英国アカデミー賞(BAFTA、バフタ)の受賞結果の一覧です。2024年と歴代。(日本人の受賞者はこちら→)
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年 | 作品賞 | |
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2024 | 「オッペンハイマー」 | 詳細▼ |
2023 | 「西部戦線異状なし」 | 詳細▼ |
2022 | 「パワー・オブ・ザ・ドッグ」 | 詳細▼ |
2021 | 「ノマドランド」 | 詳細▼ |
2020 | 「1917 命をかけた伝令」 | 詳細▼ |
2019 | 「ROMA/ローマ」 | 詳細▼ |
2018 | 「スリー・ビルボード」 | |
2017 | 「ラ・ラ・ランド」 |
英国アカデミー賞は1949年に始まりました。投票権を持つ人がアメリカのアカデミー賞(オスカー)と一部だぶっています。 このため、オスカーの有力な前哨戦としても注目されています。 (アワード・ウォッチ編集部)
Tweet作品賞は「オッペンハイマー」が受賞しました。監督賞、主演男優賞、助演男優賞なども獲って7冠の圧勝。日本映画では、宮崎駿監督(ジブリ)の「君たちはどう生きるか」がアニメ賞を受賞。日本の受賞は、2022年の非英語作品賞「ドライブ・マイ・カー」以来2年ぶり。日本のアニメ賞の受賞は初めて。(歴代の日本人の受賞者はこちら→)
【主要8部門】 作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、 脚本賞、脚色賞 【ジャンル別部門】 アニメ賞、非英語作品賞
部門 | 受賞 | ノミネート |
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作品賞 |
「オッペンハイマー」
※米政府の原爆開発チームを率いた科学者の伝記。 大量殺りく兵器を生んだ男のジレンマと、激動期のアメリカの政治。 【作品説明へ】 監督:クリストファー・ノーラン プロデューサー:ノーラン夫妻、チャールズ・ローヴン 配給:ユニバーサル ■評点:ロッテン93%、IMDb8.4 ■北米興収:3億2500万ドル→ ■製作費:1億ドル 【前哨戦での受賞】 ・クリティクス・チョイス賞 ・ゴールデングローブ賞(ドラマ部門) ・アトランタ批評家賞 ・ラスベガス批評家賞 ・セントルイス批評家賞 動画集を開く▼<予告編▼><特別映像▼> <劇伴▼> |
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監督賞 |
クリストファー・ノーラン
「オッペンハイマー」 「映像話術の天才」と呼ばれ続けて四半世紀。 革新的な映画づくりに挑み続けてきた。 その一つの到達点となったのが本作。 デビュー以来、常に日本で人気の高い監督だった。 29歳で撮った2作目「メメント」(2000年)で大ブレイク。 物語を結末から語るという手法で驚かせた。 時間の流れを逆さまにして、映画の文法や時間的距離を変えることに挑戦し、いきなりアカデミー賞の脚本賞にノミネートされた。 メジャースタジオから出した次作「インソムニア」(2002年)では、心理的駆け引きのサスペンスを緊張感を持って描き、主観的真実と客観的真実は違うことを訴えた。アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンクという3人の大物オスカー俳優を巧みに演出した。 続いて「バットマン」3部作を手掛け、 スーパーヒーロー伝説に新たな歴史を刻んだ。 とくに2作目の「ダークナイト」は、 ジョーカー役にヒース・レジャーを起用。 心の闇の奥底まで悪魔が乗り移ったかのような悪役を造形した。全米興行収入歴代第3位を記録。しかしながらアカデミー作品賞ノミネートから漏れたことは、作品賞の候補を5枠から10枠に増やすという制度変更の契機になった。 2010年の「インセプション」では、 重層的な夢の世界で、複数の物語が同時進行するというややこしいストーリーを、一級の娯楽劇に仕上げた。オスカーの作品賞と脚本賞にノミネートされた。 SF大作「インターステラー」(2014年)では、人類の生き残りを懸けて宇宙に向かう主人公の家族愛を壮大な映像力で表現。オスカー視覚効果賞を獲った。 続く「ダンケルク」では、第二次世界大戦の英国軍の撤退作戦を、CGを使わずに再現することに成功。迫真の戦闘描写が称賛された。作品賞に加えて、初めて監督賞にノミネートされた。 前作「テネット(Tenet)」は、米国内では商業的に厳しい結果になったが、日本ではリピーターが続出して大ヒットとなった。 1970年、英国ロンドン生まれ。 妻のエマ・トーマス氏は敏腕プロデューサーとして知られ、これまでノーランの全ての長編映画をプロデュースしてきた。大学の寮で知り合ったというおしどり夫婦。映画界最強カップルの力が本作でもいかんなく発揮され、キャリア最高の大成功をもたらした。 【前哨戦での受賞】 ・クリティクス・チョイス賞 監督賞 ・ゴールデングローブ賞 監督賞 ・ニューヨーク批評家賞 監督賞 ・アトランタ批評家賞 監督賞 ・ワシントン批評家賞 監督賞 ・セントルイス批評家賞 監督賞 <受賞スピーチ▼> |
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主演男優賞 |
キリアン・マーフィー
