【1960年代】受賞&ノミネート一覧

1969年(第41回)

  • ■ 作品賞:
    「オリバー!」
  • ■ 最多受賞:
    「オリバー!」(11部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「オリバー!」(11個)

1969年 | 1968年↓

1969年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「オリバー!」

オリバー!

【配信:アマゾン

監督:キャロル・リード

原作はディケンズの古典『オリバー・ツイスト』。対抗馬に強力な作品がなかったせいか、イギリス製のミュージカルである本作が結果的には作品賞に輝いた。『第三の男』や『落ちた偶像』でノミネートされながら受賞を逃したキャロル・リード監督に対する功労賞的な意味合いも込められたのはと推測されている。

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  • ファニー・ガール
  • 冬のライオン
  • レーチェル レーチェル
  • ロミオとジュリエット
監督賞 キャロル・リード
(オリバー!)
  • ジッロ・ポンテコルヴォ(アルジェの戦い)
  • スタンリー・キューブリック(2001年宇宙の旅)
  • アンソニー・ハーヴェイ(冬のライオン)
  • フランコ・ゼフィレッリ(ロミオとジュリエット)
主演男優賞 クリフ・ロバートソン
(まごころを君に)
  • アラン・アーキン(愛すれど心さびしく)
  • ロン・ムーディ(オリバー!)
  • アラン・ベイツ(フィクサー)
  • ピーター・オトゥール(冬のライオン)
主演女優賞 【ダブル受賞】
キャサリン・ヘプバーン(冬のライオン)
バーブラ・ストライサンド(ファニー・ガール)
  • ヴァネッサ・レッドグレイヴ(裸足のイサドラ)
  • ジョアン・ウッドワード(レーチェル レーチェル)
  • パトリシア・ニール  The Subject Was Roses)
助演男優賞 ジャック・アルバートソン
(The Subject Was Roses)
  • ジャック・ワイルド(オリバー!)
  • ダニエル・マッセイ(スター!)
  • シーモア・カッセル(フェイシズ)
  • ジーン・ワイルダー(プロデューサーズ)
助演女優賞 ルース・ゴードン
(ローズマリーの赤ちゃん)
  • ソンドラ・ロック(愛すれど心さびしく)
  • ケイ・メドフォード(ファニー・ガール)
  • リン・カーリン(フェイシズ)
  • エステル・パーソンズ(レーチェル レーチェル)
脚本賞 プロデューサーズ
(メル・ブルックス)
  • アルジェの戦い(フランコ・ソリナス、ジッロ・ポンテコルヴォ)
  • 2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク)
  • フェイシズ(ジョン・カサヴェテス)
  • Hot Millions(ピーター・ユスティノフ、アイラ・ワラック)
脚色賞 冬のライオン
(ジェームズ・ゴールドマン)
  • おかしな二人(ニール・サイモン)
  • オリバー!(ヴァーノン・ハリス)
  • レーチェルレーチェル(スチュワート・スターン)
  • ローズマリーの赤ちゃん(ロマン・ポランスキー)
外国語映画賞 戦争と平和
(ソビエト連邦)
  • 火事だよ!カワイ子ちゃん(チェコスロバキア)
  • 結婚大追跡(イタリア)
  • 夜霧の恋人たち(フランス)
  • A Pál-utcai fiúk(ハンガリー)

1968年(第40回)

  • ■ 作品賞:
    「夜の大捜査線」
  • ■ 最多受賞:
    「夜の大捜査線」(5部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「俺たちに明日はない」(10個)
    「招かれざる客」(10個)

