2023年(第95回)アカデミー賞の一覧です。作品賞の最有力「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が、最多11個のノミネートを獲得しました。対抗馬「トップガン マーヴェリック」は6個ノミネート(作品賞、脚色賞、歌曲賞、視覚効果賞、編集賞、音響賞)を獲り、予想通りの強さ。「イニシェリン島の精霊」「西部戦線異状なし」が各9個。「RRR」は歌曲賞ノミネート。授賞式は3月13日(月)。
ノミネート一覧▼ | ノミネート数ランキング▼【主要8部門】作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、 脚本賞、脚色賞 【ジャンル別部門】アニメ賞、国際映画賞、ドキュ賞 【技術・音楽系9部門】歌曲賞(RRR) 【短編3部門】
部門 | 受賞 | ノミネート |
---|---|---|
作品賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の作品賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
部門 | 受賞 | ノミネート |
---|---|---|
▼若手コンビ対巨匠の争い▼ | ||
監督賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の監督賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼「3強」による大接戦▼ | ||
主演男優賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の主演男優賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼大女優が3度目の受賞に王手▼ | ||
主演女優賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の主演女優賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼アジア系の元子役の大復活▼ | ||
助演男優賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の助演男優賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼マーベル初の俳優賞なるか▼ | ||
助演女優賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の受賞者(助演女優賞)→ ▲ 一覧の先頭へ |
脚本賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の脚本賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
脚色賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の脚色賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
部門 | 受賞 | ノミネート |
---|---|---|
▼「ピノッキオ」が優勢▼ | ||
アニメ賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代のアニメ賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼「西部戦線」が独走か▼ | ||
国際映画賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の国際映画賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
ドキュメンタリ賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代のドキュメンタリー賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
歌曲賞、 作曲賞、 視覚効果賞、 撮影賞、 衣装デザイン賞、 編集賞、 美術賞、 音響賞、 メイク&ヘア賞
部門 | 受賞 | ノミネート |
---|---|---|
▼世論は「RRR」を圧倒的支持▼ | ||
歌曲賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の歌曲賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼不肖バビロンが一矢報いるか?▼ | ||
作曲賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の作曲賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼アバターが無敵か▼ | ||
視覚効果賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の視覚効果賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼本命トップガン候補漏れで「西部」浮上▼ | ||
撮影賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の撮影賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
▼ブラックパンサー対プレスリーの接戦か▼ | ||
衣装デザイン賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の衣装デザイン賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
編集賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の編集賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
美術賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の美術賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
音響賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の音響賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