「オッペンハイマー」 組み合わせパズルのような複雑なキャラクターとパラドックスに満ちた生涯を、派手さに頼らないリアリズム重視の演技で見事に表現した。過去のノーラン監督作品を支えた名脇役が、驚愕の底力を発揮した。 アイルランド人。 1976年5月、教育者の家系に生まれた。 10代のころはロックバンド少年で、 ギター、歌唱、作曲に励んだ。 大学で芝居に興味を持ち始め、 20歳のとき地元の劇団のオーディションを受ける。 後にトニー賞を受賞する劇作家エンダ・ウォルシュの目に留まり、ウォルシュの芝居「ディスコ・ピッグス」で精神的に不安定な少年を演じ、俳優デビューを果たした。 この作品は好評を博し、地元だけで3週間の公演の予定だったのが、欧州やカナダなどを2年間にわたりツアーすることとなった。 ウォルシュにとって出世作となった。 マーフィーは大学とバンドを辞めた。 この舞台での演技が、 英国人監督ダニー・ボイル氏のゾンビ映画「28日後」の配役ディレクターの目に留まり、主役に抜擢された。「28日後」は大ヒットになり、マーフィーも世界的な大ブレイクを果たした。線の細さ、どことなくも夢想的な雰囲気は、作品に見事にマッチした。 その後、ノーラン監督のバットマン映画の第一弾「バットマン・ビギンズ」の主人公のオーディションを受ける。主役は逃したが、ノーラン監督は眼の魅力に圧倒され、悪役スケアクロウとして起用した。 それ以来、マーフィーは「バットマン」3部作のほか、「インセプション」「ダンケルク」といったノーラン監督の名作に出演したが、「いつかノーラン作品で主役を」という願望を持っていたという。 【前哨戦での受賞】 ・ゴールデングローブ賞(ドラマ部門) ・ワシントン批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・フェニックス批評家賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・セントルイス批評家賞 <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーンなど▼><ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> <昔の歌唱シーン▼> <バットマンでの登場シーン▼> <「28日後」での登場シーン▼> <「オッペンハイマー」出演者3人のインタビュー▼> |
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主演女優賞 |
エマ・ストーン
「哀れなるものたち」 2017年に「ラ・ラ・ランド」で主演女優賞を受賞している。ノミネートは過去3度。 今作では、プロデューサーとして参加し、ヨルゴス・ランティモス監督と二人三脚で主人公像を創造していった。 1988年11月、米南部アリゾナ州生まれ。地元で11歳から演技を学び、家族の応援で母と一緒に15歳からロサンゼルスに移って、テレビ出演を始めた。 テレビの脇役を経て、2007年の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」で映画デビュー。ベストセラー小説が原作の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(2011年)ではヒロイン役に起用され、高く評価された。ハリウッドスターらしい華があり、演技も達者とあって、たちまち超売れっ子になった。 2012年の「アメイジング・スパイダーマン」でヒロイン役に。2015年に「バードマン」でオスカー初ノミネート(助演)。2017年に「ラ・ラ・ランド」で受賞(主演)した後、2019年にも「女王陛下のお気に入り」でノミネート(助演)された。 【前哨戦での受賞】 ・クリティクス・チョイス賞 ・ゴールデングローブ賞(コメディ部門) ・ミシガン批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・ロサンゼルス批評家賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・フェニックス批評家賞 <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーン▼><ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> <ルイ・ヴィトンの宣伝動画▼> <自宅で78個の質問にこたえる▼> |
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助演男優賞 |
ロバート・ダウニーJr
「オッペンハイマー」 科学者オッペンハイマーの処遇をめぐる政治ドラマが主題となる本作において、そのカギを握る政府高官を演じた。 「アイアンマン」など過去の数々の有名キャラターの面影を消し去り、 全くの別キャラに。 権力欲が強く、腹黒い人物像は現実感たっぷり。 会話シーンはもとより、 立ち振る舞いや表情まで、 シリアスな演技派としても評価されてきた一流スターの真骨頂を発揮した。 過去に2度、オスカーにノミネートされた。 1度目は、実に30年前(1993年)にさかのぼる。 伝記映画「チャーリー」で、喜劇王チャーリー・チャプリンを演じ、主演男優賞にノミネートされた。当時26歳。10代から88歳までのチャプリンを演じた。 その後、2009年に活劇コメディ「トロピック・サンダー」で助演男優賞にノミネートされた。 1965年4月生まれ、米ニューヨーク出身。父は映画監督、母は女優。5歳の時に初めて父の監督作に出演。 2000年代初頭に人気テレビドラマ「アリー・myラブ」に出演。ゴールデン・グローブ賞やSAGアワードを受賞した。このころ麻薬の常習者になり、何度も刑務所に入った。その後、リハビリ施設への入所やヨガのトレーニングなどによって薬物中毒から立ち直ったという。 2008年の「アイアンマン」で初めてスーパー・ヒーロー役を演じた。これが大当たり。米コミック「マーベル」のヒーローたちのシリーズ化の起点となり、ダウニー自身もマーベル映画で欠かせない存在になり、アメコミ映画の黄金時代を支えた。 同じころ「シャーロック・ホームズ」シリーズでも主役に起用され、大ヒットに貢献した。 【前哨戦での受賞】 ・クリティクス・チョイス賞 ・ゴールデングローブ賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・フェニックス批評家賞 ・サンディエゴ批評家賞 ・アトランタ批評家賞(タイ) <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーンなど▼><スティングと一緒に歌う▼> <ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> <「チャーリー」の予告編▼> |
