ノミネート予想一覧

【主要8部門】 作品賞監督賞主演男優賞主演女優賞助演男優賞助演女優賞脚本賞
アニメ賞国際映画賞
【技術系10部門】 撮影賞視覚効果賞配役賞編集賞歌曲賞作曲賞衣装デザイン賞美術賞メイク&ヘア賞音響賞

作品賞

■ 有力度ランキング(現時点)

現時点の作品賞の有力度ランキングです。


順位 有力候補
1位 「ワンバトル・アフターアナザー」
ワン・バトル・アフター・アナザー

名匠ポール・トーマス・アンダーソン(略称:PTA)監督10作目にして初のアクション大作。鬼才監督らしい作家性を発揮しつつも、活劇としてのスリルや濃密なスクリーン体験を堪能できるメインストリーム娯楽作に仕上げた。コミカルな掛け合いや個性的なキャラクター群像も魅力。

追跡と逃走の家族劇

レオナルド・ディカプリオ演じる政治テロ犯が、同じ組織内の女性と恋仲になり、娘をもうけて家庭人に。その娘の身が危険にさらされ、救出へと向かう。追跡と逃走の家族劇。

批評家の評価ナンバー1

米国で「満点」のレビューを出す批評家が続出。主な評者の得点を平均するメタクリティックのスコアは驚異の95点で、あの「オッペンハイマー」(90点)を軽く乗り越え、PTA自己最高だった「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(93点)を凌ぎ、「ソーシャル・ネットワーク」(96点)、「それでも夜は明ける」(96点)、「パラサイト 半地下の家族」(97点)といった神作レベルの域に迫った。ちなみに、さらに上には「ムーンライト」(99点)などがある。いずれにせよ、本年の主要作品では断トツの批評家ウケの良さ。

<絶賛ポイント>

  • ・没入感、緊張感、迫力
  • ・個性的で愉快なキャラクター群像
  • ・現代政治の描写の鋭さ、寓話性
  • ・演技・演出

一般支持率も「マグノリア」以来の高さ

一般層の反応も良好で、米映画館の出口調査シネマスコアでAを獲得。ロッテン・トマトの観客支持率は85%で、クセが強めのPTA作品としては長編2作目「ブギーナイツ」(89%)、3作目「マグノリア」(89%)以来の高水準。ただ、肯定一色に近い競合相手「罪人たち」(96%)に比べると、一定割合の否定派は存在する。

政治的な題材

作品賞の受賞に向けた焦点の一つになりそうなのは、政治的な題材を扱っていること。ファシストや差別主義者を辛辣かつ滑稽に描いており、世相的にタイムリーだと称賛する声が圧倒的ではある。とはいえ、元極左テロリストが主人公なのは事実で、決して英雄扱いしているわけではないとはいえ、一部の保守層からは「政治プロパガンダ的」との批判も出ている。

物語全体の共感性は

もう一つの不透明ポイントは、共感性の度合いだ。劇中に感情を揺さぶるようなシーンは多々あるが、個々のパーツや技術面でなく、物語自体が心の芯にどれだけ刺さるのか、という点。

観客動員は伸びず

大手スタジオ(ワーナー)が巨額の製作費と宣伝費を投じ、さらに、メディアの絶賛評が拡散したにもかかわらず観客動員はあまり伸びなかった。公開2週目の興行収入(週末)は初週比50%減で、同6%減で踏みとどまった「罪人たち」との差は明らか。超上質エンタメ作品なのに共鳴の裾野が広がり切らないのは、今の市井の人たちの感性との間に、ある程度のミスマッチがあるからかも。

【評点】
メタクリティック 95%
最新→
ロッテン・トマト 95%
最新→
IMDB 8.4
最新→
シネマスコア  A
【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
主演男優賞
 レオナルド・ディカプリオ
助演男優賞
 ショーン・ペン
助演男優賞
 ベニシオ・デル・トロ
助演女優賞
 テヤナ・テイラー
脚色賞
撮影賞
配役賞
作曲賞
音響賞
 監督&脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
 主演:レオナルド・ディカプリオ、チェイス・インフィニティ
 助演:ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、テヤナ・テイラーほか
 製作国:アメリカ
 配給会社:ワーナー
 長さ:2時間42分
 公開日:2025年10月3日(日本)
【製作費】
1億3000万~1億7500万ドル
【予告編▼】
動画集を開く▼ <「ビスタビジョン」の魅力▼>

<劇伴のアルバム再生リスト▼>

<挿入歌:スティーリー・ダン「ダーティ・ワーク」▼>

<ディカプリオ氏らのレッドカーペット談▼>

2位 「罪人(つみびと)たち」
罪人たち
【配信:アマゾン

ブルース音楽劇

1930年代のアメリカ南部の黒人兄弟の挑戦を、ブルースの源流や軌跡と絡めて描く音楽ドラマ活劇(フィクション)。西部劇やホラーの要素を取り入れ、新鮮なアプローチで米現代史の一面を切り取った。

天才クーグラー監督初の完全オリジナル

アカデミー作品賞ノミネート「ブラックパンサー」(2018年公開)を若干31歳で撮った天才ライアン・クーグラー監督が、初めて手掛けた完全オリジナル作品。「娯楽性」「芸術性」「商業性」の3点セットを見事に網羅。ストーリーの独創性に加えて、映像や音楽の卓越したクオリティの高さが絶賛された。クーグラー監督のデビュー作から出演し、二人三脚でハリウッド映画界を走り抜いてきたマイケル・B・ジョーダンが主演(双子の兄弟を一人二役)。

批評家の97%、観客の96%が肯定派

米国内での評価の高さは、2025年上半期に公開された主要作品の中で圧倒的トップ。映画館の観客の評価を聞き取り調査する「シネマスコア」でホラー映画史上初の「A」を獲得。ロッテン・トマトのスコアは批評家支持率97%、観客支持率96%という鮮やかな両立ぶり。

怒涛のロングラン

興行収入も、公開2週目の週末の落ち込みが初週比でわずか6%の下落という驚異的な維持率を達成し、その後も怒涛のロングランを続けた。

重みのあるスケール感

オスカーで求められるテーマ性やスケール感という点において過去の受賞作と比べて見劣りしない。前年の作品賞「アノーラ」が軽い路線だったことを勘案すると、米国史のダークサイドとそこから這い上がろうとする民衆パワーを生々しくあぶり出した本作の存在感は無視し難い。

早期公開だった「エブエブ」の再来なるか

米国では4月に公開されており、選考までの期間が長いという点で不利。 ただ、3年前のオスカーでは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)」が3月公開ながら作品賞などを獲った例もある。一般ファンからの持続的な支持の熱さという点で、「エブエブ」にひけをとらない。

