現時点の作品賞の有力度ランキングです。「ワン・バトル・アフター・アナザー」と「罪人たち」が2強。
- 【作品賞有力候補】
- ワン・バトル・アフター・アナザー
- 罪人たち
- マーティ・シュプリーム
- ハムネット
- フランケンシュタイン
- センチメンタル・バリュー
- トレイン・ドリームズ
- ウェポンズ
- シークレット・エージェント
- ブゴニア
- It Was Just an Accident
| 順位 | 有力候補 | |||||||||||||||||||||||||
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| 1位 | 「ワン・バトル・アフター・アナザー」 | |||||||||||||||||||||||||
名匠ポール・トーマス・アンダーソン(略称:PTA)監督10作目にして初のアクション系大作。大手スタジオ(ワーナー・ブラザース)が投じた200億円規模の予算を、自らの作家性や職人的センスをフルに発揮する方向で使い切り、圧倒的な「映画的快楽」を実現。同時に、自己陶酔型の語り口に陥り過ぎることなく、活劇としてのスリルや政治サスペンスとしての展開も堪能できる娯楽作に仕上げた。コミカルな掛け合いや寓話的なキャラクター群像も魅力。 追跡と逃走の家族劇レオナルド・ディカプリオ演じる政治テロ犯が、同じ組織内の女性と恋仲になり、娘をもうけて家庭人に。やがてその娘の身が危険にさらされ、救出へと向かう、という逃走&追跡の家族劇。 批評家の評価ナンバー1米国で「満点」のレビューを出す批評家が続出。主な評者の得点を平均するメタクリティックのスコアは驚異の95点で、あの「オッペンハイマー」(90点)を軽く乗り越え、PTA自己最高だった「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(93点)を凌ぎ、「ソーシャル・ネットワーク」(96点)、「それでも夜は明ける」(96点)、「パラサイト 半地下の家族」(97点)といった神作レベルの域に迫った。ちなみに、さらに上には「ムーンライト」(99点)や「6才のボクが、大人になるまで」(100点)などがある。いずれにせよ、本年の主要作品では断トツの批評家ウケの良さ。 <批評家の絶賛ポイント>
一般支持率も「マグノリア」以来の高さ一般層の反応もおおむね良好で、米映画館の出口調査シネマスコアで「A」を獲得。ロッテン・トマトの観客支持率は「85%」で、クセが強めのポール・トーマス・アンダーソン作品としては2作目「ブギーナイツ」(89%)、3作目「マグノリア」(89%)以来の高水準となった。ただ、競合相手「罪人たち」(96%)に比べると、一定割合の否定派が存在する。 【前哨戦での受賞】・クリティック・チョイス賞 ・ニューヨーク批評家賞 ・ロサンゼルス批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・ゴールデングローブ賞(コメディ部門) ・米国映画評議会議(ナショナル・ボード・オブ・レビュー/NBR) ・全米映画批評家協会賞(NSFC)=渋め ・サンフランシスコ批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・ダラス批評家賞 ・フロリダ批評家賞 ・オースティン批評家賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・ラスベガス批評家賞 ・フェニックス批評家賞 ・セントルイス批評家賞 ・米南東部批評家賞 ・カンザスシティ批評家賞 ・ジョージア批評家賞 ・ミネソタ批評家賞 ・ニュー・ジャージー批評家賞 ・トロント国際映画祭 ・ゴッサム賞 【ノミネートが有力な部門】
主演:レオナルド・ディカプリオ&チェイス・インフィニティ 助演:ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、テヤナ・テイラーほか 製作国:アメリカ 配給会社:ワーナー 長さ:2時間42分 公開日:2025年10月3日(日本) 【興行収入】 北米:7061万ドル 世界:2億220万ドル (→) 【製作費】 1億3000万~1億7500万ドル 【評点】
【予告編▼】 動画集を開く▼<「ビスタビジョン」の魅力▼><劇伴のアルバム再生リスト▼> <挿入歌:スティーリー・ダン「ダーティ・ワーク」▼> <ディカプリオ氏らのレッドカーペット談▼> |
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| 2位 | 「罪人(つみびと)たち」 | |||||||||||||||||||||||||