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助演女優賞 |
デバイン・ジョイ・ランドルフ
「ホールドオーバーズ」 前哨戦を独走。ほぼ負け知らず。 学校の食堂の従業員を演じた。 ドラマ的であり、コミカル。 人間味にあふれ、ニュアンスに富んだ演技が見事。 主役ポール・ジアマッティら他のキャストとの掛け合いも絶賛された。 1986年5月、米東部フィラデルフィア生まれ。 地元の大学で演劇を学んだ後、 名門イエール大学院に進み、 2011年に演劇で修士号をとった。 ミュージカル版「ゴースト」で役者デビューを飾り、 いきなりトニー賞の助演女優賞にノミネートされた。 2019年、エディ・マーフィ主演映画「ルディ・レイ・ムーア」(Netflix)で、大柄な芸人を熱演。コミカルな演技とド迫力の歌唱力で、一躍脚光を浴びた。 今作のアレクサンダー・ペイン監督は、「ルディ・レイ・ムーア」を見て彼女の演技を気に入っていた。 【前哨戦での受賞】 ・ゴールデングローブ賞 ・米国映画評議会議賞(NBR) ・全米映画批評家協会賞(NSFC) ・ニューヨーク批評家賞 ・ロサンゼルス批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・ボストン批評家賞 ・ワシントン批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・ミシガン批評家賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・セントルイス批評家賞 ・フェニックス批評家賞 <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーン▼><「ルディ・レイ・ムーア」での歌唱シーン▼> <ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> |
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脚本賞 |
「落下の解剖学」
脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ 【前哨戦での受賞】 ・ゴールデングローブ賞 |
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脚色賞 |
「アメリカン・フィクション」
脚本:コード・ジェファーソン 【前哨戦での受賞】 ・クリティクス・チョイス賞 |
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アニメ賞 |
「君たちはどう生きるか」
【国:日本】 ジブリの宮崎駿監督の10年ぶりの新作。 2013年の「風立ちぬ」を最後に引退すると表明していたが、2016年にこれを撤回し、製作に臨んだ。 宮崎氏が企画を発案し、プロデューサーで盟友の鈴木敏夫氏に絵コンテを持ち込み、プロジェクトが始動したという。 作画開始から完成まで異例の7年という長期間を費やし、マイペースで丹念に作り上げた。 絵のクオリティの高さは健在。人物などの滑らかな動きや美しい背景美術など、視覚的な味わいは深い。 戦時下の日本を舞台に、少年の葛藤、異世界への冒険、成長が描かれる。 (ジブリ作品一覧→) 海外の批評家賞や映画ファンの間では高い評価を得た。 「ニューヨーク批評家賞」や「ロサンゼルス批評家賞」など、長い歴史と権威を誇る賞でアニメ賞に輝いた。 北米興行収入も週間1位を獲得した。 公開時点で宮崎氏は82歳。 引退したはずのアニメ界の巨匠の復帰は、 海外でも大歓迎された。 アカデミー賞では、2003年に宮崎監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ賞を獲得。 さらに2015年には名誉賞を授与された。 監督:宮崎駿 脚本・原作:宮崎駿 プロデューサー:鈴木敏夫 配給:GKIDS 英題:The Boy and the Heron 製作国:日本 長さ:2時間4分 【ノミネート有力部門】 長編アニメ賞 作曲賞(久石譲) 【評価】 ロッテン・トマト:97%(最新→) IMDB:7.6(最新→) メタクリティック:91%(最新→) レターボックス:4.0(最新→) 【興行収入】 米国:3700万ドル 世界:1億3400万ドル(最新→) 【前哨戦での受賞】 ・ゴールデングローブ賞 アニメ賞 ・ニューヨーク批評家賞 アニメ賞 ・ロサンゼルス批評家賞 アニメ賞 ・フロリダ批評家賞 作品賞、アニメ賞、作曲賞【3冠】 ・シカゴ批評家賞 アニメ賞 ・ボストン批評家賞 アニメ賞 ・フィラデルフィア批評家賞 アニメ賞&外国語映画賞【2冠】 ・サンディエゴ批評家賞 アニメ賞 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><主題歌:米津玄師「地球儀」▼> |
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非英語作品賞 |
「関心領域」
国:イギリス(ドイツ語) ※ナチスの強制収容所のすぐ近くに住む収容所長の日常を描く野心作 【作品説明へ】 監督:ジョナサン・グレイザー 配給:A24 ■評点:ロッテン92%、IMDb8.1 【前哨戦での受賞】 ・カンヌ国際映画祭 2位(グランプリ) ・ロサンゼルス批評家賞 作品賞&監督賞&主演賞&音楽賞 ・全米映画批評家協会賞(NSFC)監督賞 ・トロント批評家賞 作品賞&監督賞 ・サンフランシスコ批評家賞 監督賞 ・女性映画ジャーナリスト同盟 作品賞 ・ボストン批評家賞 監督賞&脚色賞 ・シカゴ批評家賞 外国語映画賞 動画集を開く▼<カンヌ上映後の客席の反応▼> |
部門 | 受賞 | |
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英国作品賞 | 「関心領域」 | |
ドキュメンタリ賞 | 「実録 マリウポリの20日間」 | |
視覚効果賞 | 「哀れなるものたち」 | |
撮影賞 | 「オッペンハイマー」 | |
編集賞 | 「オッペンハイマー」 | |
