1950年代のアカデミー賞の主要部門の受賞者とノミネートの一覧です。(アワード・ウォッチ編集部)
年 | 受賞作 | |
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1959年 | 「恋の手ほどき」 | 詳細↓ |
1958年 | 「戦場にかける橋」 | 詳細↓ |
1957年 | 「八十日間世界一周」 | 詳細↓ |
1956年 | 「マーティ」 | 詳細↓ |
1955年 | 「波止場」 | 詳細↓ |
1954年 | 「地上より永遠に」 | 詳細↓ |
1953年 | 「地上最大のショウ」 | 詳細↓ |
1952年 | 「巴里のアメリカ人」 | 詳細↓ |
1951年 | 「イヴの総て」 | 詳細↓ |
1950年 | 「オール・ザ・キングスメン」 | 詳細↓ |
1955年に名作「波止場」が作品賞や監督賞など8部門を受賞。1954年には、オードリー・ヘップバーンの代表作「ローマの休日」が作品賞にノミネートにされ、主演女優賞を獲得しました。一方、ミュージカル映画の最高傑作とされる「雨に唄えば」や、ヒッチコックの名作ホラー「めまい」は作品賞にノミネートすらされませんでした。日本人では、1958年にミヨシ・ウメキ(ナンシー梅木)が、ハリウッド映画「サヨナラ」で助演女優賞を受賞。アジア系の俳優として史上初めてオスカーを手にしました。
(1959年 | 1958年↓)
1959年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「恋の手ほどき」
![]() 【配信:アマゾン 監督:ヴィンセント・ミネリ 生粋のパリジェンヌと金持ちの伊達男の恋を描いたミュージカル。10部門のオスカーを獲得した。この年は『手錠のままの脱獄』や『熱いトタン屋根の猫』など力作がそろい、乱戦模様だった。MGMミュージカル黄金期を築いた名製作者アーサー・フリード最後のミュージカル作品。 予告編→ 動画配信(Amazon字幕版)→ 説明ページ→ |
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監督賞 | ヴィンセント・ミネリ (恋の手ほどき) |
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主演男優賞 | デヴィッド・ニーヴン (旅路) |
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主演女優賞 | スーザン・ヘイワード (私は死にたくない) |
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助演男優賞 | バール・アイヴス (大いなる西部) |
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助演女優賞 | ウェンディ・ヒラー (旅路) |
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脚本賞 | 手錠のまゝの脱獄 (ネドリック・ヤング、ハロルド・ジェイコブ・スミス) |
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脚色賞 | 恋の手ほどき (アラン・ジェー・ラーナー) |
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外国語映画賞 | ぼくの伯父さん (フランス) |
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1958年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「戦場にかける橋」
![]() 【配信:アマゾン 監督:デヴィッド・リーン 『西部戦線異状なし』以来27年ぶりに戦争映画が作品賞を受賞。第二次大戦下、ビルマの捕虜収容所で英軍捕虜と日本軍が協力してジャングルのなかでの架橋に成功するが、戦火で爆破される。日本人俳優・早川雪洲が助演男優賞にノミネートされた。 予告編→ 動画配信(Amazon字幕版)→ 説明ページ→ |
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監督賞 | デヴィッド・リーン (戦場にかける橋) |
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主演男優賞 | アレック・ギネス (戦場にかける橋) |
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主演女優賞 | ジョアン・ウッドワード (イブの三つの顔) |
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助演男優賞 | レッド・バトンズ (サヨナラ) |
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助演女優賞 | ミヨシ・ウメキ(ナンシー梅木) (サヨナラ) |
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脚本賞 | バラの肌着 (ジョージ・ウェルズ) |
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脚色賞 | 戦場にかける橋 (マイケル・ウィルソン、カール・フォアマン、ピエール・ブール) |
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外国語映画賞 | カビリアの夜 (イタリア) |
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1957年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「八十日間世界一周」
![]() 【配信:アマゾン 監督:マイケル・アンダーソン 飛行機もない時代に「80日間で世界一周できる」と2万ポンドを賭けた英国紳士とお供の大冒険。40人を越える当時の大スターたちの競演に加え、ホセ・グレコのフラメンコ・ダンスや闘牛士ルイス・ドミンゲンの至芸も見られるファンサービスぶりが大喝采を浴びた。 予告編→ 動画配信(Amazon字幕版)→ 説明ページ→ |
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監督賞 | ジョージ・スティーヴンス (ジャイアンツ) |
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主演男優賞 | ユル・ブリンナー (王様と私) |
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主演女優賞 | イングリッド・バーグマン (追想) |
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助演男優賞 | アンソニー・クイン (炎の人ゴッホ) |
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助演女優賞 | ドロシー・マローン (風と共に散る) |
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脚本賞 | 赤い風船 (アルベール・ラモリス) |
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脚色賞 | 八十日間世界一周 (ジェームズ・ポー、ジョン・ファロー、S・J・ペレルマン) |
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外国語映画賞 | 道 (イタリア) |
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1956年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「マーティ」
![]() 【配信:アマゾン】 監督:デルバート・マン 予告編→ Amazon(DVD)→ 説明ページ→ |
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監督賞 | デルバート・マン (マーティ) |
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主演男優賞 | アーネスト・ボーグナイン (マーティ) |
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主演女優賞 | アンナ・マニャーニ (バラの刺青) |
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助演男優賞 | ジャック・レモン (ミスタア・ロバーツ) |
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助演女優賞 | ジョー・ヴァン・フリート (エデンの東) |
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脚本賞 | わが愛は終りなし (ウィリアム・ルドウィグ、ソニア・レヴィン) |
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脚色賞 | マーティ (パディ・チャイエフスキー) |
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1955年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「波止場」
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監督賞 | エリア・カザン (波止場) |
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主演男優賞 | マーロン・ブランド (波止場) |
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主演女優賞 | グレース・ケリー (喝采) |