【配信:アマゾン】 ブルース音楽劇1930年代のアメリカ南部の黒人兄弟の挑戦を、ブルースの源流や軌跡と絡めて描く音楽ドラマ活劇(フィクション)。西部劇やホラーの要素を取り入れ、新鮮なアプローチで米現代史の一面を切り取った。 天才クーグラー監督初の完全オリジナルアカデミー作品賞ノミネート「ブラックパンサー」(2018年公開)を若干31歳で撮った天才ライアン・クーグラー監督が、初めて手掛けた完全オリジナル作品。「娯楽性」「芸術性」「商業性」の3点セットを見事に網羅。ストーリーの独創性に加えて、映像や音楽の卓越したクオリティの高さが絶賛された。クーグラー監督のデビュー作から出演し、二人三脚でハリウッドの王道を走り抜いてきたマイケル・B・ジョーダンが、一人二役(双子の兄弟)の大主演を務めた。 批評家の97%、観客の96%が肯定派米国内での評価の高さは、2025年上半期に公開された主要作品の中で圧倒的トップ。映画館の観客の評価を聞き取り調査する「シネマスコア」でホラー映画(実際には半ホラー映画だが)として史上初の「A」を獲得。ロッテン・トマトのスコアは批評家支持率97%、観客支持率96%という鮮やかな「両立」ぶり。 怒涛のロングラン興行収入も公開2週目の週末の落ち込みが初週比でわずか6%の下落という驚異的な維持率を達成し、その後も怒涛のロングランを続けた。 重みのあるスケール感オスカーで求められるテーマ性やスケール感という点において、過去の作品賞受賞作と比べて見劣りしない。とりわけ前年の作品賞「アノーラ」が軽い路線だったことを勘案すると、米国史のダークサイドとそこから這い上がろうとする民衆パワーを生々しくあぶり出した本作の存在感は無視し難い。 早期公開だった「エブエブ」の再来なるか米国では4月に公開されており、選考までの期間が長いという点で不利。ただ、3年前のオスカーでは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)」が3月公開ながら作品賞などを獲った例もある。一般ファンと批評家双方からの持続的な支持の熱さという点でも「エブエブ」に匹敵。前哨戦では、先頭を走る「ワン・バトル・アフター・アナザー」の後をぴたりと追い、3番手以下に差をつけている。 続き▼米国史を映す本作は、1932年の南部ミシシッピ州を舞台に、「奴隷解放」後の黒人たちの苦悩、希望、躍動が描かれてている。 「奴隷解放」後の黒人南北戦争(1861~1865年)で南軍が敗れ、奴隷解放宣言が行われた後も、黒人たちは農園主から住居や農具を与えられ、収穫した綿花の約半分の収益を支払う小作人として働くことになった。ところが、小作人は、衣類や食料を買うため生活費を農園主から前借りしなければならず、経済的に支配され続けた。 綿摘みのメッカ「デルタ地域」主人公の黒人兄弟が生まれたデルタは、ミシシッピ川とヤズー川に挟まれた肥沃(ひよく)な地帯で、19世紀からプランテーションが広がり、黒人奴隷が綿摘み労働を担ってきた。 黒人の起業本作の物語は、故郷デルタを離れシカゴで荒稼ぎしてきた双子の黒人兄弟が、地元に戻ってきたところからスタートする。蓄えた資金で「ジューク・ジョイント」と呼ばれる酒場の開業を計画する兄弟。立ち上げに必要な場所や人材の確保へと動き出す。 演奏小屋「ジューク・ジョイント」ジューク・ジョイントは、当時アングラ的に流行した黒人の社交場(ダンスホール)で、1930年代にデルタ地域の農園近くや街道沿いに点在していた。歌やギターが得意な小作人たちは、仕事の後にジューク・ジョイントで腕前を披露したという。演目はもちろん、黒人の農園労働者らに歌い継がれてきた「ブルース」。初期ブルース(デルタ・ブルース)を代表する伝説的な奏者兼歌手チャーリー・パットンも、綿摘みなどの農作業をしながら、ジューク・ジョイントでブルースを演奏していたと言われる。 見事な音楽シーンブルースはジューク・ジョイントを媒介に、デルタ地帯からメンフィス、セントルイス、シカゴへと北上。ジャズやロックなど現代ポピュラー音楽の源になるのだが、本作ではその歴史的な広がりが、卓越した音楽シーンで鮮やかに表現されている。 黒人霊歌もともと米国の黒人音楽といえばゴスペルが主流だった。アフリカ大陸から奴隷船で運ばれてきたアフリカ系アメリカ人たちは、自らの土着文化を否定されたが、奴隷として暴力や絶望に苦しむなかで独自の黒人霊歌を生み出し、天国での救済を唄うようになった。それがゴスペル(聖歌)として発展した。 世俗的で快楽的な「悪魔の音楽」南北戦争で奴隷制度が撤廃された後も、人種差別は終わらず。黒人たちに失望が広がり、その憂うつ(ブルー)な気分を世俗的な歌詞とサウンドで正直に表現したのが「ブルース」だった。