キャスティング賞 | 「ホールドオーバーズ」 | |
作曲賞 | 「オッペンハイマー」 | |
衣装デザイン賞 | 「哀れなるものたち」 | |
音響賞 | 「関心領域」 | |
美術賞 | 「哀れなるものたち」 | |
メイク&ヘア賞 | 「哀れなるものたち」 |
2024年の最多ノミネートは「オッペンハイマー」の13部門でした。英国が製作国の一つである「哀れなるものたち」が続く11ノミネートで健闘。「バービー」はわずか5ノミネートにとどまり、作品賞候補にもならなかった。大きなサプライズとして、韓国俳優ユ・テオが「パスト・ライブス/再会」で主演男優賞ノミネート。レオナルド・ディカプリオ(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)ら強豪をおさえて候補入りを果たした。
作品賞は、ドイツ映画「西部戦線異状なし」。 事前予想では「エブエブ」と「イニシェリン島の精霊」の接戦が見込まれてたが、 番狂わせとなった。 しかも、監督賞や脚色賞まで獲り、最多7冠という圧勝。 ネットフリックス(Netflix)で独占的にネット配信され、劇場公開がほとんど行われなかったにもかかわらず、ここまで勝ったのは快挙。BAFTAでの勝利を受けて、「西部戦線」はオスカーでも大善戦した。
【主要8部門】 作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、 脚本賞、脚色賞 【ジャンル別部門】 非英語作品賞、英国作品賞、アニメ賞、ドキュメンタリ賞 【技術部門】 視覚効果賞、撮影賞、編集賞、キャスティング賞、作曲賞、衣装デザイン賞 、音響賞、美術賞、メイク&ヘア賞
部門 | 受賞 | ノミネート |
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作品賞 |
「西部戦線異状なし」
国:ドイツ ※ドイツ語の戦争映画。1931年に米国アカデミー作品賞を受賞した同名のハリウッド映画を、ドイツの映画人たちがリメイク。原作は、ドイツ生まれの作家エリッヒ・レマルクが1929年に出版したベストセラー小説。ドイツ軍の志願兵として西部戦線に乗り込んだ主人公が、塹壕での毒ガス、機関銃、戦車など思いもかけなかった凄惨な経験をする。戦争の残忍さを伝えた物語が、現代の最高レベルの映画技術で蘇った。 【配信:ネトフリ】 |
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監督賞 |
エドワード・ベルガー
「西部戦線異状なし」 |
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主演男優賞 |
オースティン・バトラー
「エルヴィス」 ※史上最強のロック歌手・エルビス・プレスリーを熱演・熱唱。 ・ゴールデングローブ賞(ドラマ部門) |
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主演女優賞 |
ケイト・ブランシェット
「TÁR(ター)」 ※オーストラリア出身の大女優 ・クリティック・チョイス賞 ・ベネチア映画祭 女優賞 ・ゴールデングローブ賞(ドラマ部門) ・全米映画批評家協会賞(NSFC) ・ニューヨーク批評家賞 ・ロサンゼルス批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・ワシントン批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・フロリダ批評家賞 |
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助演男優賞 |
バリー・キオガン
「イニシェリン島の精霊」 |
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助演女優賞 |
ケリー・コンドン
「イニシェリン島の精霊」 ・全米映画批評家協会賞(NSFC) ・ボストン批評家賞 ・ワシントン批評家賞 ・シカゴ批評家賞 |
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脚本賞 |
「イニシェリン島の精霊」
脚本:マーチン・マクドナー ・ベネチア国際映画祭 脚本賞 ・ニューヨーク批評家賞 ・米国映画評議会議(NBR) ・ボストン批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・ゴールデングローブ賞 |
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脚色賞 |
「西部戦線異状なし」
国:ドイツ 【配信:ネトフリ】 |
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非英語作品賞 |
「西部戦線異状なし」
国:ドイツ 【配信:ネトフリ】 |
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部門 | 受賞 | |
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英国作品賞 |
「イニシェリン島の精霊」
(日本公開:2023年1月27日) ※田舎の島を舞台にした人関係劇。男2人の友情の変化を描く。見る側に思索と強い余韻をもたらす大人のドラマとして称賛された。「スリー・ビルホード」(2017年)で作品賞の最有力候補の一角と見られながら「シェイプ・オブ・ウォーター」に敗れたマーティン・マクドナー監督の5年ぶり新作。 監督:マーティン・マクドナー 配給:サーチライト <評点=ロッテン97%、IMDb7.8> 【他の受賞歴】 ・ゴールデングローブ賞(コメディ部門) ・シカゴ批評家賞 ・フェニックス批評家賞 ▲ 一覧の先頭へ |
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アニメ賞 |
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
