2024年(第96回)アカデミー賞のノミネート予想です。作品賞などの有力候補は「オッペンハイマー」「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「哀れなるものたち」「バービー」など。国際映画賞は日本代表「パーフェクト・デイズ」が本命の一角。さらに、宮崎駿監督(ジブリ)の「君たちはどう生きるか」がアニメ賞ノミネート有力。授賞式は2024年3月10日(日本時間3月11日)。ノミネート発表は1月23日。
※日本アカデミー賞の予想はこちら=>>作品賞、 国際映画賞、 アニメ賞、 主演男優賞、 主演女優賞、 助演男優賞、 助演女優賞
既に劇場または映画祭で公開され、絶賛された作品の有力度ランキング。
順位 | 有力作品 | |
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1位 | 「オッペンハイマー」 | |
![]() アメリカの原爆開発チームを率いた物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記。 キャラクター・スタディ作品「バットマン・ダークナイト3部作」「インセプション」「ダンケルク」「テネット」の名匠クリストファー・ノーラン監督が、 監督・脚本・プロデューサー(3人のうちの1人)を務めた。「原爆の父」から水爆反対運動へと転じ、 挙句の果てに政府からスパイ扱いされたオッペンハイマー。 その激動の人生を、4つの時間軸から解き明かす。 優れたキャラクター・スタディ作品として、批評家や映画通から極めて高い評価を得た。 難解だが大ヒット3時間の長尺で、大半が会話のシーン。 難しいテーマ。かつ「R」指定。それでも商業的に大成功を収めた。俳優陣の演技も絶賛された。オッペンハイマー役を演じたキリアン・マーフィーは、脇役が中心だったが、 ついに主役として日の目を見た。ロバート・ダウニー・Jrもキャリアベスト級の演技として喝采を浴びた。 IMAX70mmフィルムで撮影された。 不穏な音響効果で緊張感をかきたてる。 映画技術の面からも見どころが多い。 最多ノミネート有力オスカーでは最多ノミネートが有力視されている。 主要部門では5つ(作品、監督、主演男優、助演男優、脚色)が確実か。技術部門でも、撮影賞や音響賞などが有力。「デューン 砂の惑星2」の公開が翌年に延期になったことで、 「最多」争いで俄然、優位になった。 バービーとの正面対決で注目娯楽大作「バービー」と同じ日に全米公開された。 夏休みシーズンの超話題作2本が正面から激突するとあって、 興行の行方に注目が集まった。「バービー」は若年層の女性が好む華やかな作品。 一方、「オッペンハイマー」は、シリアスでダーク。中高年以上の男性の主な客層。 公開初日にどちらを鑑賞するべきか、あるいは、1日で2本鑑賞する場合はどういう順番にすべきか、 カップルはどうすればいいのか――。 これら映画ファンにとっての「究極の選択」が話題となり、 そこから『バーベンハイマー』という造語が生まれた。 結果として、両作品とも、事前の予想をはるかに上回る大ヒットとなった。 原爆開発に参加オッペンハイマー博士(1904~1967年)は、裕福なドイツ移民の息子としてニューヨークに生まれ、物理学者として高名を確立した。 1942年に始まったマンハッタン計画(原爆製造計画)の中心人物となる。マンハッタン計画は、国を挙げたプロジェクトだった。 20億ドルを投じ、最大55万人を動員。 テネシー州に天然ウランに多く含まれるウラン238から、兵器に必要なウラン235を分離する工場が建設された。 ワシントン州にはプルトニウムを生産する原子炉が置かれた。 核実験を成功に導く原爆開発のため一級の科学者を集めた国立「ロスアラモス研究所」の所長に就任したのが、オッペンハイマーだった。 1945年7月に史上初の核実験を成功させてアメリカの国民的英雄になった。核実験成功の翌月、米軍はウラン原爆「リトルボーイ」を広島に、プルトニウム原爆「ファットマン」を長崎に投下する。 長崎被爆の翌日、日本政府の首脳はようやく無条件降伏を受け入れた。 広島で約14万人、長崎で約7万4千人が1945年末までに死亡。その後も被害が続いた。 罪の意識にさいなまれるオッペンハイマーは原爆に疑問を抱き、罪の意識にさいなまれるようになる。 同僚の証言によると、長崎への原爆投下の翌日、彼はふさぎこんでいたという。原爆投下の2カ月後、ロスアラモス研究所長を辞任。 その際の挨拶で「原爆が、争う世界の兵器庫や、戦争に備える国々に新たに追加されるなら、人類がロスアラモスと広島の名をのろうときが来るだろう」と語った。また、翌月トルーマン大統領と握手した際には「私の手は血塗られています」と言った。 水爆に反対博士は「核の情報公開と国際管理」に向けた活動を始める。 いずれソ連(現ロシア)が原爆を開発するのは目に見えていた。 その前に核管理の枠をつくり、果てしない軍拡に歯止めをかけるためだった。水爆の開発にも反対した。 原子力委員会の一般諮問委員会の長として、水爆は「防御する手段のない武器」であると、危険性を訴えたのだった。 公職追放こうしたリベラルな姿勢が、共和党の政権復帰を契機に、政府からの迫害を招くことになる。 マッカーシズム(冷戦下のアカ狩り)の最中の1953年、スパイの嫌疑をかけられる。