米国史を映す

本作は、1932年の南部ミシシッピ州を舞台に、「奴隷解放」後の黒人たちの苦悩、希望、躍動が描かれてている。

「奴隷解放」後の黒人

南北戦争(1861~1865年)で南軍が敗れ、奴隷解放宣言が行われた後も、黒人たちは農園主から住居や農具を与えられ、収穫した綿花の約半分の収益を支払う小作人として働くことになった。ところが、小作人は、衣類や食料を買うため生活費を農園主から前借りしなければならず、経済的に支配され続けた。

綿摘みのメッカ「デルタ地域」

主人公の黒人兄弟が生まれたデルタは、ミシシッピ川とヤズー川に挟まれた肥沃(ひよく)な地帯で、19世紀からプランテーションが広がり、黒人奴隷が綿摘み労働を担ってきた。

黒人の起業

本作の物語は、故郷デルタを離れシカゴで荒稼ぎしてきた双子の黒人兄弟が、地元に戻ってきたところからスタートする。蓄えた資金で「ジューク・ジョイント」と呼ばれる酒場の開業を計画する兄弟。立ち上げに必要な場所や人材の確保へと動き出す。

演奏小屋「ジューク・ジョイント」

ジューク・ジョイントは、当時アングラ的に流行した黒人の社交場(ダンスホール)で、1930年代にデルタ地域の農園近くや街道沿いに点在していた。歌やギターが得意な小作人たちは、仕事の後にジューク・ジョイントで腕前を披露したという。演目はもちろん、黒人の農園労働者らに歌い継がれてきた「ブルース」。初期ブルース(デルタ・ブルース)を代表する伝説的な奏者兼歌手チャーリー・パットンも、綿摘みなどの農作業をしながら、ジューク・ジョイントでブルースを演奏していたと言われる。

見事な音楽シーン

ブルースはジューク・ジョイントを媒介に、デルタ地帯からメンフィス、セントルイス、シカゴへと北上。ジャズやロックなど現代ポピュラー音楽の源になるのだが、本作ではその歴史的な広がりが、卓越した音楽シーンで鮮やかに表現されている。

黒人霊歌

もともと米国の黒人音楽といえばゴスペルが主流だった。アフリカ大陸から奴隷船で運ばれてきたアフリカ系アメリカ人たちは、自らの土着文化を否定されたが、奴隷として暴力や絶望に苦しむなかで独自の黒人霊歌を生み出し、天国での救済を唄うようになった。それがゴスペル(聖歌)として発展した。

世俗的で快楽的な「悪魔の音楽」

南北戦争で奴隷制度が撤廃された後も、人種差別は終わらず。黒人たちに失望が広がり、その憂うつ(ブルー)な気分を世俗的な歌詞とサウンドで正直に表現したのが「ブルース」だった。神にささげるゴルペルとは対局をなす世俗的な歌詞と快楽的なリズムやノリ。プロテスタントなどの信仰深い人たちからすると、音楽による陶酔は悪魔の誘惑であり、「悪魔の音楽」「罪人たちの歌」と呼ばれた。禁酒法による統制も加わり、酒場でブルースにのって足を踏み鳴らしたり、踊り狂ったりするような人々は堕落の象徴とされた。

少年ミュージシャンと吸血鬼

本作は、そんな「堕落文化」に胸を躍らせる人々の姿を活写する。その象徴として、牧師の息子ながらブルース音楽家を志す少年ミュージシャン(主人公の従弟)が準主役として登場。父親から「悪魔の音楽をやめろ!」と叱責されつつも、天才的なギター演奏と歌声で人々を熱狂させる。そのサウンドの魔力が、招かれざる客(吸血鬼)を引き寄せることとなり、大きな騒動へと発展する。少年の成長物語としても魅力たっぷりだ。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
 ライアン・クーグラー
脚本賞
 ライアン・クーグラー
主演男優賞
 マイケル・B・ジョーダン
助演男優賞
 マイルズ・ケイトン
撮影賞
編集賞
配役賞
作曲賞
歌曲賞
衣装デザイン賞
美術賞
メイク&ヘア賞
音響賞
 監督:ライアン・クーグラー(ブラックパンサー、クリード)
 主演:マイケル・B・ジョーダン(ブラックパンサー、クリード)
 脚本:ライアン・クーグラー
 公開日:2025年6月20日(日本)、2025年4月18日(米国)
 製作国:アメリカ
 制作会社:米プロキシミティ・メディア(ライアン・クーグラーの会社)
 米国配給会社:ワーナー
 長さ:2時間17分
 影響を受けた作品「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
【評点】
メタクリティック 84%
最新→
ロッテン・トマト 97%(観客96%)
最新→
IMDB 7.6
最新→
シネマスコア  A
【興行収入】
北米:2.7億ドル
【製作費】
9000万ドル
【予告編▼】
動画集を開く▼ <サントラPV▼>

<音楽シーン(クリップ)▼>

<サントラのアルバム▼>

<劇伴のアルバム再生リスト▼>

<メイキング映像▼>
<伝説のブルース奏者兼歌手、バディ・ガイのライブ映像▼>

3位 「ハムネット」
ハムネット

大泣きの観客が続出

2021年オスカーの作品賞&監督賞に輝いた「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督の4年ぶりの新作。大泣きの観客が続出。トロント国際映画祭で観客賞に輝いた。

シェイクスピアの妻アグネス

英国の劇作家シェイクスピアの妻アグネス(アン)を主人公とするフィクション物語。2020年に発表された作家マギー・オファーレルの小説が原作。
題名「ハムット」は、シェイクスピアの戯曲「ハムット」の初上演の4年前に亡くなった実の息子の名前。シェイクスピアは18歳のときに8つ年上の女性アグネス結婚し、双子の子供(長男ハムネットと長女ジュディス)をもうけたが、ハムネットは12歳で夭逝(ようせい)している。
この史実をベースに、豊かな想像力と大胆な再解釈を加え、長年にわたり「悪妻の典型」と見られてきたアグネスの生き様や夫婦愛、母子愛を描く。ジャオ監督が原作者と共同で脚本を書いた。

「感情的結びつきの強さ」が絶賛

「感情的結びつきの強さ」が絶賛された。 本作で主人公アグネスは、病弱な息子ハムネットを失い、悲嘆に沈む母として描かれる。 彼女の視点に寄り添い、深い同情や共感を観客に呼び起こす。 悲しみにとどまるだけでなく、それを超えて美しいもの(芸術)を生み出す力へとつなげる姿が、深い感動を与える。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
主演女優賞
 ジェシー・バックリー
主演男優賞
 ポール・メスカル
脚色賞
撮影賞
配役賞
編集賞
美術賞
作曲賞
音響賞
 監督:クロエ・ジャオ
 主演:ジェシー・バックリー
 助演:ポール・メスカルほか
 脚本:マギー・オファーレル(原作者)、クロエ・ジャオ
 原作:小説『ハムネット』(2020年、マギー・オファーレル著)
 公開日:2025年11月27日(米国)
 製作国:イギリス、アメリカ
 言語:英語
 米国配給会社:フォーカス
 長さ:2時間5分
【前哨戦での受賞】
・トロント国際映画祭 観客賞
【評点】
メタクリティック 89%
最新→
ロッテン・トマト 92%
最新→
IMDB 8.5
最新→