※「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)でオスカー作品賞を受賞した鬼才ギレルモ・デル・トロによる最新版ピノキオ。人形や物体を少しずつ動かしながら撮影していく「ストップモーション・アニメ」。トロ監督の個人的な情熱によってプロジェクトがスタート。何度も中止寸前に追い込まれたが、Netflixが資金を提供したことで製作が実現した。日本の怪獣などの文化をこよなく愛するトロ監督だが、本作をつくるにあたっては、ジブリのアニメを意識したという。嘘をつくと鼻がのびる木の人形の冒険物語。ミュージカル。 【Netflix】 【配信:ネトフリ】 ▲ 一覧の先頭へ |
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ドキュメンタリ賞 |
「ナワリヌイ」
※ロシアのプーチン政権を命がけで批判する弁護士アレクセイ・ナワリヌイの記録 ▲ 一覧の先頭へ |
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視覚効果賞 |
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
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撮影賞 |
「西部戦線異状なし」
撮影監督:ジェームス・フレンド ▲ 一覧の先頭へ |
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編集賞 |
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
編集:ポール・ロジャース 【他の映画賞】 ・クリティック・チョイス賞 ・ワシントン批評家賞 ▲ 一覧の先頭へ |
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キャスティング賞 |
「エルヴィス」
【配信:アマゾン】 ▲ 一覧の先頭へ |
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作曲賞 |
「西部戦線異状なし」
作曲家:ハウシュカ(ドイツのピアニスト) 【アルバムの動画再生リスト→】 ▲ 一覧の先頭へ |
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衣装デザイン賞 |
「エルヴィス」
衣装デザイナー:キャサリン・マーティン 【配信:アマゾン】 ▲ 一覧の先頭へ |
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音響賞 |
「西部戦線異状なし」
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美術賞 |
「バビロン」
美術監督:フローレンシア・マーティン ・クリティック・チョイス賞 ・フロリダ批評家賞 ▲ 一覧の先頭へ |
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メイク&ヘア賞 |
「エルヴィス」
・クリティック・チョイス賞 【配信:アマゾン】 ▲ 一覧の先頭へ |
Netflixで配信されたドイツ映画「西部戦線異状なし」が最多14ノミネートを獲得しました。米アカデミー賞有力候補の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」と「イニシェリン島の精霊」が、それに次ぐ10ノミネートを果たしました。
注目の「トップガン マーヴェリック」は作品賞ノミネートを逃したものの、技術系4部門(撮影、編集、音響、視覚効果)で手堅く候補入りを果たし、オスカーに期待ををつなげました。スティーブン・スピルバーグ監督「フェイブルマンズ」は、脚本賞のみの1ノミネートにとどまりました。
イギリス植民地時代の大衆の反乱を描いたインド映画「RRR」は、衝撃のノミネートゼロに終わりました。一方、韓国「別れる決心」は監督賞と非英語作品賞にノミネートされました。前年の日本の「ドライブ・マイ・カー」に次ぐ東アジア勢の複数候補入りとなりました。
作品賞、監督賞、脚色賞、外国語映画賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、アニメ賞、キャスティング賞、衣装デザイン賞 | ページの先頭へ↑
2022年は、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が外国語映画賞(非英語作品賞)を受賞しました。日本映画としては1987年の「乱」(黒澤明監督)以来35年ぶり。史上2度目です。4部門にノミネートされている米国アカデミー賞(3月28日)に向けた弾みになりそうです。
年 | 受賞作 | 監督 |
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2022 | 「ドライブ・マイ・カー」 | 濱口竜介 |
1987 | 「乱」 | 黒澤明 |
年 | 受賞作 | 監督 |
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2019 | 「万引き家族」 | 是枝裕和 |
2004 | 「千と千尋の神隠し」 | 宮崎駿 |
「ドライブ・マイ・カー」は監督賞、脚色賞にもノミネートされましたが、受賞は逃しました。日本人の監督賞ノミネートは、「影武者」で1981年に黒澤明監督が受賞して以来、41年ぶりでした。脚色賞は日本人として初めてでした。
年 | 監督 | 作品 |
---|---|---|
1981 | 黒澤明 | 「影武者」 |
年 | 監督 | 作品 |
---|---|---|
2022 | 濱口竜介 | 「ドライブ・マイ・カー」 |
作品賞、監督賞、脚色賞、外国語映画賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、アニメ賞、キャスティング賞、衣装デザイン賞 ページの先頭へ↑