1969年↑ | 1968年 | 1967年↓

1968年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「夜の大捜査線」

夜の大捜査線

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監督:ノーマン・ジュイソン

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南部の田舎町で起きた殺人事件を軸に、人種差別問題と犯罪映画の要素をたくみにミックスさせた秀作。黒人への偏見をむきだしにした警察署長役のロッド・スタイガーが主演男優賞を受賞したが、実質主演のシドニー・ポワチエは、ノミネートもされなかった。本作と『招かれざる客』『いつも心に太陽を』の3作に出演したので票が割れたためらしい。
  • 俺たちに明日はない
  • 卒業
  • ドリトル先生不思議な旅
  • 招かれざる客
監督賞 マイク・ニコルズ
(卒業)
  • アーサー・ペン(俺たちに明日はない)
  • スタンリー・クレイマー(招かれざる客)
  • ノーマン・ジュイソン(夜の大捜査線)
  • リチャード・ブルックス(冷血)
主演男優賞 ロッド・スタイガー
(夜の大捜査線)
  • ウォーレン・ビーティ(俺たちに明日はない)
  • ダスティン・ホフマン(卒業)
  • ポール・ニューマン(暴力脱獄)
  • スペンサー・トレイシー(招かれざる客)
主演女優賞 キャサリン・ヘプバーン
(招かれざる客)
  • イーディス・エヴァンス(哀愁の旅路)
  • フェイ・ダナウェイ(俺たちに明日はない)
  • オードリー・ヘプバーン(暗くなるまで待って)
  • アン・バンクロフト(卒業)
助演男優賞 ジョージ・ケネディ
(暴力脱獄)
  • ジーン・ハックマン(俺たちに明日はない)
  • マイケル・J・ポラート(俺たちに明日はない)
  • ジョン・カサヴェテス(特攻大作戦)
  • セシル・ケラウェイ(招かれざる客)
助演女優賞 エステル・パーソンズ
(俺たちに明日はない)
  • キャサリン・ロス(卒業)
  • ミルドレッド・ナトウィック(裸足で散歩)
  • ビア・リチャーズ(招かれざる客)
  • キャロル・チャニング(モダン・ミリー)
脚本賞 招かれざる客
(ウィリアム・ローズ)
  • いつも2人で(フレデリック・ラファエル)
  • 俺たちに明日はない(ロバート・ベントン、デヴィッド・ニューマン)
  • 戦争は終った(ホルヘ・センプラン)
  • DivorceAmericanStyle(ロバート・カウフマン)
脚色賞 夜の大捜査線
(スターリング・シリファント)
  • 卒業(バック・ヘンリー、カルダー・ウィリンガム)
  • 暴力脱獄(フランク・ピアソン、ドン・ピアース)
  • ユリシーズ(フレッド・ヘインズ、ジョセフ・ストリック)
  • 冷血(リチャード・ブルックス)
外国語映画賞 厳重に監視された列車
(チェコスロバキア)
  • 恋は魔術師(スペイン)
  • ジプシーの唄をきいた(ユーゴスラビア)
  • 智恵子抄(日本)
  • パリのめぐり逢い(フランス)

1967年(第39回)

  • ■ 作品賞:
    「わが命つきるとも」
  • ■ 最多受賞:
    「わが命つきるとも」(6部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」(13個)

1968年↑ | 1967年 | 1966年↓

1967年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「わが命つきるとも」

わが命つきるとも

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監督:フレッド・ジンネマン

16世紀、絶対権力者の国王ヘンリー8世に抗して、信念を貫いた思想家トーマス・モアの半生記。モア役で主演男優賞を受賞したポール・スコフィールドは、根っからの舞台人であり、映画界では無名に近い存在だった。

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  • アメリカ上陸作戦
  • アルフィー
  • バージニア・ウルフなんかこわくない
  • 砲艦サンパブロ
監督賞 フレッド・ジンネマン
(わが命つきるとも)
  • クロード・ルルーシュ(男と女)
  • マイク・ニコルズ(バージニア・ウルフなんかこわくない)
  • リチャード・ブルックス(プロフェッショナル)
  • ミケランジェロ・アントニオーニ(欲望)
主演男優賞 ポール・スコフィールド
(わが命つきるとも)
  • アラン・アーキン(アメリカ上陸作戦)
  • マイケル・ケイン(アルフィー)
  • リチャード・バートン(バージニア・ウルフなんかこわくない)
  • スティーヴ・マックィーン(砲艦サンパブロ)
主演女優賞 エリザベス・テイラー
(バージニア・ウルフなんかこわくない)
  • イダ・カミンスカ(大通りの店)
  • アヌーク・エーメ(男と女)
  • リン・レッドグレイヴ(ジョージー・ガール)
  • ヴァネッサ・レッドグレイヴ(モーガン)
助演男優賞 ウォルター・マッソー
(恋人よ帰れ!わが胸に)
  • ジェームズ・メイソン(ジョージー・ガール)
  • ジョージ・シーガル(バージニア・ウルフなんかこわくない)
  • マコ岩松(砲艦サンパブロ)
  • ロバート・ショウ(わが命つきるとも)
助演女優賞 サンディ・デニス
(バージニア・ウルフなんかこわくない)
  • ヴィヴィエン・マーチャント(アルフィー)
  • ジェラルディン・ペイジ(大人になれば…)
  • ジョスリン・ラガード(ハワイ)
  • ウェンディ・ヒラー(わが命つきるとも)
脚本賞 男と女
(クロード・ルルーシュ、ピエール・ユイッテルヘーベン)
  • カーツーム(ロバート・アードリー)
  • 恋人よ帰れ!わが胸に(I・A・L・ダイアモンド、ビリー・ワイルダー)
  • 裸のジャングル(クイント・ジョンストン、ドン・ピータース)
  • 欲望(ミケランジェロ・アントニオーニ、トニーノ・グエッラ、エドワード・ボンド)
脚色賞 わが命つきるとも
(ロバート・ボルト)
  • アメリカ上陸作戦(ウィリアム・ローズ)
  • アルフィー(ビル・ノートン)
  • バージニア・ウルフなんかこわくない(アーネスト・レーマン)
  • プロフェッショナル(リチャード・ブルックス)
外国語映画賞 男と女
(フランス)
  • アルジェの戦い(イタリア)
  • 太陽の王子ファラオ(ポーランド)
  • ブロンドの恋(チェコスロバキア)
  • Tri(ユーゴスラビア)