【予告編▼】
動画集を開く▼ <テルライド映画祭での監督挨拶▼>

4位 「マーティ・スプリーム」
マーティ・スプリーム

伝説的な卓球選手(マーティ・リースマン)の人生から着想を得た物語。本年度のA24イチオシ。 これまでコンビで「アンカット・ダイヤモンド」などを手掛けてきたサフディ兄弟の弟のほうであるジョシュ・サフディの初の監督作。

野心的なスポーツ映画


2025年10月6日、ニューヨーク映画祭(NYFF)で秘密上映が行われ、一部の批評家やメディアらに初披露された。 反応は好意的で、「期待以上」「野心作」といった評価が目立った。 ティモシー・シャラメの演技は「キャリア最高」「この役のために生まれてきたようだ」などと絶賛された。 卓球映画ならではのラリーの打球音や観客のざわめきによるリズム感も好評。とくに中盤まではサフディ作品らしい切迫したテンポと緊張感が全開となる。
ただ、否定派はかなり少数ではあるが、「感情移入が難しい」「キャラクター描写が断片的」「後半で展開がゆるむ」との声がある。

卓球ハスラー(勝負師)

物語りのモデルとなったマーティ・リースマン(1930年~2012年)は、1949年と1952年の世界選手権シングル部門で銅メダルに輝いた人物。 12歳のころに卓球クラブに通い、年上相手に少額を賭けてプレーするギャンブル試合を展開。「卓球ハスラー」として有名になった。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
主演男優賞
 ティモシー・シャラメ
助演女優賞
 オデッサ・アザイオン
脚本賞
編集賞
作曲賞
 監督:ジョシュ・サフディ
 主演:ティモシー・シャラメ
 助演:グウィネス・パルトローほか
 脚本:ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ
 公開日:2025年12月25日(米国)
 製作国:アメリカ
 米国配給会社:A24
 製作費:7000万ドル
(A24配給作品としては「シビル・ウォー」(2024年)の5000万ドルを上回り過去最高)
【評点】
メタクリティック --%
最新→
ロッテン・トマト --%
最新→
IMDB --
最新→

【予告編▼】
動画集を開く▼ <モデルとなったマーティ・リースマンのインタビュー▼>

<試合(1949年、世界選手権)▼>

4位 「ウィキッド 永遠の約束」
ウィキッド 永遠の約束

米国での先行試写において、極めて好意的な評価を受けた。多くの批評家が「前作を超えた」「壮大で心を揺さぶるフィナーレ」などと絶賛。ブロードウェイの舞台版を単に踏襲せず、前作「パート1」よりもキャラクターの葛藤や成長をより深く描く構成や演出などが高く評価されている。
Vanity Fair誌のクリス・マーフィーは「原作の枠を拡張し、深化させた」と評し、Deadlineのデスティニー・ジャクソンは「友情と犠牲を軸とした脚本の感情的深み」を称えた。シンシア・エリーボとアリアナ・グランデの演技も「期待以上」との反応が圧倒的。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
主演女優賞
 シンシア・エリーボ
助演女優賞
 アリアナ・グランデ
脚色賞
撮影賞
配役賞
編集賞
歌曲賞
美術賞
衣装賞
音響賞
6位 「センチメンタル・バリュー」
センチメンタル・バリュー

じんわり染みる大人映画

疎遠になっていた父と娘2人の再会と確執を描く家族ドラマ。じんわり染みる大人な一作。アカデミー賞脚本賞にノミネートされた「わたしは最悪」と同じ監督&脚本コンビ&主演女優。ヨアキム・トリアー監督の自伝的な要素を取り入れたという。

「語りたい」父と「語られたくない」娘

かつて映画監督として名声を高めた父親(ステラン・スカルスガルド)が、自分の家族の歴史を映画化しようとする試みが描かれる。父と娘(レナータ・ラインスヴァ)が、それぞれ「語りたい」「語られたくない」という立場。これにより父娘の断絶が浮き彫りになり、同時に対話の場を作り出す。「親子関係」「人の記憶」をテーマに据えつつ、「映画(創作活動)を通じて語る」こと自体を物語の命題に取り込んだ。

抑制的・内省的に見せる

この「劇中劇」的な構成が、優れた演技と演出の力によって説得力を持ち、批評家や映画ファンから称賛された。キャラクターの感情を抑制的・内省的に見せながら、徐々に溢れ出すような変化を描くスタンスも高評価。

「感情的価値」

なお、題名の「センチメンタル・バリュー」には、「個人の記憶や家族の思い出が持つ感情的価値」「映画制作という行為が持つ感情的価値」といった複層的な意味が込められているようだ。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
主演女優賞
 レナータ・ラインスヴァ
助演男優賞
 ステラン・スカルスガルド
脚本賞
国際映画賞
 監督:ヨアキム・トリアー(ノルウェー人、「わたしは最悪」など )
 主演:エル・ファニング(「名もなき者」「マレフィセント」など)
 脚本:エスキル・フォクト(ノルウェー人、「わたしは最悪」など )、ヨアキム・トリアー
 製作国:ノルウェー、仏、独、デンマーク
 言語:ノルウェー語
 米国配給会社:ネオン
 長さ:2時間15分  
【前哨戦での受賞】
・カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ賞)
【評点】
メタクリティック 90%
最新→
ロッテン・トマト 97%
最新→
IMDB 7.9
最新→

【予告編▼】
動画集を開く▼ <カンヌのレッドカーペット▼>

7位 「シンプル・アクシデント
シンプル・アクシデント

※イランを代表する監督の一人で、イラン政府の思想的な弾圧を受けてきたパナヒ監督が、自己資金と欧州の映画会社の出資で製作。 ある男の運転する車が犬にぶつかったところから始まるスリラー。車の運転手が、かつて自分を拷問した政府関係者に似ていると感じた主人公が、大胆な行動に出る。

【ノミネートが有力な部門】
部門 作品賞
監督賞
脚本賞
 監督&脚本:ジャファル・パナヒ(「チャドルと生きる」など )
 公開日:2025年11月14日(日本)、10月24日(米国)
 製作国:イラン、フランス、ルクセンブルク
 米国配給会社:ネオン
 長さ:1時間45分
 言語:ペルシア語
【前哨戦での受賞】
・カンヌ国際映画祭 1位 パルムドール(最高賞)
【評点】
メタクリティック 92%
最新→
ロッテン・トマト 98%
最新→
IMDB 7.7
最新→

【予告編▼】
動画集を開く▼ <カンヌのレッドカーペット>

<アルジャジーラ報道>

9位 「ハウス・オブ・ダイナマイト」
ハウス・オブ・ダイナマイト

※Netflixオリジナル作品。米国を標的として発射された謎の核ミサイルをめぐるサスペンス。「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が、「デトロイト」以来8年ぶりにメガホンをとった。
知的な緊張感あふれる政治スリラー。
【配信:ネトフリ