作品賞、監督賞、脚色賞、外国語映画賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、アニメ賞、キャスティング賞、衣装デザイン賞
部門 | 受賞者(作品) | ノミネート |
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作品賞 |
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
(日本公開:2021年12月1日からNetflix配信) 予告編→ Netflix→ 説明→ |
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監督賞 |
ジェーン・カンピオン
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」 予告編→ 作品一覧(wiki)→ |
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脚色賞 |
「コーダ あいのうた」
(脚本家:シアン・ヘダー) |
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外国語(非英語)作品賞 |
「ドライブ・マイ・カー」
【日本】 (濱口竜介監督) 予告編→ 説明→ 作品の紹介→ 受賞歴→ |
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イギリス映画作品賞 |
「ベルファスト」
(日本公開:2022年3月) 予告編→ 説明↑ |
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主演男優賞 |
ウィル・スミス
「ドリームプラン」 予告編→ 作品一覧(wiki)→ |
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主演女優賞 |
ジョアンナ・スキャンラン
「アフター・ラヴ」 |
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助演男優賞 |
トロイ・コッツァー
「コーダ あいのうた」 予告編(トロイ・コッツァー版)→ 作品一覧(英語wiki)→ |
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助演女優賞 |
アリアナ・デボーズ
「ウエスト・サイド・ストーリー」 予告編(デボーズ版)→ 作品一覧(英語wiki)→ |
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脚本賞 |
「リコリス・ピザ」
(脚本家:ポール・トーマス・アンダーソン) |
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長編アニメ賞 |
「ミラベルと魔法だらけの家」
(ディズニー) (公開:2021年11月26日) 予告編→ 説明 |
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キャスティング賞 | 「ウエスト・サイド・ストーリー」 | |
衣装デザイン賞 |
「クルエラ」
(衣装デザイナー:ジェニー・ベバン) オスカー受賞歴(英語Wiki)→ 【ディズニー映画】 (日本公開:2021年5月27日) 予告編→ |
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特殊視覚効果(ビジュアル・エフェクト)賞 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
ビルヌーブ監督とジェームズ・キャメロン監督(アバター)の対談(英語)→ |
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ドキュメンタリー映画賞 |
「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」
(公開:2021年8月27日) 予告編→ ※1969年に米ハーレム近郊で開催された伝説的な黒人音楽フェスティバル。未公開だったコンサート映像がついに封印された。 |
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撮影賞 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
(撮影監督:グレッグ・フレイザー) 作品一覧(Wiki)→ メイキング映像→ |
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作曲賞 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
作曲家:ハンス・ジマー 試聴(Amazon)→ |
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編集賞 |
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」
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美術賞 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
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音響賞 |
「DUNE/デューン 砂の惑星」
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メイクアップ&ヘアスタイリング賞 |
「タミー・フェイの瞳」
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2021年は「ノマドランド」が作品賞を受賞しました。ノマドランドは他にも監督賞、主演女優賞、撮影賞を獲得し、4冠に輝きました。