メイク&ヘア賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代のメイク&ヘア賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
部門 | 受賞 | ノミネート |
---|---|---|
短編アニメ賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の短編アニメ賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
短編ドキュメンタリ | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の短編ドキュメンタリー賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
短編実写賞 | 3月13日(月)昼間(日本時間)発表 |
※歴代の短編実写賞→ ▲ 一覧の先頭へ |
順位 | 数 | 作品名とノミネート部門 |
---|---|---|
1位 | 11個 | 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
・作品賞 ・監督賞 ・脚本賞 ・主演女優賞(ミシェル・ヨー) ・助演男優賞(キー・ホイ・クァン) ・助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス) ・助演女優賞(ステファニー・スー) ・編集賞 ・衣装デザイン賞 ・歌曲賞 ・作曲賞 |
2位 | 9個 | 「イニシェリン島の精霊」
・作品賞 ・監督賞 ・主演男優賞(コリン・ファレル) ・助演女優賞(ケリー・コンドン) ・助演男優賞(ブレンダン・グリーソン) ・助演男優賞(バリー・キオガン) ・脚本賞 ・作曲賞 ・編集賞 |
「西部戦線異状なし」
・作品賞 ・脚色賞 ・国際映画賞 ・視覚効果賞 ・撮影賞 ・音響賞 ・美術賞 ・作曲賞 ・メイク&ヘア賞 |
||
4位 | 8個 | 「エルヴィス」
・作品賞 ・主演男優賞(オースチン・バトラー) ・衣装デザイン賞 ・編集賞 ・美術賞 ・音響賞 ・ヘア&メイク賞 ・撮影賞 |
5位 | 7個 | 「フェイブルマンズ」
・作品賞 ・監督賞 ・主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ) ・助演男優賞(ジャド・ハーシュ) ・脚本賞 ・作曲賞 ・美術賞 |
6位 | 6個 | 「トップガン マーヴェリック」
・作品賞 ・脚色賞 ・歌曲賞 ・視覚効果賞 ・編集賞 ・音響賞 |
「Tar」(ター)
・作品賞 ・監督賞 ・主演女優賞(ケイト・ブランシェット) ・脚本賞 ・撮影賞 ・編集賞 |
■■ このページの目次 ■■
日程(日本時間) | 賞 |
---|---|
1月11日(水) |
ゴールデングローブ賞
(結果→) |
1月16日(月) |
クリティック・チョイス賞
(結果→) |
1月24日(火)深夜 | アカデミー賞ノミネート発表 |
2月20日(月)早朝 |
英国アカデミー賞
(ノミネート→) |
2月26日(日)昼間 |
PGA(全米プロデューサー組合賞)【★最重要】
(ノミネート▼) |
2月27日(月)昼間 | SAGアワード(全米俳優組合賞) (ノミネート→) |
3月13日(月)昼間 | アカデミー賞 授賞式 |
2023年のアカデミー賞の前哨戦の結果一覧です。
クリティック・チョイス賞↓
PGAアワード(全米プロデューサー組合賞)↓
賞名 | 作品賞 | 監督賞 | 主演 | 助演 |
---|---|---|---|---|
クリティック・チョイス賞 | エブリシング・エブリウェア | エブリシング・エブリウェア |
【男優】 ブレンダン・フレイザー(ホエール) 【女優】 ケイト・ブランシェット(Tar) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 アンジェラ・バセット(ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー) |
米国映画評議会議(NBR) | トップガン マーヴェリック | フェイブルマンズ |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ミシェル・ヨー(エブリシング・エブリウェア) |
【男優】 ブレンダン・グリーソン(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ジャネール・モネイ(ナイブズ・アウト) |
全米映画批評家協会賞(NSFC)=渋め | TÁR | アフターサン |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(Tar) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ケリー・コンドン(イニシェリン島の精霊) |
ニューヨーク批評家賞 | TÁR | RRR |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 キキ・パーマー(NOPE) |
ロサンゼルス批評家賞 | エブリシング・エブリウェア、TÁR(同点) | TÁR |
【男優】 ビル・ナイ(生きる) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ドリー・デ・レオン(逆転のトライアングル) |
シカゴ批評家賞 | イニシェリン島の精霊 | エブリシング・エブリウェア |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ケリー・コンドン(イニシェリン島の精霊) |
ゴールデングローブ賞 (詳細) |
【ドラマ】フェイブルマンズ | フェイブルマンズ |
■ドラマ部門 【男優】 オースティン・バトラー 【女優】 ケイト・ブランシェット |
【男優】 キー・ホイ・クァン 【女優】 アンジェラ・バセット |
【コメディ】イニシェリン島の精霊 |
■コメディ部門 【男優】 コリン・ファレル 【女優】 ミシェル・ヨー |
|||
ワシントン批評家賞 | エブリシング・エブリウェア | エブリシング・エブリウェア |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ケリー・コンドン(イニシェリン島の精霊) |
フロリダ批評家賞 | エブリシング・エブリウェア | 別れる決心(韓国) |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ジェシー・バックリー(ウーマン・トーキング) ニーナ・ホス(TÁR) |