1966年(第38回)

  • ■ 作品賞:
    「サウンド・オブ・ミュージック」
  • ■ 最多受賞:
    「ドクトル・ジバゴ」(5部門)
    「サウンド・オブ・ミュージック」(5部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「ドクトル・ジバゴ」(10個)
    「サウンド・オブ・ミュージック」(10個)

1967年↑ | 1966年 | 1965年↓

1966年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「サウンド・オブ・ミュージック」

サウンド・オブ・ミュージック

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監督:ロバート・ワイズ

ミュージカル映画の最高傑作の一つ。子供たちに歌を教える修道女見習を描いた。

ナチス・ドイツの魔手を逃れ、トラップー家の7人の子供たちを連れてスイスに脱出した家庭教師マリアの物語。1956年にもドイツで「菩提樹』として映画化されたが、本作はロジャース&ハ一マスタインの名コンビによるミュージカル化の映画版。アルプスでの壮大なロケーションといい、名曲「ドレミの歌」といい、家族向け映画の最高峰。

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  • 裏街・太陽の天使
  • 愚か者の船
  • ダーリング
  • ドクトル・ジバゴ
監督賞 ロバート・ワイズ
(サウンド・オブ・ミュージック)
  • ウィリアム・ワイラー(コレクター)
  • 勅使河原宏(砂の女)
  • ジョン・シュレシンジャー(ダーリング)
  • デヴィッド・リーン(ドクトル・ジバゴ)
主演男優賞 リー・マーヴィン
(キャット・バルー)
  • ローレンス・オリヴィエ(オセロ)
  • オスカー・ウェルナー(愚か者の船)
  • リチャード・バートン(寒い国から帰ったスパイ)
  • ロッド・スタイガー(質屋)
主演女優賞 ジュリー・クリスティ
(ダーリング)
  • エリザベス・ハートマン(いつか見た青い空)
  • シモーヌ・シニョレ(愚か者の船)
  • サマンサ・エッガー(コレクター)
  • ジュリー・アンドリュース(サウンド・オブ・ミュージック)
助演男優賞 マーティン・バルサム
(裏街・太陽の天使)
  • フランク・フィンレー(オセロ)
  • マイケル・ダン(愚か者の船)
  • トム・コートネイ(ドクトル・ジバゴ)
  • イアン・バネン(飛べ!フェニックス)
助演女優賞 シェリー・ウィンタース
(いつか見た青い空)
  • マギー・スミス(オセロ)
  • ジョイス・レッドマンオセロ)
  • ペギー・ウッド(サウンド・オブ・ミュージック)
  • ルース・ゴードン(サンセット物語)
脚本賞 ダーリング
(フレデリック・ラファエル)
  • ゴールデン・ハンター(マリオ・モニチェリ、トニーノ・グエッラ、ジョルジオ・サルヴィオーニ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、アジェノーレ・インクロッチ)
  • シェルブールの雨傘(ジャック・ドゥミ)
  • 素晴らしきヒコーキ野郎(ケン・アナキン、ジャック・デイヴィス)
  • 大列車作戦(フランクリン・コーエン、フランク・デイヴィス)
脚色賞 ドクトル・ジバゴ
(ロバート・ボルト)
  • 裏街・太陽の天使(ハーブ・ガードナー)
  • 愚か者の船(アビー・マン)
  • キャット・バルー(フランク・ピアソン、ウォルター・ニューマン)
  • コレクター(ジョン・コーン、スタンリー・マン)
外国語映画賞 大通りの店
(チェコスロバキア)
  • ああ結婚(イタリア)
  • 怪談(日本)
  • 歓び(スウェーデン)
  • To Homa vaftike kokkino(ギリシャ)

