 太陽の王子ファラオ(ポーランド)
  • ブロンドの恋(チェコスロバキア)
  • Tri(ユーゴスラビア)
1966 大通りの店
(チェコスロバキア)
  • ああ結婚(イタリア)
  • 怪談(日本)
    監督:小林正樹
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  • 歓び(スウェーデン)
  • To Homa vaftike kokkino(ギリシャ)
1965 昨日・今日・明日
(イタリア)
  • シェルブールの雨傘(フランス)
  • 砂の女(日本)
    監督:勅使河原宏
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  • Kvarteret Korpen(スウェーデン)
  • Sallah Shabati(イスラエル)
1964 8 1/2
(イタリア)
  • 古都(日本)
    監督:中村登
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  • バルセロナ物語(スペイン)
  • 水の中のナイフ(ポーランド)
  • 夜霧のしのび逢い(ギリシャ)
1963 シベールの日曜日
(フランス)
  • エレクトラ(ギリシャ)
  • サンタ・バルバラの誓い(ブラジル)
  • 祖国は誰れのものぞ(イタリア)
  • Tlayucan(メキシコ)
1962 鏡の中にある如く
(スウェーデン)
  • 永遠の人(日本)
    監督:木下恵介
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  • 価値ある男(メキシコ)
  • Harry og kammertjeneren(デンマーク)
  • Plácido(スペイン)
1961 処女の泉
(スウェーデン)
  • 真実(フランス)
  • ゼロ地帯(イタリア)
  • 第9女収容所(ユーゴスラビア)
  • Macario(メキシコ)
1960 黒いオルフェ
(フランス)
  • 戦争・はだかの兵隊(イタリア)
  • 橋(西ドイツ)
  • Paw(デンマーク)
  • Dorp aan de rivier(オランダ)

1950年代の外国語映画賞

 | 1959 | 1958 | 1957 | 1956 | 1955 | 1954 | 1953 | 1952 | 1951 | 1950 | 

1960年代↑ | 1950年代 | 1940年代↓

受賞作品 ノミネート
1959 ぼくの伯父さん
(フランス)
  • 一年の長い道(ユーゴスラビア)
  • いつもの見知らぬ男たち(イタリア)
  • Helden(西ドイツ)
  • La Venganza(スペイン)
1958 カビリアの夜
(イタリア)
  • 脱出地点(ノルウェー)
  • リラの門(フランス)
  • Nachts, wenn der Teufel kam(西ドイツ)
  • Mother India(インド)
1957
(イタリア)
  • 居酒屋(フランス)
  • ビルマの竪琴(日本)
    監督:市川崑
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  • Der Hauptmann von Köpenick(西ドイツ)
  • Qivitoq(デンマーク)

以下、名誉賞(現・国際映画賞)

名誉賞の時代には、ノミネートはありませんでした。

受賞作品
1956 「宮本武蔵」
(日本)
 監督:稲垣浩

 宮本武蔵

戦前からたびたび映画化されていた吉川英治の剣豪小説に、稲垣浩監督が挑んだ。 主演は三船敏郎。
関ヶ原の合戦に参加した宮本武蔵。戦いに敗れ、無類(ぶらい)の徒になる。 帰郷するや乱暴の限りを尽くす。 やがて捕らえられて処刑を待つ身となる。 だが、僧侶に救われ、人の道に目覚め、剣の修行をすべく放浪の旅に出る。

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1955 「地獄門」
(日本)
 監督:衣笠貞之助

 地獄門

衣装デザイン賞と併せて2冠。日本映画で史上唯一の2冠。
平清盛が権勢をふるう時代、反清盛派が都で反乱を起こす。 上皇の妹を救うため身代わりを乗せた牛車が都を後にする。 だが警護の任について盛遠は、身代わりの女性(京マチ子)に恋をし、ストーカーと化す。女性の夫との間に確執が生じる。
時代絵幕。日本初のイーストマン・カラー作品。色彩美が称賛された。
カンヌ国際映画祭で最高賞(現在のパルム・ドール)を受賞した。

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1954 表彰なし
1953 禁じられた遊び
(フランス)
 監督:ルネ・クレマン
1952 「羅生門」
(日本)
 監督:黒澤明

 羅生門

日本映画界にとってのオスカー第一号となった。

アカデミー賞に先立つベネチア国際映画祭では、最高賞(金獅子賞)を受賞。 日本映画の芸術性と「クロサワ」の名を、世界にとどろかせるきっかけになった。

国際的なスター俳優となる三船敏郎にとっても、海外デビューとなった。

一つの事件を複数の人間の視点で回想する。 盗賊、侍の霊、妻の三人三様の言い分は食い違う。 真実を観客に向けて問う。 後に世界の映画製作者や研究者の間で「羅生門形式」と呼ばれるようになるスタイルを打ち出した。

芥川龍之介の短編「藪(やぶ)の中」を原作とし、脚本は橋本忍と黒澤が手掛けた。

映像美も世界に衝撃を与えた。 当時、カメラを直接太陽に向けるとフィルムが焼けると言われていたが、そのタブーに挑戦した作品としても有名だ。

三船敏郎、京マチ子の熱演も見事。撮影の名手・宮川一夫も絶賛された。

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1951 鉄格子の彼方
(フランス、イタリア)
 監督:ルネ・クレマン
1950 自転車泥棒
(イタリア)
 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

1940年代の名誉賞(現・外国語映画賞)

 | 1949 | 1948 | 

1950年代↑ | 1940年代

受賞作品
1949 聖バンサン
(フランス)
 監督:モーリス・クロシュ
1948 靴みがき
(イタリア)
 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