 監督:キャスリン・ビグロー
 脚本:ノア・オッペンハイム
 主演:イドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソン
 公開日:2025年10月24日(Netflix配信)
 製作国:アメリカ
 配給会社:Netflix
 長さ:1時間52分
【評点】
メタクリティック 75%
最新→
ロッテン・トマト 79%
最新→
IMDB 7.0
最新→

【予告編▼】
10位 「ウェポンズ」
ウェポンズ

ありがちな「お約束」を超えるアイデアと実行力が光る超良質ミステリー/ホラー。 独創的なオリジナル作品の魅力を再提示し、「罪人たち」と共に、低調だったハリウッド映画界を底上げした。

章ごとに手がかりを積み上げていく設計。画作りの端正さや好テンポにより、驚かせるためだけのカット割りに終わらない「映画的心地よさ」(ロジャー・イーバート・ドットコム)で観客を引っ張る。群像劇としても魅力的で、役者陣のアンサンブル演技も高評価。

ホラーファン以外も絶賛。 製作費3800万ドルに対して、興行収入2億7000万ドルの大成功となった。

本作が作品賞ノミネートに滑り込むことができれば、「ワン・バトル・アフター・アナザー」「罪人たち」と合わせて一つの配給会社(ワーナー)から3本の候補入りという前代未聞の事態に。

【ノミネートの可能性がある部門】
部門 作品賞
主演女優賞
 ジュリア・ガーナー
助演女優賞
 エイミー・マディガン
脚本賞
編集賞
配役賞
 監督:ザック・クレガー(「バーバリアン」など)
 主演:ジュリア・ガーナー、ジョシュ・ブローリン
 助演:エイミー・マディガンほか
 脚本(オリジナル):ザック・クレガー
 公開日:2025年11月28日
 配給会社:ワーナー
 製作費:3800万ドル
 長さ:2時間8分
【評点】
メタクリティック 81%
最新→
ロッテン・トマト 93%
最新→
IMDB 7.5
最新→
【興行収入】
北米:1億5200ドル
世界:2億7000万ドル (

【予告編▼】
動画集を開く▼ <ザック・クレガー監督インタビュー▼>

劇伴アルバム▼>

<挿入歌:ジョージ・ハリスン「Beware of Darkness」▼>

歴代の作品賞→

監督賞

部門 監督賞
ノミネート予想
  • ポール・トーマス・アンダーソン
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ポール・トーマス・アンダーソン
    ※過去に11回ノミネートされたが受賞はゼロだった。
    若干26歳で長編2作目「ブギーナイツ」(1997年)を撮り、大当たり。 天才的な若手として注目され、オスカー脚本賞ノミネート。 マーク・ウォールバーグ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョン・C・ライリーらの新進俳優を世界に知らしめた。 それ以来、卓説した演出力も称賛され続けた。
    本作は大手スタジオ(ワーナー)が出資する超大作ながら、撮影や編集などの技術面にも自ら全面的に参加。高度な芸術性を追求した。若手のチェイス・インフィニティからベテランのショーン・ペンまで、俳優の魅力を最大限に引き出す魔力も相変わらず。
    55歳。
    <ノミネート歴>
    作品 部門
    1997 「ブギーナイツ」 脚本賞
    1999 「マグノリア」 脚本賞
    2017 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 作品賞
    監督賞
    脚色賞
    2014 「インヒアレント・ヴァイス」 脚色賞
    2017 「ファントム・スレッド」 作品賞
    監督賞
    2021 「リコリス・ピザ」 作品賞
    監督賞
    脚本賞





  • ライアン・クーグラー
    「罪人(つみびと)たち」
    ライアン・クーグラー
    ※「ブラックパンサー」「クリード」シリーズで絶賛されたヒットメーカーの初のオリジナル作品。2021年「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」の共同プロデューサーとして作品賞にノミネートされた。 1986年5月生まれ。加州オークランド出身。
    2013年、地元近くの黒人青年の射殺事件を描いた「フルートベール駅で」で長編デビュー。当時27歳。企画を気に入った俳優フォレスト・ウィテカーらの支援で完成させた。サンダンス映画祭にて、最高の栄誉である「審査員グランプリ」と「観客賞」の2冠を制した。わずか90万ドルの製作費で、1740万ドルの興行収入を稼ぎだした。 主役に起用したマイケル・B・ジョーダンも称賛を浴びる。
    「ロッキー」シリーズの新作「クリード」の監督に大抜擢。メジャーな大成功を収めた。さらに若干31歳で傑作「ブラックパンサー」を撮り、マーベル映画初のアカデミー作品賞ノミネートへと導いた。





  • クロエ・ジャオ
    「ハムネット」
    クロエ・ジャオ
    ※中国出身。アメリカに移住。低予算「ノマドランド」で2021年の作品賞、監督賞に輝く。マーベル大作「エターナルズ」を経て、本作が4年ぶりの新作。





  • ジャファール・パナヒ
    「It Was Just an Accident(シンプル・アクシデント)」
    ジャファール・パナヒ
    ※世界で称賛されるイラン人監督。本作でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルムドール)に輝く。イラン政府に弾圧されてきた。1960年生まれ。





  • ヨアキム・トリアー
    「センチメンタル・バリュー」
    ヨアキム・トリアー
    ※ノルウェー人。1974年生まれ。前作「わたしは最悪」で2022年オスカーの国際映画賞と脚本賞にノミネートされたが、いずれも濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」に敗れた。





  • ジョシュ・サフディ
    「マーティ・スプリーム」





  • ジョン・M・チュウ
    「ウィキッド 永遠の約束」
    ジョン・M・チュウ
歴代の監督賞→

主演男優賞

部門 主演男優賞
ノミネート予想
  • ティモシー・シャラメ
    「マーティ・スプリーム」
    ティモシー・シャラメ
    ※実在の卓球選手役。「キャリア最高」「この役のために生まれてきたようだ」などと絶賛された。





  • レオナルド・ディカプリオ
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    レオナルド・ディカプリオ
    ※左翼活動家の役柄。 脱力感のあるコミカル表現で笑わせる。 シリアスとコメディの境界をあいまいにし、「理想主義」の空回りを観客に痛々しく見せる役割を果たした。 後半は、薬物や酒に溺れたジャンキーとしてのダメぶりを体現。ミドルエイジの疲弊感をリアルに感じさせる。 その一方で、娘思いなお父さんぶりが温かい。
    過去作「ディパーテッド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「レヴェナント」等では、精神や肉体の極限状態におかれたキャラを築いてきた。本作では、狂気と正気、真面目とユーモアを滑らかに行き来する均衡力を発揮。「ディカプリオはもはや狂気の縁で“演じる”のではなく、その上で“踊っている”」(英ガーディアン紙のピーター・ブラッドショウ記者)と評されるような熟練のバランス演技で魅せた。