ボストン批評家賞 | ソウルに帰る(カンボジア) | TÁR |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ミシェル・ヨー(エブリシング・エブリウェア) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ケリー・コンドン(イニシェリン島の精霊) |
トロント批評家賞 | アフターサン | アフターサン |
【男優】 ポール・メスカル(アフターサン) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 キキ・パーマー(NOPE) |
アトランタ批評家賞 | エブリシング・エブリウェア | エブリシング・エブリウェア |
【男優】 コリン・ファレル(イニシェリン島の精霊) 【女優】 ケイト・ブランシェット(TÁR) |
【男優】 キー・ホイ・クァン(エブリシング・エブリウェア) 【女優】 ジャネール・モネイ(ナイブズ・アウト) |
ベネチア映画祭
(歴代) |
オール・ザ・ビューティ&ザ・ブラッドシェッド | ボーンズ・アンド・オール |
【男優】 コリン・ファレル 「イニシェリン島の精霊」 【女優】 ケイト・ブランシェット 「TÁR」 |
|
トロント映画祭
(歴代) |
フェイブルマンズ | |||
ゴッサム賞 | エブリシング・エブリウェア |
ダニエル・デッドワイラー
「ティル」 |
キー・ホイ・クァン
「エブリシング・エブリウェア」 |
|
|
|
作品 | スコア |
---|---|
「Marcel the Shell with Shoes On」
(アニメ) |
99%
(最新スコア→) |
「アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判」
(アルゼンチン) 【アマゾン配信】 |
98%
(最新スコア→) |
「Till(ティル)」 | 98%
(最新スコア→) |
「イニシェリン島の精霊」
(日本公開:2023年1月27日) |
97%
(最新スコア→) |
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
(アニメ) |
97%
(最新スコア→) |
「ソウルに帰る」
(カンボジア) |
97%
(最新スコア→) |
「トップガン マーヴェリック」 | 96%
(最新スコア→) |
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
(日本公開:2023年3月) |
95%
(最新スコア→) |
「私ときどきレッサーパンダ」
(日本公開:2022年3月11日【ディズニープラス配信】) (アニメ) |
95%
(最新スコア→) |
「長ぐつをはいたネコと9つの命」
(アニメ) |
95%
(最新スコア→) |
「RRR」
(インド映画) (日本公開:2022年10月21日) |
95%
(最新スコア→) |
「ウーマン・キング」 | 94%
(最新スコア→) |
「別れる決心」
(韓国映画) |
93%
(最新スコア→) |
「ハッスル(HUSTLE)」
【配信:ネトフリ】 |
93%
(最新スコア→) |
「サントメール」
(フランス) |
93%
(最新スコア→) |
「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」
(日本公開:2022年12月23日【Netflix配信】) |
92%
(最新スコア→) |
「フェイブルマンズ」
(日本公開:2023年3月3日) |
92%
(最新スコア→) |
「西部戦線異状なし」
(ドイツ) 【Netflix配信】 |
92%
(最新スコア→) |
「クロース(Close)」
(ベルギー) |
91%
(最新スコア→) |
「犬王」
(アニメ) |
91%
(最新スコア→) |
「ウーマン・トーキング 私たちの選択」 | 91%
(最新スコア→) |
「TAR(ター)」 | 90%
(最新スコア→) |
「ノースマン 導かれし復讐者」 | 89%
(最新スコア→) |
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」 | 88%
(最新スコア→) |
「マッシブ・タレント」 | 87%
(最新スコア→) |
「エルマーのぼうけん」
(アニメ) |
87%
(最新スコア→) |
「13人の命」
【アマゾン配信】 |
86%
(最新スコア→) |
「ザ・バットマン」 | 85%
(最新スコア→) |
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」 | 84%
(最新スコア→) |
「ホーリー・スパイダー」
(デンマーク) |
83%
(最新スコア→) |
「ブラック・フォン」 | 83%
(最新スコア→) |
「ウェンデルとワイルド」
(アニメ) |
81%
(最新スコア→) |
「エルヴィス」 | 77%
(最新スコア→) |
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」 | 77%
(最新スコア→) |
「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」 | 74%
(最新スコア→) |
「バズ・ライトイヤー」
(アニメ) |
74%
(最新スコア→) |
「逆転のトライアングル」 | 72%
(最新スコア→) |
「ザ・ホエール」 | 66%
(最新スコア→) |
「ホワイト・ノイズ」
(日本公開:2022年12月30日【Netflix配信】) |
64%
(最新スコア→) |
「ソー:ラブ&サンダー」 | 63%
(最新スコア→) |
「バルド、偽りの記録と一握りの真実」
(日本公開:2022年12月16日【Netflix配信】) |
59%
(最新スコア→) |
「バビロン」 | 55%
(最新スコア→) |
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」 | 46%
(最新スコア→) |
「エンパイア・オブ・ライト」
(日本公開:2023年2月) |
45%
(最新スコア→) |
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」 | 29%
(最新スコア→) |
参考 | 「コーダ あいのうた」 ※前年の作品賞 |
94%
(詳細→) |
「ノマドランド」 ※2021年の作品賞 |
93%
(詳細→) |
|
「パラサイト 半地下の家族」 ※2020年の作品賞 |
99%
(詳細→) |
|
「グリーンブック」 ※2019年の作品賞 |