1965年(第37回)

  • ■ 作品賞:
    「マイ・フェア・レディ」
  • ■ 最多受賞:
    「マイ・フェア・レディ」(8部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「メリー・ポピンズ」(13個)

1966年↑ | 1965年 | 1964年↓

1965年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「マイ・フェア・レディ」

マイ・フェア・レディ

【配信:アマゾン

監督:ジョージ・キューカー

ロンドンの貧しい花売り娘が、言語学者と出会い、涙ぐましい特訓を経て、社交界の花形に変身するミュージカル大作。ヒロインのオードリー・ヘプバーンは、歌が吹き替えだったためノミネートされず、ブロードウェイの舞台版『マイ・フェア・レディ』で主役を演じたジュリー・アンドリュースが『メリー・ポピンズ』で主演女優賞に輝いた。

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  • その男ゾルバ
  • 博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
  • ベケット
  • メリー・ポピンズ
監督賞 ジョージ・キューカー
(マイ・フェア・レディ)
  • マイケル・カコヤニス(その男ゾルバ)
  • スタンリー・キューブリック(博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか)
  • ピーター・グレンヴィル(ベケット)
  • ロバート・スティーヴンソン(メリー・ポピンズ)
主演男優賞 レックス・ハリソン
(マイ・フェア・レディ)
  • アンソニー・クイン(その男ゾルバ)
  • ピーター・セラーズ(博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか)
  • ピーター・オトゥール(ベケット)
  • リチャード・バートンベケット)
主演女優賞 ジュリー・アンドリュース
(メリー・ポピンズ)
  • ソフィア・ローレン(ああ結婚)
  • キム・スタンレー(雨の午後の降霊祭)
  • アン・バンクロフト(女が愛情に渇くとき)
  • デビー・レイノルズ(不沈のモリー・ブラウン)
助演男優賞 ピーター・ユスティノフ
(トプカピ)
  • エドモンド・オブライエン(五月の七日間)
  • リー・トレイシー(最後の勝利者)
  • ジョン・ギールグッド(ベケット)
  • スタンリー・ホロウェイ(マイ・フェア・レディ)
助演女優賞 リラ・ケドロヴァ
(その男ゾルバ)
  • グレイソン・ホール(イグアナの夜)
  • イーディス・エヴァンス(ドーヴァーの青い花)
  • アグネス・ムーアヘッド(ふるえて眠れ)
  • グラディス・クーパー(マイ・フェア・レディ)
脚本賞 がちょうのおやじ
(S・H・バーネット、フランク・ターロフ、ピーター・ストーン)
  • 明日に生きる(フェリオ・スカルペリ、アジェノーレ・インクロッチ)
  • ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(アラン・オーウェン)
  • リオの男(ジャン=ポール・ラプノー、ダニエル・ブーランジェ、フィリップ・ド・ブロカ、マリアンヌ・ムヌーシュキン)
  • わかれ道(オーヴィル・H・ハンプトン、ラファエル・ヘイズ)
脚色賞 ベケット
(エドワード・アンハルト)
  • その男ゾルバ(マイケル・カコヤニス)
  • 博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(スタンリー・キューブリック、テリー・サザーン、ピーター・ジョージ)
  • マイ・フェア・レディ(アラン・ジェイ・ラーナー)
  • メリー・ポピンズ(ビル・ウォルシュ、ドン・ダグラディ)
外国語映画賞 昨日・今日・明日
(イタリア)
  • シェルブールの雨傘(フランス)
  • 砂の女(日本)
  • Kvarteret Korpen(スウェーデン)
  • Sallah Shabati(イスラエル)

1964年(第36回)