  • マイケル・B・ジョーダン
    「罪人たち」
    マイケル・B・ジョーダン
    ※双子の兄弟を一人二役で演じた。厳格で引率力のある兄スモークと、陽気で脇の甘い弟スタック。しぐさ、目つき、声を巧みに使い分けた。双子としての共通項を持たせつつ、別人として観せる演技が巧妙。
    怒り・後悔・希望・恐怖・連帯など、複数の感情が時間経過とともに積み重なり、観客を引き寄せる。多層的なテーマへと拡張していく本作において、太い縦串として機能する。





  • ヴァグネル・モウラ
    「シークレット・エージェント」
    ヴァグネル・モウラ
    ※ブラジルの人気俳優。Netflixのドラマ「ナルコス」で麻薬王パブロ・エスコバルを演じたことで有名。
    1970年代の軍事政権下のブラジルを舞台に、逃亡中の中年男性を演じた。ゆるやかな進行するドラマの中で、深みの漂う眼差しや身体のわずかな揺れなどで緊張感を表現。政治的恐怖と人間的脆さを併せもった人物像を丁寧に描いた。
    【前哨戦での受賞】
    ・カンヌ国際映画祭 男優賞





  • ジェシー・プレモンズ
    「ブゴニア」
    ジェシー・プレモンズ





  • ジョージ・クルーニー
    「ジェイ・ケリー」
    ジョージ・クルーニー
    ※架空の俳優キャラ(ジェイ・ケリー)を演じた。かつて大スターだったが、近年は興行的に低迷している、という設定。
    年齢と向き合う人物像を、脆さをにじませながら表現した。「スターの仮面」と「老い・後悔・喪失の実感」が同居する二重構造。その姿が静かな痛みとして全編を貫く。





  • イーサン・ホーク
    「ブルー・ムーン」
    イーサン・ホーク
    ※作詞家ロレンツ・ハート(Lorenz Hart)を演じた。
    細かなタッチや余白を大切にした演技。軽やかな言葉遣いながら、身体的にはやや控えめ・縮んだ感じという対比的な演技設計を採用。 才能あるが自己破壊的で、性的な抑圧もあり、プロとしても人間としても苦悩している複雑な人物像をとらえた。
    本来の発声・動き・外見などすべてを変え、別人になりきった。
    ロレンツ・ハートはアメリカ音楽史でもっとも重要な作詞家の一人とされ、作曲家リチャード・ロジャースとの名コンビで1920年代から1940年代初頭まで、ブロードウェイ黄金期の礎を築いた人物。
    作品自体も高評価を得た。ソニー・ピクチャーズ・クラシックス配給。
歴代の主演男優賞→

主演女優賞

部門 主演女優賞
ノミネート予想
  • ジェシー・バックリー
    「ハムネット」
    ジェシー・バックリー
    ※シェイクスピアの妻アグネスを演じた。
    過去のオスカーでは、2022年に「ロスト・ドーター」で助演女優賞ノミネート。アイルランド出身。1989年生まれ。





  • レナータ・ラインスヴァ
    「センチメンタル・バリュー」
    レナータ・ラインスヴァ
    ※同じヨアキム・トリアー監督の「わたしは最悪。」(2021年)で世界的に大ブレイクし、英国アカデミー賞の主演女優賞ノミネート。1987年ノルウェー生まれ。





  • シンシア・エリーボ
    「ウィキッド 永遠の約束」
    シンシア・エリーボ





  • ローズ・バーン
    「If I Had Legs I'd Kick You」
    ローズ・バーン
    ※苦闘する母親を演じた。精神的に追い詰められる役柄。オーストラリア出身。「ブライズメイズ」「ネイバーズ」などのコメディ映画で有名。
    【前哨戦での受賞】
    ・ベルリン国際映画祭 主演俳優賞





  • アマンダ・サイフリッド
    「The Testament of Ann Lee」
    アマンダ・サイフリッド
    ※ミュージカル。
    1985年生まれ。「ミーン・ガールズ」(2004年)で大ブレイク。「Mank/マンク」の助演で初オスカーノミネート。本作は「ブルータリスト」の監督ブレイディ・コーベットと妻モナ・ファストヴォルドが夫婦で脚本を書き、ファストヴォルドが監督した。





  • エマ・ストーン
    「Bugonia」
    エマ・ストーン





  • チェイス・インフィニティ
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    チェイス・インフィニティ
    ※製作陣が長い年月を費やして多数のオーディションを重ねた末にやっと発掘した。起用が決まった時点では、初出演となるテレビドラマ(推定無罪)を撮っているところで、まさに新人だった。
    配役が決まってから武術の訓練を重ねた。レオナルド・ディカプリオやショーン・ペンら超大物と堂々と渡り合った。頼りない父親から過保護な干渉を受ける普通の現代娘、かと思いきや、追いつめられると意外な力を発揮する。





  • ジュリア・ガーナー
    「ウェポンズ」
    ジュリア・ガーナー





  • レベッカ・ファーガソン
    「ハウス・オブ・ダイナマイト」
    レベッカ・ファーガソン
    ※大統領官邸の緊急対応室(ホワイトハウスのシチュエーション・ルーム)のキャプテンという役柄。 所作で緊張を伝える抑制的演技が称賛された。 日常の細かい行為の積み重ねで、無駄のない人物像を表現。 緊迫シーンでの感情の揺れも見事。
    三部構成となっている本作では、ファーガソンが主演の第1部が圧倒的に好評。否定派の多くもファーガソンの演技は褒めた。
歴代の主演女優賞→

助演男優賞

部門 助演男優賞
ノミネート予想
  • ステラン・スカルスガルド
    「センチメンタル・バリュー」
    ステラン・スカルスガルド
    ※スウェーデン出身のベテラン。世界的な名脇役として活躍してきた。ハリウッド映画では「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「アベンジャーズ」「マンマ・ミーア」「ドラゴン・タトゥーの女」などの大作に出演。近年では「デューン 砂の惑星」シリーズの変態悪役(ハルコンネン男爵)でおなじみ。HBOの傑作ドラマ「チェルノブイリ」(2019年)でエミー賞の助演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)ノミネート。1951年生まれ。





  • ポール・メスカル
    「ハムネット」
    ポール・メスカル
    ※シェイクスピア役。長編2作目の「アフターサン」で2023年に主演男優賞にノミネートされた。





  • ショーン・ペン
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ショーン・ペン
    ※ディカプリオ氏演じる主人公と対峙する悪役。とにかく狂気的で不気味。差別主義者ぶりや変態男ぶりを滑稽かつ大げさに演じつつ、屈折した内面や脆弱性を丁寧に表現した。近年のハリウッド作品の中でも際立つヴィラン造形との高評価も。
    過去2度、主演男優賞を受賞(「ミスティック・リバー」「ミルク」)。その前にも3回主演ノミネートという輝かしいオスカー歴を誇る。ただ、ここ16年間はノミネートから遠ざかっていた。