神にささげるゴルペルとは対局をなす世俗的な歌詞と快楽的なリズムやノリ。プロテスタントなどの信仰深い人たちからすると、音楽による陶酔は悪魔の誘惑であり、「悪魔の音楽」「罪人たちの歌」と呼ばれた。禁酒法による統制も加わり、酒場でブルースにのって足を踏み鳴らしたり、踊り狂ったりするような人々は堕落の象徴とされた。 少年ミュージシャンと吸血鬼本作は、そんな「堕落文化」に胸を躍らせる人々の姿を活写する。その象徴として、牧師の息子ながらブルース音楽家を志す少年ミュージシャン(主人公の従弟)が準主役として登場。父親から「悪魔の音楽をやめろ!」と叱責されつつも、天才的なギター演奏と歌声で人々を熱狂させる。そのサウンドの魔力が、招かれざる客(吸血鬼)を引き寄せることとなり、大きな騒動へと発展する。少年の成長物語としても魅力たっぷりだ。
主演:マイケル・B・ジョーダン(ブラックパンサー、クリード) 脚本:ライアン・クーグラー 公開日:2025年6月20日(日本) 製作国:アメリカ 制作会社:米プロキシミティ・メディア(ライアン・クーグラーの会社) 米国配給会社:ワーナー 長さ:2時間17分 影響を受けた作品「フロム・ダスク・ティル・ドーン」 【前哨戦での受賞】 ・ワシントン批評家賞 ・ボストン批評家賞 ・ミシガン批評家賞 ・サンディエゴ批評家賞 ・テキサス北部批評家賞 ・ロンドン批評家賞 ・プエルトリコ批評家賞 【評点】
北米:2.8億ドル 世界:3.6億ドル (→) 【製作費】 9000万ドル 【予告編▼】 動画集を開く▼<サントラPV▼><音楽シーン(クリップ)▼> <サントラのアルバム▼> <劇伴のアルバム再生リスト▼> <メイキング映像▼> <伝説のブルース奏者兼歌手、バディ・ガイのライブ映像▼> |
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| 3位 | 「マーティ・シュプリーム」 | |||||||||||||||||||||||||
米国の伝説的な卓球選手(マーティ・リースマン)の人生から着想を得た物語。本年度のA24イチオシ。 これまでコンビで「アンカット・ダイヤモンド」などを手掛けてきたサフディ兄弟の兄のほうであるジョシュ・サフディの初の単独監督作。 成功への妄執を描く心理劇単なるスポーツ選手のサクセス・ストーリーではなく、主人公の成功への妄執や自己神格化の暴走までを射程に入れた野心的なキャラクター心理劇として称賛された。『自分は特別だ』という確信に取りつかれた人物を、魅力と危険性の両面から描き出す。主人公が何をしでかすか分からないという意味ではスリラー的で、その緊張感が多くの批評家に支持された。「観客を最初から最後まで高いテンションで引っ張っていく映画体験」だとする声が目立つ。 テンポの良い編集と、試合シーンにおけるカメラワークの切れ味、音楽とリズムの一体感も高く評価されている。 ティモシー・シャラメの演技も称賛された。魅力・嫌悪感・哀しさを同時に抱かせる主人公の複雑なキャラクター造形に成功しており、「この役を演じるために生まれてきたかのようなハマり方」との声も。 卓球ハスラー(勝負師)着想元となったマーティ・リースマン選手(1930年~2012年)は、1949年と1952年の世界選手権シングル部門で銅メダルに輝いた人物。 12歳のころから卓球クラブに通い始め、年上の選手を相手に金を賭けてプレーするギャンブル試合を展開。「卓球ハスラー」として有名になった。 【ノミネートが有力な部門】
主演:ティモシー・シャラメ 助演:グウィネス・パルトローほか 脚本:ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ 公開日:2026年3月13日(日本) 製作国:アメリカ 米国配給会社:A24 製作費:7000万ドル (A24配給作品としては「シビル・ウォー」(2024年)の5000万ドルを上回り過去最高) 【評点】
【予告編▼】 動画集を開く▼<モデルとなったマーティ・リースマンのインタビュー▼><試合(1949年、世界選手権)▼> |
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| 4位 | 「ハムネット」 | |||||||||||||||||||||||||
大泣きの観客が続出2021年オスカーの作品賞&監督賞に輝いた「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督の4年ぶりの新作。大泣きの観客が続出。トロント国際映画祭で観客賞に輝いた。 シェイクスピアの妻アグネス
