アカデミー賞の「助演女優賞」(Best Supporting Actress)の一覧です。 歴代の受賞者とノミネート(候補者)の全リスト。
年 | 受賞者 | 詳細 |
---|---|---|
2025 |
ゾーイ・サルダーニャ
「エミリア・ペレス」 |
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2024 |
デバイン・ジョイ・ランドルフ
「ホールドオーバーズ」 |
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2023 |
ジェイミー・リー・カーティス
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 |
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2022 |
アリアナ・デボーズ
「ウエスト・サイド・ストーリー」 |
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2021 |
ユン・ヨジョン
「ミナリ」 |
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2020 |
ローラ・ダーン
「マリッジ・ストーリー」 |
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2019 |
レジーナ・キング
「ビール・ストリートの恋人たち」 |
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2018 |
アリソン・ジャニー
「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 |
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2017 |
バイオラ・デービス
「フェンス」 |
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2016 |
アリシア・ビカンダ
「リリーのすべて」 |
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2015 |
パトリシア・アークエット
「6才のボクが、大人になるまで。」 |
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2014 |
ルピタ・ニョンゴ
「それでも夜は明ける」 |
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2013 |
アン・ハサウェイ
「レ・ミゼラブル」 |
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2012 |
オクタビア・スペンサー
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」 |
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2011 |
メリッサ・レオ
「ザ・ファイター」 |
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2010 |
モニーク
「プレシャス」 |
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2009 |
ペネロペ・クルス
「それでも恋するバルセロナ」 |
候補▼ |
2008 |
ティルダ・スウィントン
「フィクサー」 |
候補▼ |
2007 |
ジェニファー・ハドソン
「ドリームガールズ」 |
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2006 |
レイチェル・ワイズ
「ナイロビの蜂」 |
候補▼ |
2005 |
ケイト・ブランシェット
「アビエイター」 |
候補▼ |
2004 |
レネー・ゼルウェガー
「コールド・マウンテン」 |
候補▼ |
2003 |
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
「シカゴ」 |
候補▼ |
2002 |
ジェニファー・コネリー
「ビューティフル・マインド」 |
候補▼ |
2001 |
マーシャ・ゲイ・ハーデン
「ポロック 2人だけのアトリエ」 |
候補▼ |
2000 |
アンジェリーナ・ジョリー
「17歳のカルテ」 |
候補▼ |
1999 |
ジュディ・デンチ
「恋におちたシェイクスピア」 |
候補▼ |
1998 |
キム・ベイシンガー
「LA.コンフィデンシャル」 |
候補▼ |
1997 |
ジュリエット・ビノッシュ
「イングリッシュ・ペイシェント」 |
候補▼ |
1996 |