  • ベニシオ・デル・トロ
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ベニシオ・デル・トロ
    ※空手の指導者役。「センセイ」と呼ばれ、生徒だけでなく、地域のラテンコミュニティのリーダー格として慕われる存在。さりげないカリスマ性や賢者ぶりをユーモラスに表現。ひょうひょうとした立ち振る舞いで、名言を連発。「トラフィック」(2000年)で助演男優賞に輝いたときの名演も想起させる。見事なハマリ役。





  • ジェレミー・ストロング
    「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」
    ジェレミー・ストロング
    ※スプリングスティーンに大きな影響を与えた音楽プロデューサー、ジョン・ランダウ氏を演じた。ランダウ氏は音楽記者だった1974年、「私はロックの将来を見た。その名はブルース・スプリングスティーン」と書き、大成功を予言。その後の3枚目アルバム「明日なき暴走」から共同プロデューサーに就き、右腕として黄金期を支えた人物。





  • マイルズ・ケイトン
    「罪人たち」
    マイルズ・ケイトン
    ※天才ブルース歌手役。実質的に主役の一人。歌声でさりげなく観客を魅了。





  • デルロイ・リンドー
    「罪人たち」
    デルロイ・リンドー
    ※「語り部」としての深い味わい。





  • アダム・サンドラー
    「ジェイ・ケリー」
    アダム・サンドラー
歴代の助演男優賞→

助演女優賞

部門 助演女優賞
ノミネート予想
  • アリアナ・グランデ
    「ウィキッド 永遠の約束」
    アリアナ・グランデ
    ※前作「ウィキッド ふたりの魔女(パート1)」でキャラクター(グリンダ)への適合性やコミカルぶりが高評価され、初ノミネートされた(受賞は「「エミリア・ペレス」のゾーイ・サルダーニャ)。今作では、「明るく軽やかな人気者」から「重い責任を負った大人」へと変化する姿を、深みのある演技で表現。「ユーモア、傷心、カリスマ性の3つを見事に調和させた」(バラエティ誌のジャズ・タンケイ記者)などと称賛された。





  • インガ・イブスドッテ・リレオス
    「センチメンタル・バリュー」
    Inga Ibsdotter Lilleaas
    ※主人公の妹を演じた。ノルウェー人。1989年生まれ。Netflixの「ビューティフル・ライフ」(2023年、デンマーク)などに出演。





  • テヤナ・テイラー
    「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    テヤナ・テイラー
    ※「革命闘士」を名乗るテロリスト役。ド迫力の演技で序盤から画面を盛り上げる。無慈悲に暴れ回るシーンや、敵の幹部をサディスティックに挑発する場面などが見どころ。獰猛さの陰に見せる迷いも印象的。





  • エル・ファニング
    「センチメンタル・バリュー」
    エル・ファニング
    ※過去のオスカーノミネート歴はなし。前年の作品賞ノミネート「名もなき者」でボブ・ディランの恋人役を演じた。1998年、米南部ジョージア州生まれ。有名子役ダコタ・ファニング(宇宙戦争)の4歳下の妹。





  • エイミー・マディガン
    「ウェポンズ」
    エイミー・マディガン
    「燃えてふたたび」で1986年に助演女優賞ノミネート。それ以来、オスカーには縁がなかった。今回、大ヒットホラー作で強烈なインパクトを与え、全米の映画ファンが猛プッシュ。





  • オデッサ・アザイオン
    「マーティ・スプリーム」
    オデッサ・アザイオン
    ※ティモシー・シャラメ演じる主人公の幼なじみ役。存在感を発揮した。
    これまで配信やテレビを中心に活動。米Hulu配信のホラー「ヘル・レイザー」(2022年)では主演を務めた。本作が初めての本格的な劇場公開作品。
    2000年ロサンゼルス生まれ。父親はドイツの映画監督、母親は女優。
    <「ヘル・レイザー」出演時の自己紹介▼>





  • ヘイリー・スタインフェルド
    「罪人たち」
    ヘイリー・スタインフェルド
    ※14歳でのデビュー作「トゥルー・グリット」(コーエン兄弟作品)でいきなり助演女優賞ノミネート。マーベルのホークアイでも知られる。1996年12月11日、加州生まれ。
歴代の助演女優賞→

脚本賞

部門 脚本賞
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
    罪人たち
    脚本:ライアン・クーグラー





  • 「センチメンタル・バリュー」
    センチメンタル・バリュー
    脚本:エスキル・フォクト(ノルウェー人、「わたしは最悪」など )、ヨアキム・トリアー





  • 「マーティ・スプリーム」
    マーティ・スプリーム
    脚本:ロナルド・ブロンスタイン&ジョシュ・サフディ





  • 「ハウス・オブ・ダイナマイト」
    ハウス・オブ・ダイナマイト
    脚本:ノア・オッペンハイム





  • 「ウェポンズ」
    ウェポンズ
    脚本:ザック・クレガー





  • 「シンプル・アクシデント」
    シンプル・アクシデント
    脚本:ジャファール・パナヒ
歴代の脚本賞→

脚色賞

部門 ノミネート予想
脚色賞ノミネート
  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ワン・バトル・アフター・アナザー
    脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
    ※現代アメリカを代表する小説家の一人、トマス・ピンチョンの「ヴァインランド」(1990年刊)から着想を得た。小説は、1980年代を生きる父娘の物語を通じて、1960年代の政治闘争を振り返る内容。アンダーソン監督はピンチョン本人(88歳)の了承を得たうえで、小説の中の「親子関係の構築」に焦点を当て、現代の物語としてシナリオ化した。