英国の劇作家シェイクスピアの妻アグネス(アン)を主人公とするフィクション物語。2020年に発表された作家マギー・オファーレルの小説が原作。
「感情的結びつきの強さ」が絶賛「感情的結びつきの強さ」が絶賛された。 本作で主人公アグネスは、病弱な息子ハムネットを失い、悲嘆に沈む母として描かれる。 彼女の視点に寄り添い、深い同情や共感を観客に呼び起こす。 悲しみにとどまるだけでなく、それを超えて美しいもの(芸術)を生み出す力へとつなげる姿が、深い感動を与える。 【ノミネートが有力な部門】
主演:ジェシー・バックリー 助演:ポール・メスカルほか 脚本:マギー・オファーレル(兼原作者)、クロエ・ジャオ 原作:小説『ハムネット』(2020年、マギー・オファーレル著) 公開日:2026年4月10日(日本) 製作国:イギリス、アメリカ 言語:英語 米国配給会社:フォーカス 長さ:2時間5分 【前哨戦での受賞】 ・トロント国際映画祭 観客賞 ・ゴールデングローブ賞(ドラマ部門) 【評点】
【予告編▼】 動画集を開く▼<テルライド映画祭での監督挨拶▼> |
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| 5位 | 「フランケンシュタイン」 | |||||||||||||||||||||||||
【配信:ネトフリ】
「世界初のSF小説」とも評されるメアリー・シェリーの怪物物語『フランケンシュタイン』(1818年刊)を、「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞している名匠ギレルモ・デル・トロがリメイクした。
脚本:ノア・オッペンハイム 主演:オスカー・アイザック 助演:ジェイコブ・エロルディ(怪物役)ほか 公開日:2025年11月7日(Netflix配信) 製作国:アメリカ 配給会社:Netflix 長さ:2時間30分 【製作費】 1.2億ドル 【前哨戦での受賞】 ・トロント国際映画祭 観客賞2位 【評点】
【予告編▼】 |
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| 6位 | 「センチメンタル・バリュー」 | |||||||||||||||||||||||||
美しく内省的な家族劇ノルウェーを舞台とする家族劇。疎遠になっていた父と娘2人の再会と確執を描く。美しくじんわり染みる内省的な一作。アカデミー賞脚本賞にノミネートされた「わたしは最悪」と同じ監督&脚本&主演。 「撮りたい」父と「演じたくない」娘かつて映画監督として名声を高めた父親(ステラン・スカルスガルド)が、自分の家族の歴史を映画化しようとする試みが、物語の起点となる。父親は、舞台俳優である娘に主役を演じてもらいたいと申し出るが、娘(レナータ・ラインスヴァ)は拒絶する。家族について「語りたい(撮りたい)」父と、「演じたくない」娘の溝は埋まるのか。「親子関係」をテーマに据えつつ、「映画(創作活動)を通じて自らの人生を語る」あるいは「語り直す」ことの価値や是非を、物語の命題に取り込んだ。 主要キャスト4人の演技パワー主要キャスト4人の演技の力を最大限に引き出しながら、パーソナルな題材を普遍的な物語として静かに紡いでいく手法が高い評価を得た。内省的でありながら、描かれる葛藤は鋭利で生々しい。「心の内側で静かに爆発する映画」などと絶賛された。 監督の自伝的な要素もなお、ヨアキム・トリアー監督は本作で自伝的な要素も取り入れたという。父は音響技師、母は短編映画作家、そして何より祖父のエリック・ローシェンは、ノルウェー映画史に名を残す巨匠監督だった。ステラン・スカルスガルド演じる「かつての巨匠監督」という設定には、トリアー監督が見てきた祖父や親の世代が持つ「芸術への絶対的な信念と、それゆえの独善リスク」が色濃く反映されている。同時に、娘役が抱える「巨星すぎる父への複雑な感情とプレッシャー」は、自身の若い頃の心情が投影されているという。 【ノミネートが有力な部門】
脚本:エスキル・フォクト(ノルウェー人、「わたしは最悪」など )、ヨアキム・トリアー 主演:レナータ・ラインスヴァ(ノルウェー人、「わたしは最悪」など ) 助演:ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテ・リレオス、エル・ファニング(「名もなき者」「マレフィセント」など) 公開日:2026年2月20日(日本) 製作国:ノルウェー、仏、独、デンマーク 言語:ノルウェー語(一部英語) 米国配給会社:ネオン 長さ:2時間15分 【前哨戦での受賞】 ・カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ賞) ・ボストン批評家賞 非英語作品賞 ・ワシントン批評家賞 国際映画賞 ・ダラス批評家賞 外国語映画賞 ・ジョージア批評家賞 国際映画賞 ・サンフランシスコ批評家賞 脚本賞 【評点】