ミラ・ソルヴィーノ
「誘惑のアフロディーテ」 |
候補▼ |
1995 |
ダイアン・ウィースト
「ブロードウェイと銃弾」 |
候補▼ |
1994 |
アンナ・パキン
「ピアノ・レッスン」 |
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1993 |
マリサ・トメイ
「いとこのビニー」 |
候補▼ |
1992 |
マーセデス・ルール
「フィッシャー・キング」 |
候補▼ |
1991 |
ウーピー・ゴールドパーグ
「ゴースト/ニューヨークの幻」 |
候補▼ |
1990 |
プレンダ・フリッカー
「マイ・レフトフット」 |
候補▼ |
1989 |
ジーナ・デェビス
「偶然の旅行者」 |
候補▼ |
1988 |
オリンピア・デュカキス
「月の輝く夜に」 |
候補▼ |
1987 |
ダイアン・ウィースト
「ハンナとその姉妹」 |
候補▼ |
1986 |
アンジェリカ・ヒューストン
「女と男の名誉」 |
候補▼ |
1985 |
ペギー・アシュクロフト
「インドへの道」 |
候補▼ |
1984 |
リンダ・ハント
「危険な年」 |
候補▼ |
1983 |
ジェシカ・ラング
「トッツィー」 |
候補▼ |
1982 |
モーリン・ステイプルトン
「レッズ」 |
候補▼ |
1981 |
メアリー・スティーンバージョン
「メルビンとハワード」 |
候補▼ |
1980 |
メリル・ストリープ
「クレイマー・クレイマー」 |
候補▼ |
1979 |
マギー・スミス
「カリフォルニア・スイート」 |
候補▼ |
1978 |
ヴァネッサ・レッドグレイブ
「ジュリア」 |
候補▼ |
1977 |
ビアトリス・ストレイト
「ネットワーク」 |
候補▼ |
1976 |
リー・グラント
「シャンプー」 |
候補▼ |
1975 |
イングリッド・バーグマン
「オリエント急行殺人事件」 |
候補▼ |
1974 |
テイタム・オニール
「ペーパー・ムーン」 |
候補▼ |
1973 |
アイリーン・ヘッガート
「バタフライはフリー」 |
候補▼ |
1972 |
クロリス・リーチマン
「ラスト・ショー」 |
候補▼ |
1971 |
ヘレン・ヘイズ
「大空港」 |
候補▼ |
1970 |
ゴールディ・ホーン
「サボテンの花」 |
候補▼ |
1960年代以前 | 一覧▼ |
ダイアン・ウィーストとシェリー・ウィンタースが2度受賞し、最多記録になっています。 ノミネート回数ではセルマ・リッターが6回でトップ。 エイミー・アダムスが5回で2位です。 1958年に日本人のナンシー梅木が「サヨナラ」で受賞しました。
| 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
(2020年代 | 2010年代↓)
本年度最多ノミネートとなった「エミリア・ペレス」だが、主演カルラ・ソフィア・ガスコンの過去の問題発言を筆頭に、様々な角度から論争を巻き起こした。助演ゾーイ・サルダーニャにとっても大きな逆風になりかねなかったが、彼女への厚い支持は変わらず、むしろレース終盤ではライバルのアリアナ・グランデを突き放した感があった。それだけ演技力と存在感は圧倒的だった。
部門 | 受賞 |
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助演女優賞 |
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部門 | ノミネート |
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助演女優賞ノミネート |
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助演女優賞 | ||
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年 | 受賞 | ノミネート |
2024 |
デバイン・ジョイ・ランドルフ
「ホールドオーバーズ」 ![]() 学食の料理人を演じた。 最愛の息子をベトナム戦争で失って初めて迎えたクリスマス。 自分と同じく休校中の学校に居残った教師(ポール・ジアマッティ)や生徒(ドミニク・セッサ)が繰り広げるドタバタに、じわじわと巻き込まれていく役柄。 母性と芯の強さを体現自身が喪失感にさいなまれながらも、 さりげない優しさとユーモアで他の2人を温め、お互いの理解を助けていく母性を絶妙に表現。 愛らしさと芯の強さが観客の感動を呼んだ。いきなりトニー賞1986年5月、米東部フィラデルフィア生まれ。 地元の大学で演劇を学んだ後、 名門イエール大学院に進み、演劇で修士号をとった。 ミュージカル版「ゴースト」で役者デビューを飾り、 いきなりトニー賞の助演女優賞にノミネートされた。歌唱力も抜群2019年、エディ・マーフィ主演映画「ルディ・レイ・ムーア」(Netflix)で、大柄な芸人を熱演。