戦前の一時期、オッペンハイマーは西海岸で左翼系知識人と交流があったが、 マンハッタン計画に参加してからは関係を断っていた。 それでも、米連邦捜査局(FBI)などの尾行・盗聴によって、告発の材料が強引にかき集められた。 1954年、公職追放の処分を受ける。 名誉回復へしかし、実際にはスパイ行為は確認されなかった。 1963年にジョンソン大統領がエンリコ・フェルミ賞を授与して、ある程度の名誉が回復された。2022年12月、米エネルギー省のグランホルム長官は、オッペンハイマー博士に対する公職追放は「偏見に基づく不公正な手続きだった」として取り消した。 歴史家などの間では、オッペンハイマーは、ずばぬけた知力と優れた行政手腕をもっていたと評されている。 原作はピュリツァー賞映画の原作は2007年に出版された伝記「オッペンハイマー『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」。 著者は、歴史家マーティン・シャーウィンと伝記執筆家カイ・バード。 数多くの人々へのインタビューに基づいており、オッペンハイマーに関する最も優れた伝記と言われている。 ピュリツァー賞も受賞した。上下巻。 上巻は、才能豊かな理論物理学者として活躍し、人類初の原爆実験が成功するまでが描かれる。 下巻では、国家の核政策決定の中枢に位置する人物となった時代が綴られる。 ノーラン受賞歴クリストファー・ノーラン監督は、これまでアカデミー賞を受賞していない。 ノミネートは過去5回。「ダンケルク」で作品賞と監督賞。「インセプション」で作品賞と脚本賞。 「メメント」で脚本賞にそれぞれ候補入りした。監督:クリストファー・ノーラン 主演:キリアン・マーフィー(ダークナイト3部作、28日後) 助演:ロバート・ダウニー・Jr、エミリー・ブラント、マット・デイモン、フローレンス・ピュー 公開日:2023年7月21日(米国) 製作国:アメリカ 配給:ユニバーサル 長さ:3時間 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演男優賞(キリアン・マーフィー) 助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr)★強力 助演女優賞(エミリー・ブラント) 脚色賞 撮影賞 編集賞 作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン) 音響賞★強力 美術賞 【評価】 ロッテン・トマト:93%(最新→) IMDB:8.6(最新→) メタクリティック:88%(最新→) レターボックス:4.3(最新→) 【興行収入】 米国:3億2000万ドル(最新→) 世界:9億2000万ドル 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><特別映像▼> <劇伴▼> |
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2位 | キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン | |
![]() 監督:マーティン・スコセッシ 主演:レオナルド・ディカプリオ、リリー・グラッドストーン 助演:ロバート・デ・ニーロほか 公開日:2023年10月20日(日本) 配給:パラマウント、アップル 長さ:3時間26分 西部劇の要素を取り入れた実録スリラー。 米国で実際に起きた「オーセージ・インディアン虐殺」が題材。 「アメリカの歴史上最も陰湿な犯罪」とも呼ばれる事件だ。 石油採掘の利権をめぐり、1920年代にオクラホマ州の先住民(インディアン)が次々と殺された残忍な史実を、巨匠スコセッシ監督が犯罪サーガとして構築した。 アメリカ合衆国の誕生起源の負の側面に迫る壮大な叙事詩として高評価を得た。 緊張感に満ちた超長尺の大作。 過去のアメリカの過ちを問いつつ、 人種間の暴力、少数者への人権侵害、国家主義などの今日的な問題に結びつける。 スコセッシ監督は、 事件のメロドラマ化を避けつつ、 恐ろしいトラウマを生き延びようとする先住民の文化への敬意を示した。 その偉大なフィルモグラフィーのトップクラスに食い込む傑作との声も相次いだ。 本作の完成時点で80歳。 キャスト陣の演技も称賛された。 主演のレオナルド・ディカプリオは、 決して魅力的ではない人物像を、 複雑かつ巧妙に演じきった。 先住民の血を引き、インディアン居留地で育った女優リリー・グラッドストーンも、 大ブレイク。 当初は「助演」での最有力候補になると予想されていたが、 より激戦の「主演」での賞レース参戦を表明した。 助演男優のロバート・デ・ニーロも、 幅広い賛辞を集めた。 風景描写などの壮大さや、 細部にわたる完璧主義的な映像構築ぶりも注目の的。 技術部門での多数のノミネートも有力視されている。 原作は、2017年に刊行され、ベストセラーとなったノンフィクション本『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』。 著者のデビッド・グランは、雑誌「ニューヨーカー」などに投稿する人気ジャーナリスト。 撮影は、事件が起きたオクラホマ州で行われた。 製作費は、SF大作並みの2億ドル。 ハリウッド・メジャーのパラマウントと、 「コーダ あいのうた」で前々年に作品賞を獲ったIT業界の巨人アップルが共同出資した。 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ) 主演女優賞(リリー・グラッドストーン) 助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ) 脚色賞 撮影賞 編集賞 衣装デザイン賞 美術賞 作曲賞 【評価】 ロッテン・トマト:97%(最新→) メタクリティック:89%(最新→) レターボックス:3.9(最新→) 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼> |
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3位 | 「哀れなるものたち」 | |
![]() 喜劇的なおとぎ話。 科学実験で死から蘇った女性が、自己探求の冒険に出る。 野心的な想像力と、面白みに満ちた奇妙さが、大絶賛を浴びた。 ヨルゴス・ランティモス監督にとって「女王陛下のお気に入り」を超える出来栄えとの声が相次いだ。 また、主演エマ・ストーンについても、「ラ・ラ・ランド」を上回るキャリアベストの演技との称賛に包まれた。 ラ・ラ・ランドに次ぐ2度目のオスカーに期待が高まっている。 19世紀のイギリスが舞台。 自殺した若い女性が、怪しい科学者によって命を取り戻す。 ただ、その頭脳は無知な状態になっており、世の中についてイチから学び始める。 原作は、1992年の小説。 スコットランドの作家アラスター・グレイの代表作の一つ。 ランティモス監督は数年前にこの小説を読み、 映画化を切望。 存命だった筆者グレイ氏と会談し、すぐに信頼関係を築いた。 その後「女王陛下のお気に入り」が世界的な成功を果たしたことで、 熱意を抱いてた本作のプロジェクトが実現することとなった。 監督:ヨルゴス・ランティモス(「女王陛下のお気に入り」など。ギリシャ出身) 主演:エマ・ストーン(「ラ・ラ・ランド」で主演女優賞、「バードマン」「女王陛下のお気に入り」で助演ノミネート) 助演:マーク・ラファロ、ウィレム・デフォーほか 公開日(日本):2024年1月26日 英題:Poor Things 言語:英語 製作国:英、米、アイルランド 配給:サーチライト 長さ:2時間21分 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(エマ・ストーン)=有力度1位 助演男優賞(マーク・ラファロ) 助演男優賞(ウィレム・デフォー) 脚色賞 衣装デザイン賞★強力 撮影賞 美術賞 編集賞 【他の賞の受賞実績】 ベネチア国際映画祭 金獅子賞(最高賞) 【評価】 ロッテン・トマト:98%(最新→) IMDB:8.0(最新→) メタクリティック:94%(最新→) レターボックス:4.1(最新→) 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><エマ・ストーンのコメント▼> |
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4位 | 「バービー」 | |
![]() 着せ替え人形「バービー」の初めての実写映画。 社会現象的なブームを起こし、特大ヒットとなった。 ピンク色の服に身を包んで鑑賞するスタイルが流行。 とくに20代前半や10代後半の女性に熱烈に支持された。 北米だけでなく、欧州、中南米などで夏休みシーズンの首位を独走。 中国でも大当たりした。 世界興収は10億ドルを軽々と超えた。 商業的な大成功に加えて、批評家や芸術家による高評価を獲得した。 風刺コメディ滑稽でポップな一作。 バービー商品や製造元企業(マテル)に対する自虐的な突っ込みも含めて、 社会風刺に満ちたコメディになっている。 父権主義、ナルシズム、物欲主義などに対する皮肉を連発。 フェミニズム的ではあるが、過度な偏りへの警鐘もある。斬新かつ共感しやすい数十年にわたって親しまれてきたバービーの世界を、 新しい視点で大胆に解釈。 斬新なアイデアにあふれている。 それでいで、共感をおぼえやすい物語としてまとめ上げた。ビジュアル面でのレベルの高さも絶賛された。 統一感のある舞台セット、衣装などはもとより、音楽・ダンスに至るまで、 ハイセンスな世界観が魅力。 ゴスリング大当たり演技面では、男性人形「ケン」を演じたライアン・ゴスリングが最大の賛辞の的となった。バービー役のマーゴット・ロビーも、同じく称賛された。マーゴット・ロビーは製作チームの中核マーゴット・ロビーは、本作プロデューサー4人のうちの1人。当初は、バービーの権利元マテル社とソニー・ピクチャーズが組み、 エイミー・シューマー、次にアン・ハサウェイを主演候補として計画が進められた。 プロデューサーには、ミラマックス出身の女性ロビー・ブレナーが起用された。 ソニーがプロジェクトから去り、 マテルが完全な主導権を掌握。 マテル社のCEOイノン・クライズと、プロデューサーのブレナーは、 新たな主役候補としてマーゴット・ロビーに目をつけた。 ロビーとの最初の面談で、クライズとブレナーは「ロビーしかいない」と確信したという。 マテル側は、ロビーを1人の役者としてだけでなく、プロジェクト推進の中核として巻き込む策に出る。 ロビーと彼女の夫トム・アッカリーが経営するスタジオと提携し、 夫婦2人をそろってプロデューサーとして迎え入れたのだ。 もちろん、これでロビーの主演も決まった。 