【予告編▼】 動画集を開く▼<カンヌのレッドカーペット▼> |
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| 7位 | 「トレイン・ドリームズ」 | |||||||||||||||||||||||||
【配信:ネトフリ】
前年「シンシン」で絶賛された監督&脚本家による静かな一作。制作会社もシンシンと同じBlack Bearだが、今回はNetflixがサンダンス映画祭で配給権を獲った。
脚本:クリント・ベントリー&グレッグ・クウィダー(「シンシン」の脚本コンビ) 主演:ジョエル・エジャトン(「ラビング 愛という名前のふたり」「ゼロ・ダーク・サーティ」など) 助演:フェリシティ・ジョーンズ、ウィリアム・H・メイシーほか 公開日:2025年11月21日(Netflix配信) 製作国:アメリカ 配給会社:Netflix 長さ:1時間42分 【評点】
【予告編▼】 |
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| 8位 | 「ウェポンズ」 | |||||||||||||||||||||||||
ありがちな「お約束」を超えるアイデアと実行力が光る超良質ミステリー/ホラー。
独創的なオリジナル作品の魅力を再提示し、「罪人たち」と共に、低調だったハリウッド映画界を底上げした。
主演:ジュリア・ガーナー、ジョシュ・ブローリン 助演:エイミー・マディガンほか 脚本(オリジナル):ザック・クレガー 公開日:2025年11月28日(日本) 配給会社:ワーナー 製作費:3800万ドル 長さ:2時間8分 【評点】
北米:1億5200ドル 世界:2億7000万ドル (→) 【予告編▼】 動画集を開く▼<ザック・クレガー監督インタビュー▼>劇伴アルバム▼> <挿入歌:ジョージ・ハリスン「Beware of Darkness」▼> |
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| 9位 | 「シークレット・エージェント」 | |||||||||||||||||||||||||
国:ブラジル 監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ 主演:ヴァグネル・モウラ 製作国:ブラジル+独仏蘭 言語:ポルトガル語、ドイツ語 米国配給会社:ネオン 長さ:2時間38分 【前哨戦での受賞】 ・カンヌ国際映画祭【4冠】監督賞&主演男優賞&国際映画批評家連盟賞&フランスアート系映画館協会賞 ・クリティック・チョイス賞 非英語作品賞 ・ニューヨーク批評家賞 外国語映画賞(&主演男優賞も) ・ロサンゼルス批評家賞 外国語映画賞 ・オースティン批評家賞 国際映画賞 ・全米映画批評家協会賞(NSFC)=渋め 非英語作品賞(&作品賞3位) ・ゴールデングローブ賞 非英語作品賞 【評点】
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| 10位 | 「ブゴニア」 | |||||||||||||||||||||||||
「女王陛下のお気に入り」(2018年)を起点として、「哀れなるものたち」(2023年)、「憐れみの三章」(2024年)と続いてきたヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンの協働プロジェクトの一環。
脚本:ウィル・トレイシー(テレビドラマ「メディア王(サクセッション)」シーズン2・第5話の脚本を書き、エミー賞脚本賞を受賞) 主演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンズ 公開日:2026年2月13日(日本) 製作国:アイルランド、韓国、米国 配給会社:フォーカス 長さ:1時間58分 【製作費】 5000万ドル 【評点】
【予告編▼】 |
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| 11位 | 「It Was Just an Accident」 | |||||||||||||||||||||||||
車の修理工が、かつて政府から拷問を受けたときと同じような「足音」を職場で聞いたことから始まるドラマ。
その足音を立てる男は、本当に拷問者なのか――。
真相を求める修理工の探訪がスタートする。