77%
(詳細→) |
|
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」 ※2021年最大のヒット作 |
93%
(詳細→) |
作品 | 評点 |
---|---|
「トップガン マーヴェリック」 | 8.3
(詳細→) |
「ザ・ホエール」 | 8.0
(詳細→) |
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 | 8.0
(詳細→) |
「クロース(Close)」
(ベルギー) |
7.9
(詳細→) |
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」 | 7.9
(詳細→) |
「RRR」
(インド) |
7.9
(詳細→) |
「イニシェリン島の精霊」 | 7.8
(詳細→) |
「Marcel the Shell with Shoes On」
(アニメ) |
7.8
(詳細→) |
「ザ・バットマン」 | 7.8
(詳細→) |
「西部戦線異状なし」
(ドイツ) |
7.8
(詳細→) |
「13人の命」 | 7.8
(詳細→) |
「長ぐつをはいたネコと9つの命」
(アニメ) |
7.8
(詳細→) |
「フェイブルマンズ」 | 7.7
(詳細→) |
「アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判」
(アルゼンチン) |
7.7
(詳細→) |
「TAR(ター)」 | 7.7
(詳細→) |
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
(アニメ) |
7.7
(詳細→) |
「バビロン」 | 7.6
(詳細→) |
「逆転のトライアングル」 | 7.5
(詳細→) |
「ウーマン・トーキング 私たちの選択」 | 7.5
(詳細→) |
「エルヴィス」 | 7.4
(詳細→) |
「ハッスル(HUSTLE)」
【配信:ネトフリ】 |
7.3
(詳細→) |
「ホーリー・スパイダー」
(デンマーク) |
7.3
(詳細→) |
「別れる決心」
(韓国) |
7.3
(詳細→) |
「ケイコ 目を澄ませて」
(日本) |
7.3
(詳細→) |
「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」 | 7.2
(詳細→) |
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」 | 7.2
(詳細→) |
「犬王」
(アニメ) |
7.2
(詳細→) |
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」 | 7.2
(詳細→) |
「Till(ティル)」 | 7.2
(詳細→) |
「ノースマン 導かれし復讐者」 | 7.1
(詳細→) |
「ソウルに帰る」
(カンボジア) |
7.1
(詳細→) |
「サントメール」
(フランス) |
7.1
(詳細→) |
「私ときどきレッサーパンダ」
(アニメ) |
7.0
(詳細→) |
「マッシブ・タレント」 | 7.0
(詳細→) |
「さがす」
(日本) |
7.0
(詳細→) |
「バルド、偽りの記録と一握りの真実」 | 6.9
(詳細→) |
「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」 | 6.9
(詳細→) |
「ブラック・フォン」 | 6.9
(詳細→) |
「エンパイア・オブ・ライト」 | 6.8
(詳細→) |
「ウーマン・キング」 | 6.7
(詳細→) |
「エルマーのぼうけん」
(アニメ) |
6.5
(最新スコア→) |
「ウェンデルとワイルド」
(アニメ) |
6.4
(最新スコア→) |
「ソー:ラブ&サンダー」 | 6.3
(詳細→) |
「PLAN 75」
(日本) |
6.2
(詳細→) |
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」 | 6.2
(詳細→) |
「バズ・ライトイヤー」
(アニメ) |
6.1
(最新スコア→) |
「ホワイト・ノイズ」 | 5.7
(詳細→) |
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」 | 5.6
(詳細→) |
参考 | 「コーダ あいのうた」 ※前年の作品賞 |
8.0
(詳細→) |
「ノマドランド」 ※2021年の作品賞 |
7.3
(詳細→) |
|
「パラサイト 半地下の家族」 ※2020年の作品賞 |
8.5
(詳細→) |
|
「グリーンブック」 ※2019年の作品賞 |
8.2
(詳細→) |
|
「スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム」 ※2021年最大のヒット作 |
8.3
(詳細→) |
・トップガン マーヴェリック
・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
・フェイブルマンズ
・イニシェリン島の精霊
・TAR(ター)
・アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
・RRR
作品 | 説明 |
---|---|
「トップガン マーヴェリック」
(日本公開:2022年5月27日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 脚色賞 歌曲賞(レディー・ガガ) 視覚効果賞 編集賞 音響賞 (以上、6個) ■ロッテントマト評価: 96%(最新スコア→) ■IMDb評価: 8.3(最新スコア→) ■シネマスコア(観客の評価): A+ ※2022年でA+をとったのは、本作と「ウーマン・キング」のみ。 【動画】 【配信:アマゾン】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート <メイキング> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
1986年の大ヒット映画「トップガン」の続編。
トム・クルーズが再び主演を務め、さらに今回はプロデューサー陣にも加わった。