  • ■ 作品賞:
    「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
  • ■ 最多受賞:
    「クレオパトラ」(4部門)
    「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(4部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(10個)

1965年↑ | 1964年 | 1963年↓

1964年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「トム・ジョーンズの華麗な冒険」

トム・ジョーンズの華麗な冒険

【配信:ユーネクスト

監督:トニー・リチャードソン

自由奔放で義侠心に富む快男児トム・ジョーンズの恋の遍歴を描いた。トニー・リチャードソン監督は、1960年代イギリス映画界の"怒れる若者たち"という立場だったが、本作に一気に世界へと羽ばたいた。歯切れのいいカッティングが心地好い。

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  • アメリカアメリカ
  • クレオパトラ
  • 西部開拓史
  • 野のユリ
監督賞 トニー・リチャードソン
(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • エリア・カザン(アメリカアメリカ)
  • オットー・プレミンジャー(枢機卿)
  • マーティン・リット(ハッド)
  • フェデリコ・フェリーニ(8 1/2)
主演男優賞 シドニー・ポワチエ
(野のユリ)
  • レックス・ハリソン(クレオパトラ)
  • リチャード・ハリス(孤独の報酬)
  • アルバート・フィニー(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • ポール・ニューマン(ハッド)
主演女優賞 パトリシア・ニール
(ハッド)
  • シャーリー・マクレーン(あなただけ今晩は)
  • レイチェル・ロバーツ(孤独の報酬)
  • ナタリー・ウッド(マンハッタン物語)
  • レスリー・キャロン(The L-ShapedRoom)
助演男優賞 メルヴィン・ダグラス
(ハッド)
  • ジョン・ヒューストン(枢機卿)
  • ヒュー・グリフィス(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • ボビー・ダーリン(ニューマンという男)
  • ニック・アダムス(Twilight of Honor)
助演女優賞 マーガレット・ラザフォード
(予期せぬ出来事)
  • イーディス・エヴァンス(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • ダイアン・シレント(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • ジョイス・レッドマン(トム・ジョーンズの華麗な冒険)
  • リリア・スカラ(野のユリ)
脚本賞 西部開拓史
(ジェームズ・R・ウェッブ)
  • アメリカアメリカ(エリア・カザン)
  • 祖国は誰のものぞ(ヴァスコ・プラトリーニ、カルロ・ベナリ、マッシモ・フランチオーザ、ナンニ・ロイ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ)
  • 8 1/2(フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ、ブルネッロ・ロンディ)
  • マンハッタン物語(アーノルド・シュルマン)
脚色賞 トム・ジョーンズの華麗な冒険
(ジョン・オズボーン)
  • シベールの日曜日(セルジュ・ブールギニヨン、アントワーヌ・チュダル)
  • ニューマンという男(ヘンリー・エフロン、フィービー・エフロン、リチャード・L・ブリーン)
  • ハッド(アーヴィング・ラヴェッチ、ハリエット・フランク・Jr)
  • 野のユリ(ジェームズ・ポー)
外国語映画賞 8 1/2
(イタリア)
  • 古都(日本)
  • バルセロナ物語(スペイン)
  • 水の中のナイフ(ポーランド)
  • 夜霧のしのび逢い(ギリシャ)

1963年(第35回)

  • ■ 作品賞:
    「アラビアのロレンス」
  • ■ 最多受賞:
    「アラビアのロレンス」(7部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「アラビアのロレンス」(10個)

1964年↑ | 1963年 | 1962年↓

1963年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「アラビアのロレンス」

アラビアのロレンス

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監督:デヴィッド・リーン

70ミリ映画が到達した究極の芸術作品。

第一次大戦下のアラビアを舞台に、理想主義者の英国将校ロレンスがアラブ民族統一のために奔走し、夢破れるまでを描いた戦争スペクタクル。 砂漠を捉えた神秘的な映像美と演出が絶賛された。 デヴィッド・リーンに2度目の監督賞が与えられ、撮影賞、美術監督・装置賞など7部門で受賞した。