公開日:2026年(日本) 製作国:イラン、フランス、ルクセンブルク 米国配給会社:ネオン 長さ:1時間45分 言語:ペルシア語 【前哨戦での受賞】 ・カンヌ国際映画祭 1位 パルムドール(最高賞) ・ニューヨーク批評家賞 監督賞 ・ロサンゼルス批評家賞 脚本賞 ・シカゴ批評家賞 外国語映画賞&脚本賞 ・米国映画批評会議(ナショナル・ボード・オブ・レビュー/NBR)国際映画賞 ・サンディエゴ批評家賞 外国語映画賞&脚本賞 ・アトランタ批評家賞 国際映画賞 ・セントルイス批評家賞 国際映画賞 ・シアトル批評家賞 国際映画賞 ・ゴッサム賞 監督賞&脚本賞 【評点】
【予告編▼】 動画集を開く▼<カンヌのレッドカーペット><アルジャジーラ報道> |
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| 12位 | 「ウィキッド 永遠の約束」 | |||||||||||||||||||||||||
批評家の評点が前作より低め
2部作の後半。批評家レビューは、前作「パート1(ウィキッド ふたりの魔女)」に比べるとイマイチ。
11月20日時点で、メタクリティックの批評家スコアは「60点」で、前作「73点」よりダウン。
また、ロッテン・トマトの批評家支持率は「71%」にとどまり、前作「88%」よりだいぶ見劣りする。
「駆け足」「詰め込み過ぎ」否定的な理由としては、「物語が駆け足になっている」「詰め込み過ぎ」などの指摘が目立つ。 「クライマックスに向けての盛り上がりがやや平坦」との評も。 演技には圧倒的な支持一方で、好意的な意見としては、ブロードウェイの舞台版を単に踏襲せず、前作よりも登場人物の葛藤や成長を深く描いた、との論調が目立つ。シンシア・エリーボとアリアナ・グランデの演技については高評価が圧倒的に優勢。 【評点】
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| 13位 | 「アバター:ファイヤー&アッシュ」 | |||||||||||||||||||||||||
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シリーズ第3弾。今回のテーマは「炎と灰」。「炎」は「憎しみ、怒り、暴力」を象徴し、「灰」は暴力の後に残る「喪失、悲しみ、後悔、その続きとしての暴力のサイクル」を指す。これまでに出てきた「森の部族」「水の部族」に続いて、新たに「火の部族」が登場する。 監督:ジェームズ・キャメロン脚本:ジェームズ・キャメロン&リック・ジャッファ&アマンダ・シルバー 主演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダーニャ 公開日:2025年12月19日 配給会社:20世紀スタジオ 長さ:3時間12分 【製作費】 2.5億ドル 【予告編▼】 |
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| 14位 | 「F1/エフワン」 | |||||||||||||||||||||||||
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| 15位 | 「ハウス・オブ・ダイナマイト」 | |||||||||||||||||||||||||
※Netflixオリジナル作品。米国を標的として発射された謎の核ミサイルをめぐるサスペンス。「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が、「デトロイト」以来8年ぶりにメガホンをとった。
脚本:ノア・オッペンハイム 主演:イドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソン 公開日:2025年10月24日(Netflix配信) 製作国:アメリカ 配給会社:Netflix 長さ:1時間52分 【評点】
【予告編▼】 |
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| 16位 | 「ジェイ・ケリー」 | |||||||||||||||||||||||||
【配信:ネトフリ】 監督:ノア・バームバック(「マリッジ・ストーリー」「フランシス・ハ」など)脚本:ノア・バームバック&エミリー・モーティマー 主演:ジョージ・クルーニー 助演:アダム・サンドラーほか 公開日:2025年12月5日(Netflix配信) 製作国:英米 配給会社:Netflix 長さ:2時間11分 【評点】
【予告編▼】 |
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