ド迫力の歌唱力もあいまって、一躍脚光を浴びた。 今回の賞レースでは前哨戦を負け知らずで独走した。【作品説明へ】 【前哨戦での受賞】 ・SAGアワード(俳優組合賞) ・クリティクス・チョイス賞 ・英国アカデミー賞 ・ゴールデングローブ賞 ・米国映画評議会議賞(NBR) ・全米映画批評家協会賞(NSFC) ・ニューヨーク批評家賞 ・ロサンゼルス批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・ボストン批評家賞 ・ワシントン批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・ミシガン批評家賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・セントルイス批評家賞 ・フェニックス批評家賞 <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーン▼><「ルディ・レイ・ムーア」での歌唱シーン▼> <ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> |
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2023 |
ジェイミー・リー・カーティス
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 ![]() 税務署の職員をコミカルに演じた。主演ミシェル・ヨーのカウンター役として独特な存在感を発揮。笑いと泣きのシーンに厚みをもたせ、娯楽性を高めた。 ホラー映画の金字塔「ハロウィン」(1978年)で女子高生役として銀幕デビューして以来、ホラーやコメディで活躍を続けてきた。今回初のオスカーノミネートを果たした。 賞レースでは、エブエブ組のチアリーダーとして陣営を大いに盛り上げた。64歳。両親ともに俳優の生粋ハリウッド人。 【前哨戦での受賞】 ・SAGアワード(俳優組合賞) ・ネバダ批評家賞 <受賞スピーチ▼> |
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2022 |
アリアナ・デボーズ
「ウエスト・サイド・ストーリー」 ![]() 1961年のオリジナル版で同じ役を演じたリタ・モレノに続く二代での受賞。 優れたキャスト陣の中でもひときわ輝く存在感。圧巻のダンスシーンは映画で最大の見せ場の一つとなり、挿入歌「アメリカ」の伝説を新しいステージへと引き上げた。 希望から悲しみへの感情の移ろいを見事に表現するとともに、本作のテーマの一つである「女性のたくましさ」を体現した。 31歳。これまでは主に舞台で活躍。本作が本格的な映画デビューとなった。 性的少数派(クィア)を公表している有色人種の女性として初めての受賞という。アフロ・ラテン系としても貴重な勝利となった。 <受賞スピーチ▼> 【作品紹介→】 予告編(デボーズ版)→ 作品一覧(英語wiki)→ |
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2021 |
ユン・ヨジョン
「ミナリ」 ![]() 韓国映画界の発展を長年にわたって引っ張ってきた大物女優。 本作では、破天荒なおばあちゃん役を演じた。 韓国語にブロークン英語を交えたコミカルな芝居。 顔の表情やしぐさも含めて、超ベテランならではの名演で笑いと涙を誘った。 韓国人として俳優部門での初受賞。 前年のポン・ジュノ監督(パラサイト)に続く韓国映画界の栄冠。 アジア人の俳優部門の受賞は、1985年にハイン・ニョール(カンボジア人)が「キリング・フィールド」で助演男優賞を受賞して以来、36年ぶり。 授賞式でのスピーチも好評だった。 当初は混戦と見られていたが、SAGアワード(全米俳優組合賞)や英国アカデミー賞など次々と勝利。終盤で勢いに乗った。 <受賞スピーチ▼> 【作品紹介→】 作品一覧→ ![]() 映画のシーン→ |
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2020 |
ローラ・ダーン
「マリッジ・ストーリー」 ![]() 離婚専門の攻撃的な弁護士を、リアルに演じた。 モデルとなったセレブご用達の離婚弁護士ローラ・ワッサーの百戦錬磨ぶりが見事に表現されている。 とりわけ最初の法律相談や法廷でのシーンの演技は極めて評判が良かった。 3度目のノミネートで初の受賞となった。 「ランブリング・ローズ」で初めて候補になったのは1992年。 2015年には「わたしに会うまでの1600キロ」でリース・ウィザースプーンの母親役を演じ、再び候補入りしていた。 俳優の組合活動にも熱心で、業界内での信頼が厚い。 「ジュラシック・パーク」シリーズに一作目から登場し、日本の一般の人たちにもお馴染み。 両親はいずれも俳優。 父親のブルース・ダーンは、「帰郷」(1978年)と「ネブラスカ」「ふたつの心をつなぐ旅」(2013年)でオスカーに2度ノミネートされた。母親のダイアン・ラッドは「アリスの恋」「ワイルド・アット・ハート」「ランブリング・ローズ」で3度ノミネート。いずれも受賞はなかった。 <受賞スピーチ▼> 【作品紹介→】 作品一覧→ ![]() |