とはいえ、まだ脚本もできていない段階。 ロビーは、さっそく脚本執筆役としてグレタ・ガーウィグを推挙し、口説きにかかる。 ロビーはガーウィグの「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」をいたく気に入っていたのだ。 結局、ガーウィックは監督も引き受け、座組ができあがった。 バービー人形バービーは、米国人女性ルース・ハンドラーさんによって生み出された。赤ちゃんの人形しかなかった時代に、紙で人形遊びをしている娘を見て、大人の姿をした人形を思い付いた。そして、娘バーバラさんの名にちなんで名付けたバービー人形を誕生させた。 夫のエリオット氏とともに玩具メーカーのマテル社を創設。1959年に売り出した。初代バービーはポニーテールの髪形に白と黒のストライプの水着姿だった。 爆発的人気を呼び、世界各国でロングセラーになった。いろいろな洋服に着せ替えることができる多彩なファッション性も、大ヒットの理由だった。 ハンドラーさんの息子の名にちなんだ男性ケンや、友達ミッジなども発表された。黒人、東洋人の顔や、時代を反映したさまざまな姿のバービーも次々と登場した。 1970年代はディスコファッション、1980年代はキャリアファッション、1990年代はラップミュージック風のファンキーファッションなど、時代ごとの最新ファッションを身につけてきた。 日本で最初に発売されたのは1962年。国産の着せ替え人形が、少女漫画風の顔でかわいい雰囲気を持つのに比べ、バービーは、人間味が強く、大人っぽい容姿が特徴だった。女の子のアイドルになった。その後、日本独自の「リカちゃん」に人気を奪われたが、1990年代に再びブームが起きた。 グレタ・ガーウィグ受賞歴グレタ・ガーウィグ監督は、オスカーで過去に3度ノミネートされた。 「レディ・バード」では監督賞と脚本賞でダブルノミネート。 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」では脚色賞にノミネート。今回は、単独監督として3作目。 脚本は、長年のパートナーであるノア・バームバック(マリッジ・ストーリー、イカとクジラなどの監督兼脚本家)と共同執筆した。 1983年生まれ。自主制作映画の脚本を何本か書いた後、 ノア・バームバック監督の「フランシス・ハー」(2012年)で主演を務め、一躍脚光を浴びた。 風刺的なタッチで現代女性を描く脚本家として評価されている。 監督:グレタ・ガーウィグ(レディ・バード、若草物語) 主演:マーゴット・ロビー 助演:ライアン・ゴスリング 公開日:2023年8月11日(日本) 配給:ワーナー 長さ:1時間40分 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(マーゴット・ロビー) 助演男優賞(ライアン・ゴスリング) 脚本賞 衣装デザイン賞 美術賞★強力 メイク&ヘア賞 歌曲賞(ビリー・アイリッシュ、ライアン・ゴスリング) 【評価】 ロッテン・トマト:89%(最新→) IMDB:7.4(最新→) メタクリティック:81%(最新→) レターボックス:4.2(最新→) 【興行収入】 米国:6億3000万ドル(最新→) 世界:14億2000万ドル 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><挿入歌「ジャスト・ケン」~歌手:ライアン・ゴスリング▼> <挿入歌「ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?」~歌手:ビリー・アイリッシュ▼> <挿入歌「ダンス・ザ・ナイト」~歌手:デュア・リパ▼> <挿入歌「バービー・ワールド with アクア」~歌手:ニッキー・ミナージュ&アイス・スパイス▼> |
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5位 | 「パスト・ライブズ」 | |
![]() 幼なじみの男女の物語。 韓国からカナダに移住した女子と、 ソウルにとどまった男子が、 24年の時を経て大人として再会する。 韓国系カナダ人のセリーヌ・ソン氏の初めての監督作。 1988年にソウルで生まれ、12歳でカナダに移住した自らの経験をふまえ、 オリジナル脚本を執筆した。 前年のオスカーで「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などにより主要部門をほぼ独占したA24が、製作・配給を担った。 愛と運命をテーマにした絶妙に物憂げなドラマ。 静かにゆったりと流れる会話とニュアンス的な描写が、 登場人物たちの人生の移り変わりと内面を深く伝える。 新人監督とは思えない巧みさと繊細で独特なシナリオ。 「魅惑的な魔法」(ハリウッド・レポーター誌)のように美しい一作として絶賛された。ウォン・カーウァイ監督の傑作「花様年華」を想起させるとの声も出た。 映画批評家と映画ファンの評価は、本年度ベスト級。 ロッテン・トマトの支持率97%。 かつ、激賞が多い。 IMDBスコアも8.1に達し、熱烈な盛り上がりを見せた。 サンダンス映画祭で初上映され、話題をさらった後、6月に米国公開。 都市部を中心とした中規模公開ながら、興行収入は1000万ドルを突破した。 外国語(韓国語)の会話が中心の地味な作家系ドラマにしては十分な商業面での成績を残した。 