前年(2020年)のノミネートでは、俳優部門の候補者が白人だけだったことに対して、批判が出ました。 このため、BAFTAでは、俳優部門と監督部門に関して、従来の選考方法を変更しました。 様々な人種で構成される「陪審員」という組織をつくり、その陪審員がノミネートを選びました。 この影響か、多数の有色人種がノミネートされました。 その一方で、予想外のノミネート結果が相次ぎました。 例えば、最有力候補と見られていた「プロミシング・ヤング・ウーマン」のキャリー・マリガン(英国人)が、 主演女優賞にノミネートされませんでした。
主要部門の受賞者は、すべて米アカデミー賞と同じ結果になりました。 作品賞、監督賞、主演男優・女優、助演男優・女優、脚本、脚色の8部門で、 すべて同じ作品が選ばれたのです。 さらに、技術系の部門も、撮影賞以外はほとんどの受賞者が一致しました。 これにより、オスカーを予想するうえでの英国アカデミー賞の重要性が改めて認識されました。
部門 | 受賞者(作品) | ノミネート |
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作品賞 |
「ノマドランド」 (公開:2021年3月26日) 予告編→ |
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イギリス映画作品賞 |
「プロミシング・ヤング・ウーマン」 (公開:2021年夏) 予告編→ 町山智浩の解説(ラジオ)→ |
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監督賞 |
クロエ・ジャオ
「ノマドランド」 作品一覧(Wikipedia)→ |
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主演男優賞 |
アンソニー・ホプキンス
「ファーザー」 作品一覧→ |
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主演女優賞 |
フランシス・マクドーマンド
「ノマドランド」 作品一覧→ |
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助演男優賞 |
ダニエル・カルーヤ
「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」 作品一覧→ |
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助演女優賞 |
ユン・ヨジョン
「ミナリ」 作品一覧→ |
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脚本賞 | 「プロミシング・ヤング・ウーマン」 |
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脚色賞 | 「ファーザー」 |
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長編アニメ賞 |
「ソウルフル・ワールド」 (公開:2020年12月25日、ディズニープラス配信) 予告編→ ディズニープラス→ |
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外国語(非英語)作品賞 |
「アナザーラウンド」 (デンマーク) (公開:2021年9月3日) 予告編→ |
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衣装デザイン賞 |
「マ・レイニーのブラックボトム」
(衣装デザイナー:アン・ロス) (ネットフリックス配信:2020年12月18日) 予告編→ 動画配信(Netflix)→ |
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キャスティング賞 | 「Rocks」 |
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撮影賞 | 「ノマドランド」 |
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編集賞 | 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」 |
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美術賞 | 「Mank(マンク)」 |
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音響賞 | 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」 |
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特殊視覚効果(ビジュアル・エフェクト)賞 |
「テネット(TENET)」
動画配信(アマゾン)→ クリストファー・ノーラン監督インタビュー→ |
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ドキュメンタリー映画賞 |
「オクトパスの神秘: 海の賢者は語る」 |
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メイクアップ&ヘアスタイリング賞 | 「マ・レイニーのブラックボトム」 |
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作曲賞 |
「ソウルフル・ワールド」
作曲家:トレント・レズナー&アッティカス・ロス&ジョン・バティステ |
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2020年は、イギリスとアメリカの合作である「1917 命をかけた伝令」が作品賞を受賞しました。 このほかイギリス映画作品賞や監督賞も獲得し、最多の7部門を制しました。 一方、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」は、脚本賞と外国語映画賞の2冠に輝きました。
