アカデミー賞

受賞

受賞 作品賞
監督賞
ケヴィン・コスナー
脚色賞
マイケル・ブレイク
編集賞
ニール・トラヴィス
作曲賞
ジョン・バリー
録音賞
ジェフリー・パーキンス、ビル・W・ベントン、グレゴリー・ワトキンス、ラッセル・ウィリアムズ二世
撮影賞
ディーン・セムラー

ノミネート

ノミネート 主演男優賞
ケヴィン・コスナー
助演男優賞
グラハム・グリーン
助演女優賞
メアリー・マクドネル
美術賞
ジェフリー・ビークロフト (美術)、リサ・ディーン (装置)
衣装デザイン賞
エルザ・ザンパレッリ

映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」とは

白人とインディアンの触れ合いを描いた

白人青年とネイティブ・アメリカンの触れ合いを描いた異色の西部劇。3時間を超える大作である。

南北戦争で勇気を示した北軍中尉(コスナー)が主人公。南北戦争に嫌気が差し、当時の最西部に勤務を希望、たった一人で砦(とりで)に暮らす。 そのうち、スー族インディアン(ネイティブ・アメリカン)と交流が始まる。中尉はインディアンに限りない友情と尊敬を覚える。これまでの西部劇ではインディアンを悪役としてしか見ていなかったものが多いが、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」はそういう見方を一変させた映画史に残る作品。

コスナーが私財を投じる

当時ナンバー1の超売れっ子俳優だったケビン・コスナーが初監督。主演も務めた。 私財を投じてプロデュースまで自分で行った。作品、監督、脚色、撮影、編集、作曲、録音の7部門を獲得した。授賞式でコスナーは「私、家族、スー族はじめインディアンの兄弟たちは、今日のことを忘れない」と喜びを語った。

衛星放送で半日後にテレビに

授賞式はロサンゼルスで3月25日夜(現地時間)に開催された。 「映画誕生100年」をテーマに、華やかに行われた。 授賞式の模様は、日本衛星放送(JSB)が半日遅れで放映した。 これは当時としては画期的な早さでの放送だった。
米国ABCが生中継した映像を、JSBはほぼそのまま流した。衛星経由で映像が届くのと並行して翻訳作業をし、司会者の声の吹き替え(野沢那智)の一部は生放送だったという。地上波では例年通りフジテレビが4月6日深夜に放映した。

日系人スティーブン・オカザキ監督「待ちわびる日々」がドキュメンタリー賞

3作連続の受賞なるかが注目され、7部門の候補になっていた「ゴッドファーザーPART3」は、無冠に終わった。特筆されるのがドキュメンタリー賞「待ちわびる日々」のスティーブン・オカザキ監督。日系人男性と結婚した白人女性を通じて第二次大戦中の日系人の強制収容問題に迫った。日系アメリカ人監督のオスカー受賞は初めて。(竹江覺)

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