ドラマとしても極上若者向けの青春ドラマだった1作目から物語性や普遍性を大きく発展させ、老若男女の魂を揺さぶり得るハイグレードな大作となった。中年になったトム・クルーズ演じる主人公の人間的な成熟ぶりや苦悩、若い世代との緊張関係や絆が丁寧に描かれており、ドラマとしての質が前作よりも格段に向上。アート系を好む玄人筋からも大絶賛を浴びた。ド迫力の空中戦シーンも圧巻。 興行収入は歴代5位興行収入は、米国でぶっち切りの年間1位。歴代で5位。 世界興行では、中国で上映禁止となったためにアバター:ウェイ・オブ・ウォーターに抜かれたが、それでも年間1位だった。 日本ではアニメ「ワンピース・フィルム・レッド」に次ぐ年間2位で、「ET」「ボヘミアン・ラプソディ」などを抜き、歴代ランキング20位内に入った。劇場復活に貢献コロナ禍で映画館から遠ざかっていた大人世代を呼び戻した功績は大きい。 米国では2022年暮れから「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で若い世代が劇場に殺到したが、中高年は依然として足取りが重かった。 「大人は配信サービスで済ませる時代になったのか」という声が広がるなか、トップガン マーヴェリックは劇場復権の起爆剤となった。当初は2020年に公開予定だったが、コロナ禍で延期を重ねた。劇場での大規模公開にこだわり続けた。 この間、主演のトム・クルーズは劇場文化への支持を熱心に訴えた。自分と関係のない映画「TENET(テネット)」の公開時、マスクを着用して一般観客に混じって鑑賞する姿を自ら撮影し、SNSに投稿。大スクリーンの良さを伝えた。 IMAX普及に弾み本作の最大の見せ場は迫力満点の戦闘機の空中戦シーン。それが、観客を大型スクリーンへと誘う呼び水となった。とりわけIMAX(アイマックス)などの特殊スクリーン施設に人が集まった。戦闘機に搭乗本作により、映画界のトム・クルーズに対する信頼が、かつてないほど厚くなった。とりわけ一つ一つのプロジェクトに全身全霊をかけて取り組む姿勢が評価された。自ら戦闘機に搭乗し、特撮に頼らないスタント・アクションに挑んだ。コンピューターで映像を合成してつくるのでなく、現場での撮影にこだわって本物志向の映像作品を創り上げていく姿勢は、業界内の幅広い職種の人たちから尊敬を集めた。 「続編もの」の手本ハリウッドを含めて世界の映画界で安直な続編が横行するなかで、徹底的に「質」にこだわった。その結果、1作目(オリジナル)を大きく上回るクオリティーを達成した。続編とはこうあるべき、という見本を示したといえる。 説教臭くないアカデミー会員の中には「説教臭い映画」を嫌う人も多い。とくに近年は、声高に正義感や理想論をふりかざしたり、伝統的価値観を一方的に攻撃する作品を敬遠するムードもある。そうした意味では、「トップガン マーヴェリック」には理屈っぽさがない。社会的なアジェンダの押しつけもない。テーマは「組織と個人」「苦悩と成長」「師弟関係」などの普遍的なものであり、政治的な立場に関係なく楽しむことができる。 ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
(日本公開:2023年3月3日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(ミシェル・ヨー) 助演男優賞(キー・ホイ・クァン) 脚本賞 助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス) 助演女優賞(ステファニー・スー) 歌曲賞 作曲賞 衣装デザイン賞 編集賞 (以上、11個) ■ロッテントマト評価: 95%(最新スコア→) ■IMDb評価: 8.0(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
異次元空間を往来しながら地球を救うSFアクション劇。奇想天外でコミカルな展開ながら、家族愛をテーマの軸に据えた温かいドラマでもある。
ミシェル・ヨー主演。
「独創性」に熱烈支持評論家から「トップガン マーヴェリック」と並ぶ高い評価を得た。とりわけ新鮮で独創的な面白さという点において「パラサイト 半地下の家族」に匹敵する称賛を集めた。 賛否が分かれやすい奇抜な作風とストーリーであるにもかかわらず、ロッテン・トマト集計で批評家の95%、一般観客の89%から支持された。とりわけコアな映画ファンの間では「満点」レビューが相次いだ。「エターナル・サンシャイン」(2004年)、「マトリックス」(2004年)のような歴史的なインパクトのあるSF系作品との高評価も多い。 A24史上最大のヒット商業的にも大成功した。当初は中規模公開だったが、口コミ効果で大規模公開へと拡大。理想的なロングランとなった。興行収入130億円以上を稼ぎ、インデペンデント系の有力映画会社「A24」にとって歴代最高の興行収入を記録した。製作費は20億円以下。限られた予算の中で工夫をこらし、スリリングなSFアクションを実現させたことも称賛の理由となっている。 A24はすでに2017年のアカデミー賞において、「ムーンライト」で作品賞を獲得している。今年度も、本作に加えて、「ザ・ホエール」「アフターサン」などの強力な布陣で賞レースに臨んだ。 若手監督コンビの2作目監督は「ダニエルズ」と呼ばれる2人組。ダニエル・クワン(34歳)とダニエル・シャイナート(35歳)の若手コンビである。脚本も彼らが書いた。クワンは中国系で米東部マサチューセッツ州出身。本作の登場人物と同じように両親がアメリカ移民。 一方、 シャイナートは南部アラバマ州の出身。 2人はボストンの大学で映画を学んでいるときに出会ったという。卒業後、2人組の監督としてヒット曲の音楽ビデオを手掛け、成功した。 その後、映画に参入し、「スイス・アーミー・マン」(2016年)でサンダンス映画祭の監督賞を獲得した。 本作がコンビとして2作目の長編映画。「アベンジャーズ/エンドゲーム」などの監督として知られるルッソ兄弟などがプロデューサーを務めた。 若手の発想力とベテランの知恵が見事にかみあい、大きな成功につながった。 ミシェール・ヨー世界の映画界で長年活躍してきた中国系マレーシア人の女優ミシェル・ヨーが、主演女優賞の有力候補になった。 ヨーはこれまで、アカデミー作品賞にノミネートされた「グリーン・デスティニー」(2000年)や、「クレイジー・リッチ」(2018年)「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などのメジャー映画で多様な役柄を演じてきた。 アジア系俳優の認知度向上を引っ張ってきた人物。本作は「キャリア最高級の演技」として称賛を浴びた。キー・ホイ・クァンが役者に復帰ミシェル・ヨーの夫役を演じるキー・ホイ・クァンは、子供のころ「グーニーズ」と「インディ・ジョーンズ2」の子役として登場し、世界的な人気者となった。 その後は俳優の役に恵まれず、オーディションにも落ちまくったという。 それでも映画への情熱を捨てきれず、大学で映画学を専攻し、卒業後は制作サイドの仕事に従事した。カンフーなどの技術を活かして、スタント指導者として活動した。 そんな彼に、若い世代の監督が目をつけ、うってつけの役をオファーしたのが今回。俳優として見事なカムバックを果たし、助演男優賞レースを席巻することとなった。名作映画へのオマージュ本作は、「2001年宇宙の旅」など名作映画へのオマージュに満ちている。また、往年の映画ファンにとっては、ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンに加えて、ジェイミー・リー・カーティスが大活躍するのも嬉しいところ。移民への賛歌本作のモチーフの一つは、移民への賛歌である。 中国からの移民がコインランドリー経営に乗り出すのは、よくある話であり、本作はそんな移民たちの苦労と奮起が描かれる。 中国系移民の子である監督の一人クワン・ダニエルも、両親たちへのリスペクトを本作に込めたと話している。【あらすじ】米国でコインランドリー店を経営する中国系家族が、宇宙を救うミッションへと巻き込まれる。 ■配給会社:A24 ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「フェイブルマンズ」