【あらすじ】24年前の韓国ソウル。12歳の少女ノラと少年ヘ・ソンは、毎日一緒に帰宅する仲良しだった。勉強ではクラスのトップを競い合っていた。しかし、ノラは家族がカナダに移住し、離ればなれになる。 12年後、Facebookでつながり、オンラインでの再会を果たす。 大学生となっていた2人の会話は盛り上がり、遠距離ながら心を通わせていく。 さらにその12年後の現在。 ノラはニューヨークで有望な劇作家になり、 伴侶と共に多忙な生活を送っていた――。 監督・脚本:セリーヌ・ソン 主演:グレタ・リー(韓国系アメリカ人の女優)、ユ・テオ(韓国の男優。「別れる決心」など) 助演:ジョン・マガロ 公開日:2023年6月2日(米国) 英題:Past Lives 言語:韓国語、英語 製作国:アメリカ 配給:A24 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演女優賞(グレタ・リー) 助演男優賞(ジョン・マガロ) 脚本賞★強力 【評価】 ロッテン・トマト:97%(最新→) IMDB:8.1(最新→) メタクリティック:94%(最新→) レターボックス:4.3(最新→) 【製作費】 1200万ドル 【興行収入】 米国:1360万ドル(最新→) 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><監督&俳優インタビュー▼> |
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6位 | 「ホールドオーバーズ」 | |
![]() コメディ系ドラマ。「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」でオスカー脚色賞に2度輝いた名シナリオ・ライターであり、名監督のアレクサンダー・ペインが、6年ぶりにメガホンをとった。 主演は、2004年のペイン監督の傑作「サイドウェイ」と同じくポール・ジアマッティ。 サイドウェイでは、 ペインのウィットに富んだ珠玉の台本を、 ジアマッティが、ダメ風おじさん力全開でユーモラスに演じた。 オスカーで作品賞や監督賞など主要5部門にノミネート。 このうち脚色賞を獲った。 今作では、ペイン&ジアマッティの名コンビが19年ぶりに復活。 ペインは珍しく脚本を自分で書かなかったが、 コメディ系の名監督としての実力を発揮。 心温まる上質喜劇として絶賛された。 1970年代初頭の米東部の全寮制学校が舞台。 ほぼ全生徒が帰省するクリスマス休みに、 事情があって帰れず学校に残る生徒たち(The Holdovers)と、 指導役の教師の物語。 癖のある教師役のポール・ジアマッティに加えて、 食堂の従業員を演じたデバイン・ジョイ・ランドルフも、 高い評価を得た。 監督:アレクサンダー・ペイン 主演:ポール・ジアマッティ(「シンデレラマン」で助演賞ノミネート) 助演:デバイン・ジョイ・ランドルフ 公開日:2023年11月10日(米国) 英題:The Holdovers 配給:フォーカス 長さ:2時間13分 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演男優賞(ポール・ジアマッティ) 助演女優賞(デバイン・ジョイ・ランドルフ) 脚本賞 編集賞 【評価】 ロッテン・トマト:96%(最新→) IMDB:7.8(最新→) メタクリティック:81%(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼> |
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7位 | 「アメリカン・フィクション」 | |
![]() 「ウォッチメン」などテレビドラマの脚本家として活動してきたコード・ジェファーソンの監督デビュー作。 英語専門の教授であり、売れない小説家でもある男性が主人公。。 「黒人らしさが足りない」などの理由から作家としてのキャリアが停滞している。 知的で愉快。創作家の苦悩が描かれる。 「風刺とロマンティックコメディを組み合わせ、思慮深い家族ドラマ」として称賛された。 トロント国際映画祭で、最有力候補「ホールドオーバーズ」をおさえ、最高賞の「観客賞」を受賞した。 監督:コード・ジェファーソン(テレビ「ウォッチメン」の共同脚本家の1人) 主演:ジェフリー・ライト(「ザ・バットマン」のゴードン役、「007」シリーズのフェリックス・ライター役) 助演:トレイシー・エリス・ロスほか 公開日:2023年11月3日(米国) 英題:American Fiction 言語:英語 製作国:アメリカ 配給:MGM(アマゾン) 長さ:1時間57分 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 主演男優賞 脚色賞 【他の賞の受賞実績】 トロント国際映画祭 観客賞(最高賞) 【評価】 ロッテン・トマト:96%(最新→) IMDB:7.8(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 動画集を開く▼<レビュー▼> |
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8位 | アナトミー・オブ・ア・フォール | |