部門 | 受賞者(作品) | ノミネート |
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作品賞 |
「1917 命をかけた伝令」 (公開:2020年2月14日) 予告編→ |
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イギリス映画作品賞 |
「1917 命をかけた伝令」 (公開:2020年2月14日) 予告編→ |
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監督賞 |
サム・メンデス
「1917 命をかけた伝令」 |
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主演男優賞 |
ホアキン・フェニックス
「ジョーカー」 |
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主演女優賞 |
レネー・ゼルウィガー
「ジュディ 虹の彼方に」 |
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助演男優賞 |
ブラッド・ピット
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 |
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助演女優賞 |
ローラ・ダーン
「マリッジ・ストーリー」 |
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脚本賞 | 「パラサイト 半地下の家族」 |
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脚色賞 | 「ジョジョ・ラビット」 |
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衣装デザイン賞 | 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」 |
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長編アニメ賞 |
「クロース」 (公開:2019年11月) 予告編→ Netflix→ |
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外国語(非英語)作品賞 | 「パラサイト 半地下の家族」 (公開:2020年1月10日) 予告編→ (韓国) |
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キャスティング賞 | 「ジョーカー」 |
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撮影賞 | 「1917 命をかけた伝令」 |
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編集賞 | 「フォードvsフェラーリ」 |
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美術賞 | 「1917 命をかけた伝令」 |
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音響賞 | 「1917 命をかけた伝令」 |
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特殊視覚効果(ビジュアル・エフェクト)賞 | 「1917 命をかけた伝令」 |
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ドキュメンタリー映画賞 |
「娘は戦場で生まれた」 (公開:2020年2月29日) 予告編→ |
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メイクアップ&ヘアスタイリング賞 | 「スキャンダル」 |
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作曲賞 | 「ジョーカー」
ヒドゥル・グドナドッティル |
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部門 | 受賞者 | ノミネート |
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作品賞 | 「ROMA/ローマ」 (公開:2018年12月からNetflixで配信) 解説→ 予告編→ Netflixの配信ページ→ |
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英国作品賞 | 「女王陛下のお気に入り」 (公開:2019年2月15日) 予告編(Amazon)→ |
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監督賞 | アルフォンソ・キュアロン 「ROMA/ローマ」 作品一覧→ |
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主演男優賞 | ラミ・マレック 「ボヘミアン・ラプソディ」 作品一覧→ |
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主演女優賞 | オリビア・コールマン 「女王陛下のお気に入り」 作品一覧→ |
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助演男優賞 | マハーシャラ・アリ 「グリーンブック」 作品一覧→ |
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助演女優賞 | レイチェル・ワイズ 「女王陛下のお気に入り」 作品一覧→ |