(日本公開:2023年3月3日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ) 助演男優賞(ジャド・ハーシュ) 脚本賞 作曲賞 美術賞 (以上、7個) ■ロッテントマト評価: 92%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.7(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
巨匠スピルバーグ監督の半自伝的な青春映画。オスカー前哨戦の「初戦」として注目されるトロント国際映画祭で観客賞(最高賞)を獲得した。
ライバル視されていた「イニシェリン島の精霊」や「ウーマン・トーキング 私たちの選択」を抑え、堂々の勝利だった。
スピルバーグ監督の故郷である米アリゾナが舞台。8ミリ映画の撮影に明け暮れる主人公の少年サミーが、様々な出会いと別れを通して成長。映画づくりへの情熱をだんだんと形にしていく。一方で、両親の夫婦仲の悪化などの厳しい現実にも直面する。 「映画愛」と「家族」が大きなテーマとなっており、オスカーとの相性は良さそうだ。40年以上にわたって愛され続けている巨匠監督が、パーソナルな想いを詰め込んだとなると、ハリウッドだけでなく、世界のアカデミー会員が何らかの形で心を動かされるだろう。 スピルバーグは21世紀に入ってもオスカーのノミネート常連であり続けたが、受賞となると、1999年のプライベート・ライアンで監督賞を獲ったのが最後だ。 前年の作品賞にノミネートされた「ウエスト・サイド・ストーリー」では、スピルバーグのマジックが健在であることを印象づけた。「GOAT」 (Greatest of All Time=史上最高)という呼称を用いて改めてスピルバーグに敬意を示す映画人も増えてきた。業界のムード的には、強い追い風が吹いている。 また、本作でスピルバーグは2001年の「AI」以来、約20年ぶりに自ら脚本に参加した。脚本執筆の相棒はトニー・クシュナー。「ミュンヘン」「リンカーン」「ウエスト・サイド・ストーリー」などスピルバーグ作品で常連の脚本家である。 ■映画祭:トロント国際映画祭で観客賞(最高賞) ■配給会社:ユニバーサル ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「イニシェリン島の精霊」
(日本公開:2023年1月27日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 監督賞 主演男優賞(コリン・ファレル) 助演男優賞(ブレンダン・グリーソン) 助演男優賞(バリー・キオガン) 助演女優賞(ケリー・コンドン) 脚本賞 作曲賞 編集賞 (以上、9個) ■ロッテントマト評価: 97%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.8(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
アイルランドの孤島を舞台に、親友だった2人の「こじれ」を描く人間ドラマ兼ダークな喜劇。劇作家出身であるマーティン・マクドナー監督の真骨頂が発揮された。地味な作風ながら次々と映画賞を獲り、オスカーでもエブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスに次ぐ9部門ノミネートを得た。
マクドナー監督の前作「スリー・ビルホード」は、2018年の映画賞レースにおいて、ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」に次ぐ勝率の高さを誇った。オスカーでは6部門にノミネートされ、このうち主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)と助演男優賞(サム・ロックウェル)は獲った。しかし、作品賞と監督賞では「シェイプ・オブ・ウォーター」に敗れた。 スリー・ビルホードもシェイプ・オブ・ウォーターも、配給会社はサーチライトだった。作品賞レースの2大候補を送り込んだサーチライトが、落ち目のハーベイ・ワインスタイン組に替わって、オスカー獲りの最強集団になったことを象徴する出来事だった。 それから5年後の今回、マクドナー監督は再びサーチライトの配給により、強力な作品を賞レースに送り込んだ。サーチライトの本年度のもう一つの期待作だった「エンパイア・オブ・ライト」はやや失敗に終わったため、 作品賞の「単独候補」として猛プッシュを図る。 ロッテン・トマトの批評家の支持率は97%で、スリー・ビルホードの90%より高い。ただし、一般観客の支持率は76%にとどまり、スリー・ビルホードの87%より低い。 主演コリン・ファレルは今回、初めてオスカーにノミネートされた。本年度は「ザ・バットマン」「13人の命」「アフター・ヤン」で好演を見せ、大活躍だった。脇役の男優ブレンダン・グリーソン、バリー・キオガン、そして女優ケリー・コンドンも称賛された。 ■映画祭:ベネチア国際映画祭に出品 ■配給会社:サーチライト ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「Tar」(ター)
(日本公開:2023年5月) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(ケイト・ブランシェット) 脚本賞 撮影賞 編集賞 (以上、6個) ■ロッテントマト評価: 90%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.7(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
ケイト・ブランシェット主演の心理ドラマ。