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  • アラバマ物語
  • 史上最大の作戦
  • 戦艦バウンティ
  • The Music Man
監督賞 デヴィッド・リーン
(アラビアのロレンス)
  • ロバート・マリガン(アラバマ物語)
  • ピエトロ・ジェルミ(イタリア式離婚狂想曲)
  • アーサー・ペン(奇跡の人)
  • フランク・ペリー(リサの瞳のなかに)
主演男優賞 グレゴリー・ペック
(アラバマ物語)
  • ピーター・オトゥール(アラビアのロレンス)
  • マルチェロ・マストロヤンニ(イタリア式離婚狂想曲)
  • ジャック・レモン(酒とバラの日々)
  • バート・ランカスター(終身犯)
主演女優賞 アン・バンクロフト
(奇跡の人)
  • ジェラルディン・ペイジ(渇いた太陽)
  • リー・レミック(酒とバラの日々)
  • ベティ・デイヴィス(何がジェーンに起ったか?)
  • キャサリン・ヘプバーン(Long Day's Journey Into Night)
助演男優賞 エド・ベグリー
(渇いた太陽)
  • オマー・シャリフ(アラビアのロレンス)
  • テリー・サバラス(終身犯)
  • テレンス・スタンプ(奴隷戦艦)
  • ヴィクター・ブオノ(何がジェーンに起ったか?)
助演女優賞 パティ・デューク
(奇跡の人)
  • メアリー・バダム(アラバマ物語)
  • アンジェラ・ランズベリー(影なき狙撃者)
  • シャーリー・ナイト(渇いた太陽)
  • セルマ・リッター(終身犯)
脚本賞 イタリア式離婚狂想曲
(ピエトロ・ジェルミ、エンニオ・デ・コンチーニ、アルフレード・ジャンネッティ)
  • 鏡の中にある如く(イングマール・ベルイマン)
  • 去年マリエンバートで(アラン・ロブ=グリエ)
  • フロイド/隠された欲望(チャールズ・カウフマン、ウォルフガング・ラインハルト)
  • ミンクの手ざわり(ネイト・モナスター、スタンリー・シャピロ)
脚色賞 アラバマ物語
(ホートン・フート)
  • アラビアのロレンス(ロバート・ボルト)
  • 奇跡の人(ウィリアム・ギブソン)
  • リサの瞳の中に(エレノア・ペリー)
  • ロリータ(ウラジミール・ナボコフ)
外国語映画賞 シベールの日曜日
(フランス)
  • エレクトラ(ギリシャ)
  • サンタ・バルバラの誓い(ブラジル)
  • 祖国は誰れのものぞ(イタリア)
  • Tlayucan(メキシコ)

1962年(第34回)

  • ■ 作品賞:
    「ウエスト・サイド物語」
  • ■ 最多受賞:
    「ウエスト・サイド物語」(10部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「ニュールンベルグ裁判」(11個)
    「ウエスト・サイド物語」(11個)

1963年↑ | 1962年 | 1961年↓

1962年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「ウエスト・サイド物語」

ウエスト・サイド物語

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監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス

ミュージカル映画の最高傑作の一つ。

『ロミオとジュリエット』をニューヨークに置き換え、大胆にアレンジした。 下町の若者群像を活写。ハリウッドに新しい息吹を吹き込んだ。

大都会で人種的対立をする若者たちというテーマは、今なお古びることのない今日的なテーマ。 2021年に名匠スピルバーグ監督によって再び映画化された。

日本の若者たちにも絶大な影響を与えた。この映画を見て、ミュージカルの道を目指した人も多い。 「トゥナイト」や「アメリカ」などの歌は日本でも大ヒットした。最初の日本公開時は、銀座の映画館で1年以上の記録的なロングランとなった。

1960年代はミュージカル映画の黄金期だった。1970年代に入ると映画は特撮やCGの時代へ突入した。進化したリアリズムに、ファンタジーを描くミュージカルが合わなくなり、制作数も激減した。 しかし、1990年代から2000年代にかけて「エビータ」「シカゴ」「ムーランルージュ」などが大ヒットし、復調した。