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助演男優賞 | エドモンド・オブライエン (裸足の伯爵夫人) |
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助演女優賞 | エヴァ・マリー・セイント (波止場) |
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脚本賞 | 波止場 (バッド・シュールバーグ) |
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脚色賞 | 喝采 (ジョージ・シートン) |
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1954年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「地上より永遠に」
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監督賞 | フレッド・ジンネマン (地上より永遠に) |
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主演男優賞 | ウィリアム・ホールデン (第十七捕虜収容所) |
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主演女優賞 | オードリー・ヘプバーン (ローマの休日) |
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助演男優賞 | フランク・シナトラ (地上より永遠に) |
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助演女優賞 | ドナ・リード (地上より永遠に) |
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脚本賞 | タイタニックの最期 (チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライシュ、リチャード・ブリーン) |
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脚色賞 | 地上より永遠に (ダニエル・タラダッシュ) |
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1953年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「地上最大のショウ」
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監督賞 | ジョン・フォード (静かなる男) |
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主演男優賞 | ゲイリー・クーパー (真昼の決闘) |
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主演女優賞 | シャーリー・ブース(愛しのシバよ帰れ) (奇跡の人) |
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助演男優賞 | アンソニー・クイン (革命児サパタ) |
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助演女優賞 | グロリア・グレアム (悪人と美女) |
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脚本賞 | ラベンダー・ヒル・モブ) (T・E・B・クラーク) |
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脚色賞 | 悪人と美女 (チャールズ・シュニー) |
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■ 最多受賞:
巴里のアメリカ人(6部門)
陽のあたる場所(6部門)
■ 最多ノミネート:
欲望という名の電車(12部門)
1952年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「巴里のアメリカ人」
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監督賞 | ジョージ・スティーヴンス (陽のあたる場所) |
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主演男優賞 | ハンフリー・ボガート (アフリカの女王) |
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主演女優賞 | ヴィヴィアン・リー (欲望という名の電車) |
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助演男優賞 | カール・マルデン (欲望という名の電車) |
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助演女優賞 | キム・ハンター (欲望という名の電車) |
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脚本賞 | 巴里のアメリカ人 (アラン・ジェイ・ラーナー) |
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脚色賞 | 陽のあたる場所 (マイケル・ウィルソン、ハリー・ブラウン) |
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1951年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「イヴの総て」
![]() 【配信:アマゾン 監督:ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ 14部門にノミネートされ、作品、監督、助演男優賞など6部門で受賞した。主演女優賞では、本作から大本命のベティ・デイビスと、イヴ役のアン・バクスターの2人がノミネートされた。支持票が割れたためか、「ボーン・イエスタデイ」のジュディ・ホリデイにさらわれるどんでん返しが起きた。 予告編→ 動画配信(Amazon字幕版)→ 動画配信(Amazon吹替版)→ 説明ページ→ |
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監督賞 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ (イヴの総て) |
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主演男優賞 | ホセ・フェラー (シラノ・ド・ベルジュラック) |
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主演女優賞 | ジュディ・ホリデイ (ボーン・イエスタデイ) |
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助演男優賞 | ジョージ・サンダース (イヴの総て) |
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助演女優賞 | ジョセフィン・ハル (ハーヴェイ) |
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脚本賞 | サンセット大通り (チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー、D・M・マーシュマン・Jr) |
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脚色賞 | イヴの総て (ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ) |
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1950年 | ||
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部門 | 受賞 | ノミネート |
作品賞 | 「オール・ザ・キングスメン」
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監督賞 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ (三人の妻への手紙) |
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主演男優賞 | ブロデリック・クロフォード (オール・ザ・キングスメン) |
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主演女優賞 | オリヴィア・デ・ハヴィランド (女相続人) |
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助演男優賞 | ディーン・ジャガー (頭上の敵機) |
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助演女優賞 | マーセデス・マッケンブリッジ (オール・ザ・キングスメン) |
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脚本賞 | 三人の妻への手紙 (ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ) |
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脚色賞 | 戦場 (ロバート・ピロッシュ) |
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