トッド・フィールド監督の3作の長編映画。同監督は俳優出身。2002年に監督デビュー作「イン・ザ・ベッドルーム」でアカデミー賞の作品賞と脚本賞にノミネート。さらに2007年に2作目の「リトル・チルドレン」で脚本賞にノミネートされた。 それ以来、いくつかの映画またはテレビのプロジェクトに参加したが、いずれも作品が実現しなかった。その間、映画ファンは新作を待望し続けていた。本作は、実に16年ぶりの作品となる。 主演ケイト・ブランシェットの演技が称賛されている。すでに7回オスカーにノミネートされ、2回受賞しているブランシェットだが、本作の演技も過去の代表作に匹敵すると評価されている。 架空の女性指揮者リディア・ターが主人公。彼女はクラシック音楽界で世界トップ級の指揮者と評価されており、ドイツの著名オーケストラを率いている。 ■映画祭:ベネチア国際映画祭に出品。 ■配給会社:フォーカス ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
(日本公開:2022年12月16日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 視覚効果賞 美術賞 音響賞 (以上、4個) ■ロッテントマト評価: 77%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.9(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
ジェームズ・キャメロン監督
「3D映画」に革命を起こし、世界興行収入の新記録を樹立したアバターの続編。 初代アバターでは、3Dについて研究を重ね、飛び出すのではなく奥行き、高さ、深さを見せる技術革新を果たした。 13年ぶりとなる今回の続編では、海の中を舞台に、水や生き物の動きを現実以上にリアルに美しく表現した。 「常軌を逸した完璧主義者」として知られるジェームズ・キャメロン監督の真骨頂が再び発揮された。 「タイタニック」「アビス」という海の大作を撮り、熱心な海底探査家としても知られるキャメロン監督の経験も活かされている。 日本での興行収入は期待外れだったが、海外では特大ヒット。年間の世界興行ランキングで1位になった。 この成功により、さらなる続編「アバター3」の製作がほぼ確実となり、「4」と「5」のプロジェクト始動にも弾みがついた。 初代アバターは2010年のオスカーで、作品賞を含む9部門にノミネートされた。このうち、特殊効果賞、撮影賞、美術賞の3部門を受賞した。 【物語・内容】22世紀が舞台。地球人と宇宙人(惑星パンドラの先住民ナヴィ)が戦いを繰り広げた前作の10年後を描く。 ■配給会社:ディズニー ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「ウーマン・トーキング 私たちの選択」
(日本公開:2023年初夏) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 脚色賞 ■ロッテントマト評価: 91%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.5(最新スコア→) |
女優出身のサラ・ポーリー監督。女性パワーの結集をテーマにしたドラマ。「現代版:十二人の怒れる男」とも評される。ジェシー・バックリー、クレア・フォイら実力派の俳優たちが見事なアンサンブル演技を披露し、称賛を浴びた。
サラ・ポーリーは、監督デビュー作となった2006年の「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」で、アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた。このほか多数の賞を獲得した。女優としては秀作ホラー「ドーン・オブ・ザ・デッド」などでお馴染み。カナダ人。 カナダ人の作家による同名小説が原作。キリスト教(メノナイト派)の女性8人が、密かに納屋に集まる。この地域では、女性のレイプ被害が相次いでいた。 2度のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが出演し、4人のプロデューサーの1人に名をつらねる。ブラッド・ピットもプロデューサー。 ■配給:UA ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「RRR」
(日本公開:2022年10月21日) ![]() 【ノミネート部門】 歌曲賞 ■ロッテントマト評価: 95%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.9(最新スコア→) 【動画】 <挿入歌「ナートゥ・ナートゥ」> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
インドの娯楽大作。1920年代のイギリス植民地下のインドを舞台に、2人の英雄の戦いを描く。
世界の映画ファンと評論家から熱狂的な支持を集め、米国の賞レースに参戦した。注目度が高い「ニューヨーク批評家賞」では、スティーブン・スピルバーグらの巨匠を抑え、見事に監督賞を受賞した。ロサンゼルス批評家賞とユタ批評家賞では監督賞の次点に選ばれた。 また、重要なクリティック・チョイス賞では、外国語映画賞と歌曲賞の2冠に輝いた。 しかし、アカデミー賞においては、なぜか母国インドで「国際映画部門」のインド代表として選出されなかった。このため、最高峰の作品賞でのノミネート獲得に挑んだが、主要部門ではノミネートを果たせなかった。 唯一ノミネートされた歌曲賞は、劇中で主人公2人が歌って踊る挿入歌「ナートゥ・ナートゥ」が対象。ミュージカル史上に残る名シーンとして高く評価された。 国際映画賞以外の部門でインド映画がノミネートされたのはオスカー史上初めて。 SS・ラージャマウリ監督は、前作「バーフバリ」2部作により、日本の映画ファンからも絶大な支持を得た。それに続いて製作された本作は、インド映画史上で最大となる製作費100億円を投入。破格のスケールと完成度になった。 アクションに加えて、「コメディ」「ミュージカル」「感動ドラマ」「SF」などの様々な要素がてんこ盛り。ジャンル超越型の作品であり、アクションが苦手な人でも楽しめる。 マーベルなどハリウッド系アクション映画の物語が複雑化・マニアック化するなかで、事前の知識なしに楽しめるシンプルさも評価された。 猛獣が暴れる場面などで駆使されるCGも見事だ。 【主な受賞歴】 ・クリティック・チョイス賞 外国語映画賞、歌曲賞 ・ニューヨーク批評家賞 監督賞(SS・ラージャマウリ) ・女性映画ジャーナリスト同盟 非英語作品賞 ・アトランタ批評家賞 国際映画賞 ・ジョージア批評家賞 国際映画賞 ・ロサンゼルス批評家賞 音楽賞、監督賞の次点 ・サターン賞 国際映画賞 ・オースティン批評家賞 アクション監督賞(ニック・パウエル) ・ゴールデングローブ賞 歌曲賞 ・ボストン批評家賞 作曲賞 ・ユタ批評家賞 非英語作品賞、監督賞の次点 ・第25回みうらじゅん賞 ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「バビロン」