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  • ナバロンの要塞
  • ニュールンベルグ裁判
  • ハスラー
  • ファニー
監督賞 ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
(ウエスト・サイド物語)
  • フェデリコ・フェリーニ(甘い生活)
  • J・リー・トンプソン(ナバロンの要塞)
  • スタンリー・クレイマー(ニュールンベルグ裁判)
  • ロバート・ロッセン(ハスラー)
主演男優賞 マクシミリアン・シェル
(ニュールンベルグ裁判)
  • スチュアート・ホイットマン(愛の絆)
  • スペンサー・トレイシー(ニュールンベルグ裁判)
  • ポール・ニューマン(ハスラー)
  • シャルル・ボワイエ(ファニー)
主演女優賞 ソフィア・ローレン
(ふたりの女)
  • ナタリー・ウッド(草原の輝き)
  • オードリー・ヘプバーン(ティファニーで朝食を)
  • ジェラルディン・ペイジ(肉体のすきま風)
  • パイパー・ローリー(ハスラー)
助演男優賞 ジョージ・チャキリス
(ウエスト・サイド物語)
  • モンゴメリー・クリフト(ニュールンベルグ裁判)
  • ジャッキー・グリーソン(ハスラー)
  • ジョージ・C・スコット(ハスラー)
  • ピーター・フォーク(ポケット一杯の幸福)
助演女優賞 リタ・モレノ
(ウエスト・サイド物語)
  • フェイ・ベインター(噂の二人)
  • ウナ・マーケル(肉体のすきま風)
  • ジュディ・ガーランド(ニュールンベルグ裁判)
  • ロッテ・レーニャ(ローマの哀愁)
脚本賞 草原の輝き
(ウィリアム・インジ)
  • 甘い生活(フェデリコ・フェリーニ、ブルネッロ・ロンディ、エンニオ・フライアーノ、トゥリオ・ピネッリ)
  • 恋人よ帰れ(スタンリー・シャピロ、ポール・ヘニング)
  • 誓いの休暇(グリゴーリ・チュフライ、ワレンチン・エジョフ)
  • ロベレ将軍(インドロ・モンタネッリ、ディエゴ・ファッブリ、セルジオ・アミディ)
脚色賞 ニュールンベルグ裁判
(アビー・マン)
  • ウエスト・サイド物語(アーネスト・レーマン)
  • ティファニーで朝食を(ジョージ・アクセルロッド)
  • ナバロンの要塞(カール・フォアマン)
  • ハスラー(シドニー・キャロル、ロバート・ロッセン)
外国語映画賞 鏡の中にある如く
(スウェーデン)
  • 永遠の人(日本)
  • 価値ある男(メキシコ)
  • Harry og kammertjeneren(デンマーク)
  • Plácido(スペイン)

1961年(第33回)

  • ■ 作品賞:
    「アパートの鍵貸します」
  • ■ 最多受賞:
    「アパートの鍵貸します」(5部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「アパートの鍵貸します」(10個)

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1961年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「アパートの鍵貸します」

アパートの鍵貸します

【配信:アマゾン

監督:ビリー・ワイルダー

小心なサラリーマンが自分のアパートを上司の情事の場所に提供するうち、エレベーターガールと結ばれるコメディ。ビリー・ワイルダー監督は、プロデューサーとして作品賞、監督賞、共同執筆していたので脚本賞と、計3つのオスカーを獲得した。

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  • アラモ
  • エルマー・ガントリー/魅せられた男
  • サンダウナーズ
  • 息子と恋人
監督賞 ビリー・ワイルダー
(アパートの鍵貸します)
  • アルフレッド・ヒッチコック(サイコ)
  • フレッド・ジンネマン(サンダウナーズ)
  • ジュールス・ダッシン(日曜はダメよ)
  • ジャック・カーディフ(息子と恋人)
主演男優賞 バート・ランカスター
(エルマー・ガントリー/魅せられた男)
  • ジャック・レモン(アパートの鍵貸します)
  • スペンサー・トレイシー(風の遺産)
  • トレヴァー・ハワード(息子と恋人)
  • ローレンス・オリヴィエ(寄席芸人)
主演女優賞 エリザベス・テイラー
(バタフィールド8)
  • シャーリー・マクレーン(アパートの鍵貸します)
  • デボラ・カー(サンダウナーズ)
  • メリナ・メルクーリ(日曜はダメよ)
  • グリア・ガーソン(ルーズベルト物語)
助演男優賞 ピーター・ユスティノフ
(スパルタカス)
  • ジャック・クラスチェン(アパートの鍵貸します)
  • チル・ウィルス(アラモ)
  • サル・ミネオ(栄光への脱出)
  • ピーター・フォーク(殺人会社)
助演女優賞 シャーリー・ジョーンズ
(エルマー・ガントリー/魅せられた男)
  • シャーリー・ナイト(階段の上の暗闇)
  • ジャネット・リー(サイコ)
  • グリニス・ジョンズ(サンダウナーズ)
  • メアリー・ユーア(息子と恋人)
脚本賞 アパートの鍵貸します
(ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド)
  • 日曜はダメよ(ジュールス・ダッシン)
  • 二十四時間の情事(マルグリット・デュラス)
  • よろめき珍道中(ノーマン・パナマ、メルヴィン・フランク)
  • The Angry Silence(ブライアン・フォーブス、マイケル・クレイグ、リチャード・グレグソン)
脚色賞 エルマー・ガントリー/魅せられた男
(リチャード・ブルックス)
  • 風の遺産(ハロルド・ジェイコブ・スミス、ネイサン・E・ダグラス)
  • サンダウナーズ(イソベル・レナート)
  • 息子と恋人(T・E・B・クラーク、ギャヴィン・ランバート)
  • Tunes of Glory(ジェームズ・ケナウェイ)
外国語映画賞 処女の泉
(スウェーデン)
  • 真実(フランス)
  • ゼロ地帯(イタリア)
  • 第9女収容所(ユーゴスラビア)
  • Macario(メキシコ)