  • 「ハムネット」
    ハムネット
    脚本:マギー・オファーレル(原作者)&クロエ・ジャオ





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド
歴代の脚色賞→

ジャンル別映画3部門

アニメ賞国際映画賞ドキュメンタリー賞

アニメ賞

部門 アニメ賞
アニメ賞ノミネート予想
  • 「K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ」
    K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ
    (Netflix)
     監督:マギー・カン(韓国出身のカナダ人)&クリス・アップルハンズ
    ※マギー・カン氏は本作が監督デビュー作。原案を考案し、ソニーに提案した立役者。故郷の音楽(K-Pop)への深い愛着を込めてストーリーを創造したという。
    カン氏はソウルで生まれ、5歳のときに両親に連れられてカナダに移住。父親は熱心な映画ファンで、VHSやDVDなどの映画ソフト5万本以上を買い集め、娘のマギーに黒澤明、チャップリン、キューブリックなどの名作を紹介したという。
    マギーは幼少期から自分で物語をつくってイラストを描くのが好きで、アニメ学で有名な「シェリダン・カレッジ」に入学。古典アニメを学んだ。学生時代のポートフォリオが評価され、米ドリームワークス・アニメーションに就職。「マダガスカル2」などで絵コンテ作家として活躍した。その後、イルミネーションやワーナーアニメなどに在籍。「カンフー・パンダ3」(2016年)、「レゴニンジャゴー ザ・ムービー」(2017年)等の脚本づくりに参加し、その手腕が高い評価を得た。
    2018年に本作のコンセプトを思いつき、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションに提案。直ちに採用された。プロジェクトのリーダーとして企画・制作を引っ張った。
     公開日:2025年6月20日(Netflix配信)
    ※配信スタートに先立ち、ニューヨークとカリフォルニアの映画館で限定的な劇場公開を行い、アカデミー賞の選考基準を満たした。
    ※配信での大ヒットを受けて、2025年8月23日と24日の週末、米国、カナダ、オーストラリアなどで2日間限定の劇場公開(声出し上映)が行われた。
     制作会社:ソニー・ピクチャーズ・アニメーション
     製作国:アメリカ
     言語:英語
    ■Netflixの英語映画で史上2位
    Netflixの英語映画で史上2位の視聴回数を記録した。
    【評点】
    メタクリティック 74%
    最新→
    ロッテン・トマト 98%
    最新→
    IMDB 7.6
    最新→

    【製作費】
    1億ドル
    動画集を開く▼ <予告編▼>

    <挿入歌「ゴールデン」▼>

    <カン監督インタビュー▼>

    <両監督インタビュー▼>





  • 「ズートピア2」
    ズートピア2
    <ディズニー>
    <予告編▼>





  • 「アルコ」
    アルコ
    (フランス)
    ※アヌシー国際アニメーション映画祭2025 最高賞(クリスタル賞)
    <予告編▼>
歴代のアニメ賞→

国際映画賞

部門 国際映画賞
ノミネート予想
  • 「センチメンタル・バリュー」
     国:ノルウェー
    センチメンタル・バリュー
    ※カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ)





  • 「It Was Just an Accident(シンプル・アクシデント)」
     国:フランス
    シンプル・アクシデント
    ※カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)





  • 「仕方ない(No Other Choice)」
     国:韓国
    No Other Choice
    ※長年勤めた大企業をリストラされた中年男が、再就職活動で苦戦した末に、突飛な計画を思い立つ。ベネチア国際映画祭で絶賛された。スリラー兼ダークコメディ。
     監督&プロデューサー:パク・チャヌク(「オールド・ボーイ」「別れる決心」など )
     主演:イ・ビョンホン
     公開日:2026年3月(日本)
     製作国:イラン、仏
     言語:韓国語
     米国配給会社:ネオン
     長さ:2時間19分
    【前哨戦での受賞】
    ・トロント国際映画祭 国際観客賞
    【評点】
    メタクリティック 87%
    最新→
    ロッテン・トマト 100%
    最新→
    IMDB 8.1
    最新→
    【予告編▼】





  • 「The Voice of Hind Rajab(ボイス・オブ・ヒンド・ラジャブ)」
     国:チュニジア
    The Voice of Hind Rajab
    ※パレスチナ人の少女ヒンド・ラジャブさんの実話に基づくドラマ。2024年1月、ガザ市内で家族と車で避難しているところを、イスラエル軍に襲われた事件を再現した。
    カウテール・ベン・ハニア監督はチュニジア出身。2020年の「皮膚を売った男」でオスカー国際映画賞にノミネート。2023年の「フォー・ドーターズ」ではドキュメンタリー賞ノミネート。
     監督&脚本:カウテール・ベン・ハニア(「皮膚を売った男」 など)
     製作国:チュニジア、フランス
     長さ:1時間29分
    【前哨戦での受賞】
    ・ベネチア国際映画祭 審査員大賞(2位の賞)
    【評点】
    メタクリティック 85%
    最新→
    ロッテン・トマト 100%
    最新→
    IMDB 9.2
    最新→
    【紹介動画▼】





  • 「シークレット・エージェント」
     国:ブラジル
    シークレット・エージェント
     監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ
     主演:ヴァグネル・モウラ
     製作国:ブラジル+独仏蘭
     言語:ポルトガル語、ドイツ語
     米国配給会社:ネオン
     長さ:2時間38分
    【前哨戦での受賞】
    ・カンヌ国際映画祭【4冠】監督賞&主演男優賞&国際映画批評家連盟賞&フランスアート系映画館協会賞
    【評点】
    メタクリティック 87%
    最新→
    ロッテン・トマト 100%
    最新→
    IMDB 7.8
    最新→
    【予告編▼】





  • 「Sirāt」
     国:スペイン
    Sirāt
    【前哨戦での受賞】
    ・カンヌ国際映画祭 審査員賞(3位の賞)
歴代の国際映画賞→

ドキュメンタリー賞

部門 ドキュメンタリー賞
ノミネート予想
  • 「2000 Meters to Andriivka」
    2000 Meters to Andriivka
    ※ロシアによるウクライナ侵略の残酷な現場を撮った「実録 マリウポリの20日間」(2024年オスカー受賞)のミスティスラフ・チェルノフ監督の新作。ロシア軍に占領されたアンドリーウカ村の解放へと向かうウクライナ小隊の姿を追う。
    チェルノフ監督が現場に同行し、カメラを回す。兵士のヘルメットカメラや軍のドローン映像などを組み込み、兵士たちの極限状態を生々しく伝える。





  • 「パーフェクト・ネイバー:正当保護法はどこへ向かうのか」
    (Netflix)
    パーフェクト・ネイバー:正当保護法はどこへ向かうのか
    【配信:ネトフリ
    ※フロリダ州で起きた隣人トラブルの顛末録。警察官のボディ・カメラ(身体装着型カメラ)映像など、第三者が撮影した素材や公的機関の記録を編集・構成して映画に仕立てた。再現映像やナレーションはなし。製作陣は「素材をつなぐ」作業ではなく「観客に事件の流れと社会的文脈を体験させる」設計にこだわったという。強烈な没入感と緊張感が高い評価を得た。
    「正当防衛」の範囲の過度な拡大といった米社会の制度上の問題点を浮き彫りにする。
歴代のドキュメンタリー賞→

技術系9部門

撮影賞視覚効果賞配役賞編集賞歌曲賞作曲賞衣装デザイン賞美術賞メイク&ヘア賞音響賞

撮影賞

部門 撮影賞
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
    罪人たち
    オータム・デュラルド・アーカポー
    一つ一つのショットが芸術的に美しい。
    撮影監督:オータム・デュラルド・アーカポー
    ※1979年生まれ。加州出身。「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」「ロキ」で有名
    <IMAXのメイキング映像▼>
    <インタビュー▼>





  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ワン・バトル・アフター・アナザー
    ビスタビジョン撮影。シンプルで原始的ながら迫力たっぷりのカーアクションが魅力。