| 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 |
助演女優賞 | ||
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年 | 受賞 | ノミネート |
2019 |
レジーナ・キング
「ビール・ストリートの恋人たち」 ![]() 初のノミネートで受賞を果たした。30年にわたる映画界とテレビ界での輝かしいキャリアが、ついにオスカーの栄冠をもたらした。 1971年1月、ロサンゼルス生まれ。父親は電気技師、母親は教師。高校生でテレビドラマに出演し始めた。 1990年代初頭に「ボーイズン・ザ・フッド」「ポエティック・ジャスティス」といった人気黒人映画に出演。1996年のトム・クルーズ主演映画「ザ・エージェント」で知名度をさらに広げた。2004年のレイ・チャールズ伝記映画「Ray」ではSAGアワードの助演女優賞にノミネートされた。 今回の賞レースでは、最大のライバルと見られていたエミリー・ブラント(クワイエット・プレイス)がノミネートから漏れた(SAGアワードではブラントが勝利していた)。これにより、圧倒的な有力候補となった。 本作の監督のバリー・ジェンキンスは2年前、「ムーンライト」で作品賞に輝いた。公民権運動で重要な役割を果たした作家ジェームズ・ボールドウィンの小説が原作。ジェンキンス監督は以前から原作小説の映画化を切望していた。異例ながら、著作権者から映画化の許可を得る前に脚本を書いた。 <受賞スピーチ▼> |
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2018 |
アリソン・ジャニー 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 エミー賞などの常連ながら、オスカーは初ノミネートで初受賞。スケート選手トーニャ・ハーディングの冷酷な母親を演じた。 1959年ボストン生まれ。目立たない脇役を続けた後、NBCテレビの政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」シリーズで大統領の報道官を演じ大ブレイク。本作以外のオスカー関連作では「ジュノ」での母親役などが有名。 受賞スピーチ→ 出演シーン→ 本人からのお願い→ |
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2017 | バイオラ・デイビス 「フェンス」 デンゼル・ワシントンの妻役を演じた。3回目のオスカー・ノミネートで初受賞。既にエミー賞とトニー賞を受賞しており、今回のオスカー受賞と後年のグラミー賞受賞により「EGOT」になった。 1965年に米南部サウスカロライナで生まれた後、転居した北部ロードアイランド州で育った。労働者階級の貧しい家庭だった。母親は公民権運動に熱心だった。高校と大学で演劇を学んだ後、名門ジュリアード音楽院(ニューヨーク)で舞台芸術を専攻し、1993年卒業。 在学中からブロードウェイ劇に出演。1996年にトニー賞ノミネート。そのころからテレビや映画に出始める。「トラフィック」(2000年)、「シリアナ」(2005年)などの脇役で評価を積み上げる。 メリル・ストリープ主演「ダウト」(2008年)で短い役柄ながら初のオスカー助演女優賞ノミネートを果たす。「ヘルプ」(2011年)で主演女優賞ノミネート。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ 出演シーン→ |
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2016 | アリシア・ビカンダー 「リリーのすべて」 イングリッド・バーグマンに次いでスウェーデン人として2人目の主演女優賞。 主人公リリーの妻を演じた。 夫リリーは20世紀前半に世界初の性別適合手術を受け、女性として生きる道を選ぶが、ビカンダが演じる妻ゲルダは、男性としての夫を失う悲しみに引き裂かれながらも、リリーを支える。 1988年生まれ。「アンナ・カレーニナ」「ロイヤル・アフェア」で国際的な評価を受けた後、SF「エクス・マキナ」(2014年)のAI女性役で世界的に知られるようになる。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ 自己紹介→ |