(日本公開:2023年2月10日) ![]() 【ノミネート部門】 作曲賞 衣装デザイン賞 美術賞 (以上、3個) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
「ラ・ラ・ランド」「セッション」のデミアン・チャゼルが監督。「ファースト・マン」以来4年ぶりの監督作となる。
1920年代の黄金期のハリウッドが舞台。無声映画から発声映画への移行期を描く。実在の人物と架空のキャラクターを織り交ぜた。 主人公は、サイレント映画時代のトップ俳優ジョン・ギルバート。破天荒な私生活でも知られた彼を、ブラッド・ピットが演じる。 ■配給会社:パラマウント ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「ザ・ホエール」
(日本公開:2023年4月) ![]() 【ノミネート部門】 主演男優賞(ブレンダン・フレイザー) 助演女優賞(ホン・チャウ) メイク&ヘア賞 (以上、3個) ■ロッテントマト評価: 66%(最新スコア→) ■IMDb評価: 8.0(最新スコア→) |
ダーレン・アロノフスキー監督。
主演のブレンダン・フレイザーが大絶賛された。 見事なカムバック劇は、「レスラー」のときのミッキー・ロークを彷彿とせる。 アロノフスキー監督は、「ブラック・スワン」「レスラー」で知られる超実力派。 ■映画祭:ベネチア国際映画祭に出品。 ■配給会社:A24 ▲作品紹介の一覧へ ノミネート一覧へ▲ |
「逆転のトライアングル」
(日本公開:2023年2月23日) ![]() 【ノミネート部門】 作品賞 監督賞 脚本賞 (以上、3個) ■ロッテントマト評価: 72%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.5(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。リューベン・オストルンド監督にとって「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続き2度目の受賞となった。
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トム・クルーズは過去に3度、アカデミー賞にノミネートされました。受賞は一度もありません。
年 | 結果 | 作品 | 部門 |
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2000 | ノミネート | 「マグノリア」 | 助演男優賞 |
1997 | ノミネート | 「ザ・エージェント」 | 主演男優賞 |
1990 | ノミネート | 「7月4日に生まれて」 | 主演男優賞 |
受賞 |
歌曲賞
「愛は吐息のように (Take My Breath Away)」 by ベルリン ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
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ノミネート | |
編集賞 | |
音響賞(旧・録音賞) | |
音響編集賞 |
イベント | 日時 |
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主要部門のエントリー申請の期限 | 2022年11月15日 |
仮投票の開始 | 2022年12月12日 |
仮投票の終了 | 2022年12月15日 |
候補作の候補(ショートリスト)発表 | 2022年12月21日(水) |
選考対象となる作品の公開日の期限 | 2022年12月31日 |
ノミネート投票開始 | 2023年1月12日(木) |
ノミネート投票終了 | 2023年1月17日(火) |
ノミネート発表 | 2023年1月24日(火) |
最終投票開始 | 2023年3月2日 |
最終投票終了 | 2023年3月7日 |
授賞式(結果発表) | 2023年3月13日(月)の昼間(日本時間) |
作品 | 説明 |
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「エンパイア・オブ・ライト」
(日本公開:2023年2月) ![]() 【ノミネート部門】 撮影賞 ■ロッテントマト評価: 45%(最新スコア→) ■IMDb評価: 6.8(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
デビュー作「アメリカン・ビューティ」でいきなりオスカー作品賞を獲ったサム・メンデス監督。2019年の「1917 命をかけた伝令」では、作品賞と監督賞にノミネートされながら、「パラサイト 半地下の家族」に敗れた。そんなメンデス監督が、英国の恋愛物語を自らのオリジナルストーリーで描いた。脚本等をめぐって賛否の評価が分かれた。主演オリビア・コールマンの演技は称賛された。
映画撮影の巨匠ロジャー・ディーキンスのカメラワークにより、撮影賞にノミネートされた。 ■出演: オリビア・コールマン マイケル・ウォード コリン・ファース ■配給会社:サーチライト |
「13人の命」
(日本公開:2022年8月【Amazon配信】) ![]() ■ロッテントマト評価: 86%(最新スコア→) ■IMDb評価: 7.8(最新スコア→) 【動画】 <予告編> ▲1回タップして、数秒待ってからもう1回タップすると再生スタート |
ロン・ハワード監督
主演ヴィゴ・モーテンセン、助演コリン・ファレル。 2018年にタイで起きた洞窟遭難事故を描く。 地元の少年サッカーチームの12人とコーチ1人の計13人が閉じ込められた。本作では、救出劇にスポットを当てられている。洞窟を専門とする民間ダイバー(潜水士)たちが海外から駆けつけ、命がけの救出に臨む。 奇跡としか言いようのない実話を、一級の撮影技術と演技で再現した。 批評家や一般客に高い評価を得た。「ビューティフル・マインド」(2001年)でアカデミー賞を獲った名匠ロン・ハワードにとって、久しぶりに大多数から賛辞を得る作品となった。 当初、配給会社MGMは劇場公開を予定していた。しかし、AmazonがMGM買収を完了させたことで、配信作品になった。賞レースに参加するため、アメリカで1週間だけ劇場公開が行われた。 ■配給会社:MGM(UA)、アマゾン |