  • 「ハムネット」
    ハムネット





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド
歴代の撮影賞→

視覚効果賞

部門 視覚効果賞
ノミネート予想
  • 「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」
    アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ
    ※シリーズ第3弾。2025年12月19日、日米同時公開。過去2作で受賞。前作の「海(水)」に続いて、今回は「炎」のVFX表現に挑む。





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド





  • 「スーパーマン」
    ウィキッド:フォー・グッド
歴代の視覚効果賞→

配役賞(キャスティング賞)

部門 配役賞(キャスティング賞)
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
    罪人たち
    配役:フランシーヌ・メイズラー(Francine Maisler)
    ※ハリウッドで超売れっ子のキャスティング・ディレクター。「デューン 砂の惑星1&2」「ドント・ルック・アップ」「シビル・ウォー」「チャレンジャーズ」「シカゴ7裁判」など豪華キャスト作品の配役を担当。





  • 「センチメンタル・バリュー」
    センチメンタル・バリュー





  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ワン・バトル・アフター・アナザー





  • 「ハムネット」
    ハムネット





  • 「ウェポンズ」
    ウェポンズ





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド

編集賞

部門 編集賞
ノミネート予想
  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    センチメンタル・バリュー





  • 「罪人たち」
    罪人たち
    マイケル・P・ショーバー
    ※「ブラックパンサー」「クリード」「アビゲイル」などの編集を担当





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド





  • 「ハウス・オブ・ダイナマイト」
    ハウス・オブ・ダイナマイト





  • 「センチメンタル・バリュー」
    センチメンタル・バリュー





  • 「ウェポンズ」
    ウェポンズ
歴代の編集賞→

歌曲賞

部門 歌曲賞
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
     曲名:『アイ・ライド・トゥ・ユー』
    (I Lied to You)
     歌手:マイルズ・ケイトン
     作曲・作詞:ラファエル・サーディク&ルドウィグ・ゴランソン





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
     曲名:『No Place Like Home』
     歌手:シンシア・エリーボ
     作曲・作詞:スティーブン・シュワルツ





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
     曲名:『The Girl in the Bubble』
     歌手:アリアナ・グランデ
     作曲・作詞:スティーブン・シュワルツ





  • 「K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ」
     曲名:『ゴールデン』
     歌手:ハントリックス ft イージェイ&オードリー・ヌナ&レイ・アミ
     作曲・作詞:イージェイ(Ejae)&マーク・ソーネンブリック





  • 「罪人たち」
     曲名:『Last Time(I Seen the Sun)』
     歌手:アリス・スミス&マイルズ・ケイトン
     作曲・作詞:アリス・スミス&マイルズ・ケイトン&ルドウィグ・ゴランソン
歴代の歌曲賞→

作曲賞

部門 作曲賞
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
     作曲:ルドウィグ・ゴランソン
    ※1930年代のアメリカ南部を音楽で再現。綿花畑で働く労働者らの喜怒哀楽を、セリフ以上に切実に語った。過去に「オッペンハイマー」「ブラックパンサー」で作曲賞2回
    <劇伴のアルバム再生リスト▼>





  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ワン・バトル・アフター・アナザー
     作曲:ジョニー・グリーンウッド
    ※完全に物語と一体化した劇伴(げきばん)を、ピアノ、ギター、ドラム等のシンプルな独奏音などで表現。やや斜に構えたような前衛的サウンドながら、叙情性もある。シリアス劇と風刺劇の行き来や調和を支えた。
    「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品の常連。 「ファントム・スレッド」(2016年)でオスカー作曲賞に初ノミネート。ジェーン・カンピオン監督「パワー・オブ・ザ・ドッグ」でもノミネート。
    今回、台本や監督との打合せをもとに早々に作曲を進め、撮影時点で曲ができていたという。俳優たちの演技のイメージづくりにも役立ったとされる。
    レディオヘッドのメンバー。1971年イギリス生まれ。
    <劇伴のアルバム再生リスト▼>





  • 「ハムネット」
    ハムネット





  • 「マーティ・スプリーム」
    マーティ・スプリーム
    ※テンポの速いカット割りと音楽のシンクロが強調され、リズム感を観客に身体的に感じさせる。とくに前半から中盤。
歴代の作曲賞→

衣装デザイン賞

部門 衣装デザイン賞
ノミネート予想
  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド
    衣装デザイナー:ポール・タズウェル
    ※第一部となる前作「ウィキッド ふたりの魔女」で初受賞。





  • 「罪人たち」
    罪人たち
    衣装デザイナー:ルース・E・カーター
    ※過去2度受賞(「ブラックパンサー」「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」)
歴代の衣装デザイン賞→

美術賞

部門 美術賞
ノミネート予想
  • 「フランケンシュタイン」
    フランケンシュタイン
    ※Netflixオリジナル。





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド





  • 「ハムネット」
    ハムネット





  • 「罪人たち」
    罪人たち
    ・ハンナ・ビークラー(プロダクション・デザイナー)
      ※「ブラックパンサー」で2019年に受賞
    ・ジェシー・ローゼンサル(Jesse Rosenthal)(アート・ディレクター)
      ※「ブラックパンサー」などに参加。オスカー受賞対象者ではなかった。
    ・モニーク・シャンペイン(装飾担当/セットデコレーター)
      ※「ニッケル・ボーイズ」など。
歴代の美術賞→

メイク&ヘア賞

部門 メイク&ヘア賞
ノミネート予想
  • 「フランケンシュタイン」
    フランケンシュタイン
    ※Netflixオリジナル。





  • 「罪人たち」
    罪人たち





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド





  • 「スマッシング・マシーン」
    スマッシング・マシーン
    ※カズ・ヒロ(辻一弘)が担当
歴代のメイク&ヘア賞→

音響賞

部門 音響賞
ノミネート予想
  • 「罪人たち」
    罪人たち





  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
    ワン・バトル・アフター・アナザー





  • 「F1/エフワン」
    F1/エフワン





  • 「ウィキッド 永遠の約束」
    ウィキッド:フォー・グッド





  • 「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」
    スプリングスティーン 孤独のハイウェイ





  • 「ハムネット」
    ハムネット
歴代の音響賞→

選考・発表の日程

イベント 日時
候補作の候補(ショートリスト)発表 2025年12月16日(木)
ノミネート投票開始 2026年1月12日(月)
ノミネート投票終了 2026年1月16日(月)
ノミネート発表 2026年1月22日(木)
【前哨戦】DGAアワード発表 2026年2月7日(土)
本投票開始 2026年2月16日(月)
【前哨戦】英国アカデミー賞 2026年2月22日(日)
【前哨戦】PGAアワード発表 2026年2月28日(土)
【前哨戦】SAGアワード発表 2026年3月1日(日)
本投票終了 2026年3月5日(木)
授賞式(結果発表) 2026年3月16日(月)の昼間(日本時間)
現地時間:3月15日(日)

参考

ハリウッドビジネスの歴史

アテル投資顧問

演劇の歴史

雪本剛章

他の国際的な賞

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