![]() 法廷で夫殺しの罪に問われた女性のドラマ。裁判で潔白を照明しようとする。 2023年5月のカンヌ国際映画祭において、最高賞(パルム・ドール)を獲得した。 監督:ジュスティーヌ・トリエ(1978年生まれのフランスの女性監督。「愛欲のセラピー」など) 主演:ザンドラ・フラ(ドイツの女優、「ありがとう、トニ・エルドマン」「レクイエム〜ミカエラの肖像」など) 公開日:未定 英題:Anatomy of a Fall 言語:仏語、英語、独語 製作国:フランス 米国配給:ネオン 【ノミネート有力部門】 作品賞 主演女優賞(ザンドラ・フラ) 国際映画賞 撮影賞 【他の賞の受賞実績】 カンヌ国際映画祭 最高賞(パルムドール) 【評価】 ロッテン・トマト:100%(最新→) IMDB:7.0(最新→) メタクリティック:88%(最新→) レターボックス:3.8(最新→) 動画集を開く▼<クリップ▼> |
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9位 | 「マエストロ」 | |
![]() 監督:ブラッドリー・クーパー(「アリー/スター誕生」に次ぐ監督2作目) 主演:ブラッドリー・クーパー、キャリー・マリガン(「プロミシング・ヤング・ウーマン」など) 公開日:2023年11月22日(米国劇場)、2023年12月20日(Netflix配信開始) 英題:Maestro 製作国:アメリカ 配給:Netflix 長さ:2時間9分 【ノミネート有力部門】 作品賞 主演男優賞(ブラッドリー・クーパー) 主演女優賞(キャリー・マリガン) 【評価】 ロッテン・トマト:92%(最新→) IMDB:6.8(最新→) メタクリティック:81%(最新→) レターボックス:3.4(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼> |
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10位 | 「異人たち」 | |
![]() 日本屈指の放送作家・山田太一の小説「異人たちとの夏」(1987年)の映画化。 ロマンチック・ファンタジー。イギリス映画。 原作小説は、月刊誌「小説新潮」1987年1月号で発表された。 テレビドラマの脚本を書いている40代の男が、死んだはずの両親と出会う怪談系の物語。題名の「異人」は死者のこと。 舞台をロンドンに変えた本作では、主人公が隣人との出会いを機に、 幼少期の実家に連れ戻されるという設定になっている。 同性愛ストーリーの要素も加わる。 米テルライド映画祭で初公開され、評論家らの熱烈な支持を獲得した。 日本でも1988年に大林宣彦監督によって映画化された。 キネマ旬報ベスト・テンで父役の片岡鶴太郎が助演男優賞、母役の秋吉久美子が助演女優賞に輝いた。 監督:アンドリュー・ヘイ(「さざなみ」など。英国人) 主演:アンドリュー・スコット(アイルランド出身の実力派。「1917 命をかけた伝令」などの脇役) 助演:ポール・メスカル、クレア・フォイほか 公開日:2024年春(日本) 英題:All of Us Strangers 言語:英語 製作国:イギリス 配給:サーチライト 長さ:1時間45分 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 脚色賞 主演男優賞 【評価】 ロッテン・トマト:95%(最新→) IMDB:7.5(最新→) メタクリティック:98%(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼> |
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11位 | 「AIR/エア」 | |
![]() 米ナイキの運動靴ブランド「エア・ジョーダン」の誕生物語。 1984年が舞台。バスケットボール・シューズア市場でディダスとコンバースに後塵を拝していたナイキが、大きな賭けに出る。 製作国:アメリカ 配給:Amazonスタジオ 【ノミネート有力部門】 作品賞 助演女優賞(バイオラ・デービス) 主人公はナイキの社員であるソニー・ヴァカロ(マット・デイモン)。実在の人物。創業者でCEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)から指示を受け、バスケットボールのスター選手との契約を結び、販売を増やし、苦境に立たされている部門を救うように求められる。 流れるような自然な会話と、キャスト陣の見事なアンサンブル演技が称賛された。 とりわけ脚本が見事。数十年にわたって広く知られているストーリーから緊張感を引き出すプロットが高評価。ユーモアも上質。 脚本家コンヴェリーは、本作が事実上のデビュー作となった。 監督:ベン・アフレック 主演:マット・デイモン 助演:バイオラ・デービスほか 公開日:2023年4月7日 言語:英語 > 主演男優賞(マット・デイモン) 脚色賞 【評価】 ロッテン・トマト:92%(最新→) IMDB:7.5(最新→) メタクリティック:73%(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼><マット・デイモンとヴィオラ・デービスの会話シーン▼> |
