映画「ファーザー」は2021年のアカデミー賞(オスカー)で、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)と脚色賞の2冠に輝きました。 作品賞にもノミネートされましたが「ノマドランド」に敗れました。
認知症(アルツハイマー)が進む父親と、彼を支える娘のドラマです。 次第に不安と恐怖が増大する父親の視点で描きました。 アンソニー・ホプキンスの演技が称賛されました。 斬新な映像表現も、高い評価を得ました。
アンソニー・ホプキンスの主演男優賞は、 1992年の「羊たちの沈黙」以来29年ぶり、2度目。 83歳での栄冠となり、主演男優賞の最高齢受賞の記録を塗り替えました。 ノミネートは助演を含めると今回で6度目でした。
Tweet受賞 | 主演男優賞 アンソニー・ホプキンス |
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脚色賞 |
ノミネート | 作品賞 |
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助演女優賞
オリビア・コールマン |
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編集賞 | |
美術賞 |
認知症(アルツハイマー)に苦しむ男性の話。
彼は娘と同居することになるが、娘の手助けを拒否する。
親子関係を描く。
主演は、アンソニー・ホプキンス。
娘役はオリビア・コールマン。
フランスの小説家であるフローリアン・ゼレール氏が監督を務めた。
原作は、ゼレール氏の芝居「ルペール(Le Père)」。
脚本は、ゼレール氏とともに、イギリスの著名脚本家クリストファー・ハンプトン氏が共同執筆した。
ハンプトン氏は「危険な関係」(1988年)や「つぐない」で有名。「危険な関係」では、アカデミー賞の脚色賞を受賞した。
配給はソニー・クラシック。
ロッテン・トマト」で、98%の高評価を獲得した。
これは、2021年のオスカー作品賞にノミネートされた作品の中で、ミナリと並び最も高い数値だった。
公開:2021年5月14日