1960年(第32回)

  • ■ 作品賞:
    「ベン・ハー」
  • ■ 最多受賞:
    「ベン・ハー」(11部門)
  • ■ 最多ノミネート:
    「ベン・ハー」(12個)

1961年↑ | 1960年 | 1959年→

1960年
部門 受賞 ノミネート
作品賞 「ベン・ハー」

ベン・ハー

【配信:アマゾン

監督:ウィリアム・ワイラー

古代ローマの歴史絵巻を映像化した一大スペクタクル。クライマックスの戦車競走シーンは圧巻。オスカー12部門にノミネートされて11部門受賞という記録を樹立した。

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  • 或る殺人
  • アンネの日記
  • 尼僧物語
  • 年上の女
監督賞 ウィリアム・ワイラー
(ベン・ハー)
  • ジョージ・スティーヴンス(アンネの日記)
  • フレッド・ジンネマン(尼僧物語)
  • ジャック・クレイトン(年上の女)
  • ビリー・ワイルダー(お熱いのがお好き)
主演男優賞 チャールトン・ヘストン
(ベン・ハー)
  • ジェームズ・スチュワート(或る殺人)
  • ローレンス・ハーヴェイ(年上の女)
  • ジャック・レモン(お熱いのがお好き)
  • ポール・ムニ(The Last Angry Man)
主演女優賞 シモーヌ・シニョレ
(年上の女)
  • オードリー・ヘプバーン(尼僧物語)
  • キャサリン・ヘプバーン(去年の夏 突然に)
  • エリザベス・テイラー(去年の夏 突然に)
  • ドリス・デイ(夜を楽しく)
助演男優賞 ヒュー・グリフィス
(ベン・ハー)
  • アーサー・オコンネル(或る殺人)
  • ジョージ・C・スコット(或る殺人)
  • ロバート・ヴォーン(都会のジャングル)
  • エド・ウィン(アンネの日記)
助演女優賞 シェリー・ウィンタース
(アンネの日記)
  • ハーマイアニ・バドリー(年上の女)
  • スーザン・コーナー(悲しみは空の彼方に)
  • ファニタ・ムーア(悲しみは空の彼方に)
  • セルマ・リッター(夜を楽しく)
脚本賞 夜を楽しく
(ラッセル・ラウズ、クラレンス・グリーン、スタンリー・シャピロ、モーリス・リッチリン)
  • 大人は判ってくれない(フランソワ・トリュフォー、マルセル・ムーシー)
  • 北北西に進路を取れ(アーネスト・レーマン)
  • ペティコート作戦(ジョセフ・ストーン、ポール・キング、スタンリー・シャピロ、モーリス・リッチリン)
  • 野いちご(イングマール・ベルイマン)
脚色賞 年上の女
(ニール・パタースン)
  • 或る殺人(ウェンデル・メイズ)
  • ベン・ハー(カール・タンバーグ)
  • 尼僧物語(ロバート・アンダーソン)
  • お熱いのがお好き(I・A・L・ダイアモンド、ビリー・ワイルダー)
外国語映画賞 黒いオルフェ
(フランス)
  • 戦争・はだかの兵隊(イタリア)
  • 橋(西ドイツ)
  • Paw(デンマーク)
  • Dorp aan de rivier(オランダ)

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