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12位 | 「メイ・ディセンバー」 | |
![]() 心理ドラマ。映画の役作りのために調査を行う女優の物語。 この女優は、かつて13歳の少年との性的関係による逮捕された女性を、演じることになった。 ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアという2人のハリウッド女優による絶妙な共演が見どころ。 監督:トッド・ヘインズ(「キャロル」「エデンより彼方に」「ダーク・ウォーターズ」など) 主演:ナタリー・ポートマン 助演:ジュリアン・ムーア 公開日:2023年12月1日ネトフリ配信 英題:May December 言語:英語 製作国:アメリカ 配給:ネットフリックス(Netflix) 【ノミネート有力部門】 主演女優賞(ナタリー・ポートマン) 助演女優賞(ジュリアン・ムーア) 【評価】 ロッテン・トマト:89%(最新→) IMDB:7.1(最新→) メタクリティック:81%(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼> |
順位 | 有力作品 |
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1位 | 「パーフェクト・デイズ」 |
![]() 監督:ビム・ベンダース(ドイツの巨匠。「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」など) 主演:役所広司 他の出演者:柄本時生(えもと・ときお)ほか 公開日:2023年12月22日 言語:日本語 製作国:日本、ドイツ 配給:ビターズ・エンド 米国配給:ネオン 長さ:2時間4分 【ノミネート有力部門】 国際映画賞 主演男優賞(役所広司) 【他の賞の受賞実績】 カンヌ国際映画祭 男優賞(役所広司) 【評価】 ロッテン・トマト:100%(最新→) IMDB:7.8(最新→) メタクリティック:74%(最新→) レターボックス:4.0(最新→) 動画集を開く▼<役所広司のカンヌ受賞スピーチ▼> |
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2位 | 「ゾーン・オブ・インタレスト」 |
![]() ホロコーストの残虐行為についての映画。実験的。 ジョナサン・グレイザー監督にとって「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」以来10年ぶりの作品。 カンヌ国際映画祭のコンペティション(賞争い)部門に出品され、激賞された。 監督:ジョナサン・グレイザー(英国人、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」) 主演:サンドラ・フラー(ドイツの女優、1978年生まれ) 公開日:未定 英題:The Zone of Interest 言語:ドイツ語 製作国:英国、ポーランド 配給:A24 【ノミネート有力部門】 作品賞 監督賞 脚色賞 国際映画賞 撮影賞 【他の賞の受賞実績】 カンヌ国際映画祭 2位の賞(グランプリ) 【評価】 ロッテン・トマト:100%(最新→) IMDB:7.8(最新→) メタクリティック:98%(最新→) レターボックス:4.0(最新→) 動画集を開く▼<カンヌ上映後の客席の反応▼> |
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3位 | 「フォールン・リーブス」 |
![]() フィンランドの名匠による風刺的でユーモアのあるドラマ。2人の孤独な人間の偶然の出会いと運命についての物語。 監督:アキ・カウリスマキ(「過去のない男」などで有名) 主演:アルマ・ポウスティ(「TOVE/トーベ」など) 公開日:未定 英題:Fallen Leaves 言語:フィンランド語 製作国:フィンランド 【他の賞の受賞実績】 カンヌ国際映画祭 審査委員賞(3位の賞) 【評価】 ロッテン・トマト:100%(最新→) IMDB:7.4(最新→) メタクリティック:79%(最新→) レターボックス:3.7(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼> |
順位 | 有力作品 |
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1位 | 「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」 |