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2015 | パトリシア・アークエット 「6才のボクが、大人になるまで。」 前哨戦でも圧勝。オスカーでも大方の予想通り、超大物女優たちを抑えての受賞となった。 6歳の少年が18歳になるまでを、12年がかりで撮った本作。少年は素人役者だが、大人たちをプロ俳優がかためた。12年の間に少しずつ年をとっていく過程が描かれていく。 母親役のアークエットは、より良い人生を求めて悪戦苦闘する人物という設定。キャリアアップのために大学進学を決め、引っ越しをし、新しい恋を見つけ、残念ながら失敗もするという等身大のお母さんを見事に体現した。 1968年シカゴ生まれ。父親も俳優。姉は女優ロザンナ・アークエット。6歳のころから舞台に立つ。早くから映画の仕事を始め、1993年の「トゥルー・ロマンス」でクリスチャン・スレーターの恋人役を演じ、有名になった。 デビッド・リンチ監督のサスペンス「ロスト・ハイウェイ」では、サクソホン奏者の妻と、彼女にそっくりな金髪女性の二役を熱演。そこにいるだけで何かが起きそうな存在感を発揮した。 華やかさと人間くささが混在する女優として評価されてきた。 プライベートでは1995年ニコラス・ケイジと結婚し、2001年離婚。ニコール・キッドマンと離婚調停中だったトム・クルーズとの熱愛が報じられ、世界中の注目を集めたこともあった。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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2014 | ルピタ・ニョンゴ 「それでも夜は明ける」 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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2013 | アン・ハサウェイ 「レ・ミゼラブル」 薄幸な女性、ファンテーヌを熱演。悲しみを見事に歌い上げて涙を誘った。 迫力ある歌声を披露。「夢やぶれて」を歌う場面は圧巻。前半のハイライトとなった。 当時30歳。髪を売るシーンでは自分の髪を切り、病人役のために体重を11キロ以上減らしたという。 1982年、米ニューヨーク生まれ。母が舞台女優で、幼少から女優を目指した。 「プラダを着た悪魔」(2006年)でブレークし、「レイチェルの結婚」(2008年)で評価を高めた。2012年公開の「ダークナイト ライジング」ではキャットウーマン役を好演した。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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2012 | オクタビア・スペンサー 「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」 人種差別を背景にした作品で、理不尽な扱いを受けながらもユーモアに富んだ黒人メイドを演じた。 1970年5月米アラバマ州生まれ。母親もメイドだった。父親は彼女が15歳のとき他界。失読症。大学の副専攻として演劇とジャーナリズムを学ぶ。 「評決のとき」(1996年)で配役を仕事をしていたら、監督からオーディションを勧められ、俳優デビューを果たす。 堂々たる体格にぎょろりと動く目がキュート。 5年後の2017年にも「ドリーム」で、2018年にも「シェイプ・オブ・ウォーター」で助演女優賞候補になった。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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2011 | メリッサ・レオ 「ザ・ファイター」 主人公ボクサーの母親兼マネジャーを演じた。ド派手でエキセントリックな女帝ママぶりを熱演。息子を自分の言いなりにする支配欲ぶりが強烈な印象を与える。 もう一人の息子を演じたクリスチャン・ベールが助演男優賞に輝き、ダブル受賞となった。 「フローズン・リバー」(2008年)で主演女優賞にノミネートされたのに続いて、2度目のオスカー候補入り。「21グラム」(2003年)でベニシオ・デル・トロの妻役でも称賛された。激情型の労働者階級女性を演じさせたらピカイチ。 1960年ニューヨーク生まれ。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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2010 | モニーク 「プレシャス」 主人公の娘を虐待する母親役。暴力的ながら自らも心の内側に傷を抱える難しいキャラクターを演じた。「生々しい女の感触を鮮やかに伝える」などと絶賛された。 本業はコメディアン。これまでのキャリアとは全く異なるタイプのキャラクターに挑戦し、見事に大成功。賞レースを独走した。 1967年、米メリーランド州生まれ。 作品一覧→ ![]() 受賞スピーチ→ |
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