![]() 2019年のオスカーで長編アニメ賞に輝いた「スパイダーマン:スパイダーバース」の続編。 前作では、アニメ表現の新境地を拓いた。 コミックがそのまま動き出したかのような映像。 テイストの異なる画風を一つの作品に落とし込む斬新なスタイル。 画期的な表現だった。 今回は、その映像表現がさらに大きく進化した。 1000人のアニメーターが参加。 人間らしい絵の質感が活かすため、CGへの依存を減らし、人間のマンパワーで絵を描くことを重視した。 費やされた労力や時間は膨大。 その結果として、空前のクオリティを持ったアート映像作品に仕上がった。 映像の良さにとどまらず、エンタメとしての面白さも抜群。 批評家と一般観客の双方から極めて高い評価を得た。 マルチバース(多次元世界)が舞台。 主人公の少年マイルスが、マルチバースの世界に足を踏み入れる。 そこで、過去の漫画や映画で登場した多数のスパイダーマンと遭遇する。 次回作(3作目)「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は、 2024年に公開される。一体的に制作された。 ロード&ミラープロデューサーは、前作に続き、ハリウッドの黄金コンビとして知られるフィル・ロード&クリス・ミラーが務めた。 監督作として「LEGO ムービー」「21ジャンプストリート」、他のプロデューサー作品として「ミッチェル家とマシンの反乱」などが有名。監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン 公開日:2023年6月16日 配給:ソニー 長さ:2時間20分 【ノミネート有力部門】 作品賞 長編アニメ賞★強力 【評価】 ロッテン・トマト:95%(最新→) IMDB:9.0(最新→) メタクリティック:87%(最新→) レターボックス:4.6(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼><挿入歌「コーリング」▼> |
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2位 | 「君たちはどう生きるか」 |
![]() ジブリの宮崎駿監督の10年ぶりの新作。 2013年の「風立ちぬ」を最後に引退すると表明していたが、2016年にこれを撤回し、製作に臨んだ。 宮崎氏が企画を発案し、プロデューサーで盟友の鈴木敏夫氏に絵コンテを持ち込み、プロジェクトが始動したという。 作画開始から完成まで異例の7年という長期間を費やし、マイペースで丹念に作り上げた。 絵のクオリティの高さは健在。人物などの滑らかな動きや美しい背景美術など、視覚的な味わいは深い。 戦時下の日本を舞台に、少年の葛藤、異世界への冒険、成長が描かれる。 (ジブリ作品一覧→) 2023年9月のトロント国際映画祭において、 観客賞の投票で3位に入った。 公開時点で宮崎氏は82歳。 引退したはずのアニメ界の巨匠の復帰は、 海外でも大歓迎された。 アカデミー賞では、2003年に宮崎監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ賞を獲得。 さらに2015年には名誉賞を授与された。 なお、本作の日本語版では、 数百人以上の児童に対する性的虐待が発覚し、 世界中から非難を浴びている「ジャニーズ事務所」に所属する芸能人(木村拓哉)が声優を務めている。ただ、吹替版では日本の声優の声は使われないため、オスカーでもあまり問題視されない可能性が高い。 【監督】宮崎駿 【脚本・原作】宮崎駿 公開日:2023年7月 英題:The Boy and the Heron 製作国:日本 長さ:2時間4分 【ノミネート有力部門】 長編アニメ賞 【評価】 ロッテン・トマト:100%(最新→) IMDB:7.7(最新→) メタクリティック:89%(最新→) レターボックス:4.0(最新→) 動画集を開く▼<予告編▼><主題歌:米津玄師「地球儀」▼> |
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3位 | 「マイ・エレメント」 |
コロナ禍以降、ピクサーの映画は劇場公開されず、配信のみだったが、本作は映画館で上映。
アメリカでは公開当初は興行成績が悪かったが、
口コミで高評価が伝わり、ロングランとなった。
日本でもヒットした。
評論家のレビューは、ロッテン・トマトで「支持率74%」。 ピクサーにしてはイマイチだった。 しかし、観客の評判はおおむね良かった。 配給:ディズニー 長さ:1時間41分 【評価】 ロッテン・トマト:74%(最新→) IMDB:7.0(最新→) 【ウィキ】 → 動画集を開く▼<予告編▼><エンドソング:Superfly「やさしい気持ちで」▼> <劇中歌「Steal The Show」▼> |
部門 | 有力候補 |
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主演男優賞 |
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主演女優賞 |
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助演男優賞 |
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助演女優賞 |
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作品名 |
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「ナポレオン」
リドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックス主演 公開日:2023年12月(日本)、2023年11月22日(米国) 配給:ソニー・ピクチャーズ 【ウィキ】 → |
「カラーパープル」
ミュージカル。1985年の同名映画のリメイク。 公開日:2023年12月25日(米国) 配給:ワーナー・ブラザース |